サンラビン点滴静注用の効能・用量・副作用など

サンラビン点滴静注用の特徴

1974年に日本で発見・開発された抗がん薬です。シタラビンのプロドラッグ(前駆物質)で,白血病細胞に取り込まれてから徐々にシタラビンに変わり,長時間にわたってがん細胞の増殖を抑えます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 代謝拮抗薬 > エノシタビン > エノシタビン
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アラノンジー静注用   アリムタ注射用   エボルトラ点滴静注   ジェネリック薬: イカルス静注   イリノテカン塩酸塩点滴静注液  

サンラビン点滴静注用 メーカー別薬価など

会社 旭化成ファーマ
保険薬価 注射用剤150mg 1瓶 2,978.00円
注射用剤200mg 1瓶 3,692.00円
注射用剤250mg 1瓶 4,898.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


サンラビン点滴静注用の効能・効果

急性白血病(慢性白血病の急性転化例を含む)

サンラビン点滴静注用の使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……骨髄機能抑制/感染症の合併/気管支ぜんそく・発疹・じん麻疹などのアレルギーをおこしやすい体質(本人または両親・兄弟姉妹)/薬物過敏症の前歴/肝機能障害
(3)高脂血症……本剤の添加物のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む製剤で,高脂血症の報告があります。
(4)感染症,出血傾向……使用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(5)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が使用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(6)頻回に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(7)二次発がん……本剤と他の抗がん薬の併用により,急性白血病(前白血病相を伴う場合もある),骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があります。
(8)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック。②重いアレルギー症状(胸部圧迫感,発疹,皮膚の潮紅など)。③血液障害(汎血球減少,白血球減少,貧血など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……食欲不振,悪心・嘔吐,腹痛,下痢,腹痛,腹部膨満感,口内炎/倦怠感,頭痛,めまい,しびれ感,腰痛/頻尿/脱毛,紅斑,かゆみ/発熱,むくみ,心悸亢進
(2)検査などでわかる副作用……クレアチニン・BUN上昇,タンパク尿/AST・ALT・AL-P・ビリルビン上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まる薬剤……他の抗がん薬