サンドスタチンLAR筋注用キットの効能・用量・副作用など

サンドスタチンLAR筋注用キットの特徴

消化管ホルモン産生腫瘍,先端巨大症・下垂体性巨人症は,いずれも長期の薬物治療を必要とする病気です。最初に開発された本剤の皮下注射用は毎日2~3回投与しなければならないため,患者さんへの負担が大きかったのですが,それを改善したのが筋肉注射用で4週間(28日)に1回ですみます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 抗ホルモン剤 > オクトレオチド酢酸塩 > オクトレオチド酢酸塩
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 ゴナックス皮下注用   サンドスタチン皮下注用   サンドスタチンLAR筋注用   ジェネリック薬: オクトレオチド皮下注   オクトレオチド酢酸塩皮下注  

サンドスタチンLAR筋注用キット メーカー別薬価など

会社 ノバルティスファーマ
保険薬価 注射用剤10mg 1キット(溶解液付) 124,462.00円
注射用剤20mg 1キット(溶解液付) 221,913.00円
注射用剤30mg 1キット(溶解液付) 312,396.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


サンドスタチンLAR筋注用キットの効能・効果

①次の疾患の諸症状の改善→消化管ホルモン産生腫瘍(VIP産生腫瘍,カルチノイド症候群の特徴を示すカルチノイド腫瘍,ガストリン産生腫瘍)/②次の疾患の成長ホルモン,ソマトメジン-C分泌過剰状態および諸症状の改善→先端巨大症・下垂体性巨人症(外科的処置や他剤による治療で効果が不十分または施行が困難な場合)
[サンドスタチンLAR筋注用のみの適応症]消化管神経内分泌腫瘍
[サンドスタチン皮下注用のみの適応症]進行・再発がんの緩和医療における消化管閉塞に伴う消化器症状の改善

サンドスタチンLAR筋注用キットの使用上の注意と副作用

基本的注意

*オクトレオチド酢酸塩(サンドスタチン皮下注用)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)定期検査……長期使用により胆石の形成または胆石症の悪化(急性胆のう炎,膵炎)が報告されているので,定期的に超音波・X線による胆のう・胆管の検査を受けることが必要です。
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①アナフィラキシー(血圧低下・呼吸困難・気管支けいれんなど)。②(使用直後に)重い徐脈。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……吐きけ,嘔吐,胃部不快感,下痢,膵炎,鼓腸放屁,便秘,腹痛,食欲不振,白色便,腹部膨満/発赤,かゆみ/胆のう炎,胆石(長期使用)/脱毛/頭痛,疲労・倦怠感/注射部の疼痛・刺激感・刺痛・腫脹・灼熱感・発赤・硬結/甲状腺機能低下症/耐糖能異常,脱水
(2)検査などでわかる副作用……ビリルビン・AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH上昇/低血糖,高血糖/甲状腺刺激ホルモン・総サイロキシン・遊離T₄減少

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で血中濃度が低下することがある薬剤……シクロスポリンシクロスポリン
(2)本剤との併用で血糖降下作用が増強または減弱することがある薬剤……インスリン製剤糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)
(3)本剤との併用で血中濃度が上昇することがある薬剤……ブロモクリプチン乳汁分泌異常症治療薬