コスメゲン静注用の効能・用量・副作用など

コスメゲン静注用の特徴

1940年にアメリカで放線菌の一種から発見された,抗がん作用をもつ抗生物質です。ダクチノマイシンとも呼ばれています。DNAに結合してRNAの合成を抑制し,がん細胞の増殖を阻止します。小児がんの治療では重要な薬となっています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 抗生物質 > アクチノマイシンD > アクチノマイシンD
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アクラシノン注射用   アドリアシン注用   イダマイシン静注用   ジェネリック薬: エピルビシン塩酸塩注射液   エピルビシン塩酸塩注射用  

コスメゲン静注用 メーカー別薬価など

会社 ノーベルファーマ
保険薬価 注射用剤0.5mg 1瓶 2,226.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


コスメゲン静注用の効能・効果

①ウイルムス腫瘍,絨毛上皮腫,破壊性胞状奇胎/②次の疾患における他の抗がん薬との併用療法→小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍,横紋筋(おうもんきん)肉腫,腎芽腫その他の腎原発悪性腫瘍)

コスメゲン静注用の使用上の注意と副作用

警告

①本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な知識と経験を持つ医師に,本剤の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。
②本剤を含む小児悪性固形腫瘍に対するがん化学療法は,小児のがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで受けなければなりません。

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤に対するアレルギーの前歴/水痘/帯状疱疹
(2)慎重に使用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/骨髄機能抑制/感染症の合併
(3)感染症,出血傾向……使用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(4)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が使用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(5)頻回に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(6)二次発がん……本剤と他の抗がん薬や放射線療法を併用した人に,二次性のがん(白血病を含む)が現れることがあります。
(7)その他……
・妊婦での安全性:原則として使用しない。
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①呼吸困難,アナフィラキシー様反応。②骨髄機能抑制(再生不良性貧血,無顆粒球症,汎血球減少症など)。③肝静脈閉塞症。④播種性血管内凝固症候群(DIC)。⑤中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅斑。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……食欲不振,悪心・嘔吐,口唇炎,口内炎,下痢,腹痛,腹部膨満感,嚥下(えんげ)困難,潰瘍性口内炎,腸炎,食道炎/脱毛,発疹,色素沈着,発赤,皮膚炎,にきび/黄疸/出血,貧血/倦怠感,神経過敏,頭痛,頭重,手足のしびれ,けいれん,めまい,不安感,嗜眠(しみん)/鼻出血,不快感,筋肉痛,発熱,血痰,血便,出血,胸部圧迫感,眼瞼浮腫,咽頭炎
(2)検査などでわかる副作用……白血球減少,血小板減少,網状赤血球減少/AST・ALT上昇/BUN上昇/胸水,腹水

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まる薬剤・療法……他の抗がん薬/放射線照射