サビーン点滴静注用の効能・用量・副作用など

サビーン点滴静注用の特徴

がんの治療を受けている人は,化学療法などで血管が脆弱化(もろくなる)したり,循環障害などによって,静脈内に投与される抗悪性腫瘍薬が血管外に漏出しやすい状態になっています。血管外に漏出すると周囲の組織に障害をおこし,発赤,腫脹,疼痛,水疱形成,壊死,潰瘍化などのさまざまな症状を引きおこします。なかでも,アントラサイクリン系アントラサイクリン系抗生物質の抗悪性腫瘍薬は漏出した薬剤が少量であっても重度の組織障害や組織壊死をおこします。本剤は,血管外漏出によって引きおこされる組織障害を抑制する,日本では初めて承認された薬剤です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 がんに使われるその他の薬剤 > デクスラゾキサン > デクスラゾキサン
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アイソボリン点滴静注用   アレディア点滴静注用   アロキシ点滴静注バッグ   アロキシ静注   ジェネリック薬: アザセトロン塩酸塩静注液  

サビーン点滴静注用 メーカー別薬価など

会社 キッセイ薬品工業
保険薬価 注射用剤500mg 1瓶 45,593.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


サビーン点滴静注用の効能・効果

アントラサイクリン系抗悪性腫瘍薬の血管外漏出

サビーン点滴静注用の使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に使用すべき場合……腎機能障害/肝機能障害/高齢者
(3)生ワクチンの接種禁止……本剤の投与により免疫機能が低下している患者に生ワクチンまたは弱毒生ワクチンを接種すると,ワクチン由来の感染を増強または持続させるおそれがあります。本剤の投与中は,これらのワクチンを接種しないようにします。
(4)避妊……妊娠する可能性がある女性,およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は,本剤投与中および少なくとも本剤投与終了後3カ月を経過するまでは確実に避妊してください。動物試験で胎児毒性,催奇形性が報告されています。
(5)その他……
・授乳婦での安全性……使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性……未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①骨髄抑制(白血球減少,好中球減少,血小板減少,ヘモグロビン減少)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……悪心,嘔吐,下痢,口内炎,口内乾燥,口渇,食欲減退,腹痛,胃炎/浮動性めまい,頭痛,感覚消失,傾眠,失神,ふるえ,うつ病,不眠症/脱毛,点状出血,かゆみ/呼吸困難,せき,肺炎/深部静脈血栓症,ほてり,心房細動/注射部位反応(注射部位の疼痛,紅斑,腫脹,肥厚,硬結,注射部位静脈炎,血管穿刺(せんし)部位血栓,血栓性静脈炎など)/発熱,感染(創傷感染,丹毒,ヘルペスウイルス感染,好中球減少性感染など),創部痛,疲労,関節痛,浮腫,顔面浮腫,衰弱,腹水,脱水,骨盤痛,腟出血,貧血,かすみ目,体重減少
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT・総ビリルビン・AL-P上昇/クレアチニン上昇/高血圧/カルシウム上昇・低下,ナトリウム低下,カリウム上昇・低下

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……フェニトインフェニトイン(けいれんの悪化を誘発するおそれがあります)

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