ザイボックスの効能・用量・副作用など

ザイボックスの特徴

近年,腸球菌の中でバンコマイシンバンコマイシンに耐性を示す菌(VRE)が出現し,院内感染を引きおこすことがあります。リネゾリドは,このようなVREに対して,良好な抗菌力を示すといわれています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 抗菌製剤 > リネゾリド > リネゾリド
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アベロックス   アンコチル   イトリゾール   ジェネリック薬: イトラコナゾール   イトラコナゾール内用液UD  

ザイボックス メーカー別薬価など

会社 ファイザー
保険薬価 錠剤600mg 1錠 11,103.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
ZYVOX 600mg
本体コード:
ZYVOX 600mg


ザイボックスの効能・効果

バンコマイシン耐性エンテロコッカス・フェシウムのうち本剤感受性菌による感染症(菌血症の併発を含む)/本剤に感受性のあるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による敗血症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,外傷・熱傷および手術創などの二次感染,肺炎

ザイボックスの用法・用量

1回600mgを1日2回(12時間ごと)。小児は処方医の指示通りに服用。

「ザイボックス」を含むQ&A

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ザイボックスの使用上の注意と副作用

警告

 本剤の服用に際しては,耐性菌の発現などを防ぐため,感染症の治療に十分な知識と経験を持つ医師のもとで治療を受けなければなりません。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……貧血・白血球減少・汎血球減少・血小板減少などの骨髄機能抑制のある人/骨髄機能抑制作用のある薬剤との併用が必要な人/感染症のため,長期にわたって他の抗菌薬を本剤の服用前に服用していた人あるいは本剤と併用して服用する人/14日を超えて本剤を服用する可能性のある人/高度の腎機能障害/体重40kg未満の人/授乳婦
(3)耐性菌発現の予防……本剤の服用期間は,本剤の耐性菌が発現しないように,感染部位,重症度,症状などを考慮して決められます。そして,適切な時期に,本剤の継続服用が必要か否かを判定し,治療上必要な最小限の期間の服用(28日以下)にとどめられます。
(4)定期検査……貧血,白血球減少,汎血球減少,血小板減少などの骨髄機能抑制や低ナトリウム血症がおこることがあるので,定期的に血液検査を受ける必要があります。
(5)代謝性アシドーシス……本剤を服用すると乳酸アシドーシスなどの代謝性アシドーシスが現れることがあります。吐きけ,嘔吐の症状が繰り返し現れた場合には,直ちに処方医へ連絡してください。
(6)服用終了後も注意……本剤は,服用中だけでなく,服用終了後2~3週間までに副作用が現れることがあります。繰り返す下痢,出血を伴う下痢,腹痛などが現れたら偽膜性大腸炎のおそれがあるので,ただちに処方医へ連絡してください。
(7)飲食物……服用中に,チラミンを多く含む飲食物(チーズ,ビール,赤ワインなど)をとると,血圧上昇や動悸がおこることがあります。服用中は,これらの飲食物を過量に(1食あたりチラミン100mg以上)摂取しないようにしてください。(チラミン含有量:チーズ→0~5.3mg/10g,ビール→1.1mg/100mL,赤ワイン→0~2.5mg/100mL)
(8)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①貧血,白血球減少,血小板減少,汎血球減少などの骨髄機能抑制。②視神経症。③ショック,アナフィラキシー。④間質性肺炎。⑤腎不全。⑥低ナトリウム血症(意識障害,吐きけ・嘔吐,食欲不振など)。⑦偽膜性大腸炎(腹痛,頻回の下痢)。⑧代謝性アシドーシス(乳酸アシドーシスなど)。⑨肝機能障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……繰り返す吐きけ・嘔吐
(2)おこることがある副作用……紫斑/脱水/痛風,体重増加/浮動性めまい,けいれん,意識消失,ふるえ,落ち着きのなさ,傾眠,失見当識,末梢神経障害,一過性脳虚血発作,回転性めまい,感覚鈍麻,錯感覚,不眠症,不安,多幸症,幻覚/霧視,眼の障害,視覚異常,瞳孔反射障害,耳鳴り,耳の障害,味覚消失,味覚倒錯/動悸,血栓性静脈炎,頻脈,低血圧,血管拡張,静脈炎/呼吸困難,肺炎,肺水腫,気胸,せき,喘鳴(ぜんめい),咽頭炎,気管炎,気管支炎,胸水,鼻出血/下痢,食欲不振,食道炎・胃腸炎,胃腸出血,腹痛,麻痺性イレウス,口渇,胃食道逆流,腹部膨満,口唇炎,口内炎,口腔内潰瘍,口腔内白斑症,舌障害,舌炎,舌変色,歯の変色,食欲亢進,膵炎,消化不良,便秘,メレナ/肝炎/発疹,水疱,皮膚炎,斑状丘疹状皮疹,剥脱(はくだつ)性皮膚炎,皮膚単純疱疹,湿疹,紅斑,じん麻疹,皮膚感染,真菌性皮膚炎,皮膚びらん,かゆみ,皮膚刺激/筋痛/排尿困難,頻尿,多尿,腟痛,腟感染,性器分泌物,不正子宮出血,陰茎感染/血管痛,むくみ,倦怠感,頭痛,背部痛,発熱,カンジダ症,下肢脱力,血管神経性浮腫,顔面浮腫,アレルギー反応,光線過敏性反応,無力症,疲労,悪寒,発汗,粘膜乾燥,膿瘍,真菌感染,注射部・血管カテーテル部の症状(むくみ,かゆみ,疼痛,静脈炎・血栓性静脈炎)
(3)検査などでわかる副作用……好酸球増加症,血小板血症,白血球増加症,好中球減少症/低ナトリウム血症,リパーゼ増加,アミラーゼ増加,低クロール血症,高血糖,高カリウム血症,低カリウム血症,高尿酸血症/代謝性アシドーシス,CK増加,乳酸アシドーシス,低カルシウム血症/上室性期外収縮,高血圧,QT延長,低血圧/肝機能検査値異常,ビリルビン血症,AST・ALT・γ-GTP・AL-P・LDH増加/網状赤血球減少症,網状赤血球増加,β-HCG増加

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で血圧上昇や動悸がおこる薬剤……アドレナリン作動薬(ドパミン,アドレナリン,フェニルプロパノールアミン)
(2)本剤との併用で錯乱,せん妄,情緒不安,振戦,潮紅,発汗,超高熱などのセロトニン症候群がおこるおそれがある薬剤……セロトニン作動薬
(3)併用すると両剤が相加的に作用し血圧上昇などが現れるおそれがある薬剤……セレギリン塩酸塩セレギリン塩酸塩
(4)併用すると本剤の血中濃度が低下するおそれがある薬剤……リファンピシンリファンピシン

ザイボックス - PC

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