シベンゾリンコハク酸塩の効能・用量・副作用など

シベンゾリンコハク酸塩の特徴

フランスで開発された抗不整脈薬で頻脈性不整脈に効果を発揮します。日本以外ではフランス,ベルギー,ルクセンブルクで承認されていますが,日本より容量の大きい製剤(130mg)が用いられています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 不整脈の薬 > シベンゾリンコハク酸塩 > シベンゾリンコハク酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アスペノン   アセタノール   アドビオール   ジェネリック薬: アテノロール   アテノロールドライシロップ  

シベンゾリンコハク酸塩 メーカー別薬価など

会社 沢井製薬
保険薬価 錠剤50mg 1錠 19.10円
錠剤100mg 1錠 31.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
SW-CZ 100
SW-CZ 50
本体コード:
SW CZ 100
SW CZ 50
会社 田辺三菱製薬
田辺製薬販売
保険薬価 錠剤50mg 1錠 19.10円
錠剤100mg 1錠 31.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
TG 135 50
TG 136 100
本体コード:
TG 135
TG 136
会社 東和薬品
保険薬価 錠剤50mg 1錠 19.10円
錠剤100mg 1錠 31.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
Tw 011
Tw 012
本体コード:
Tw 011
Tw 012


シベンゾリンコハク酸塩の効能・効果

頻脈性不整脈で他の薬が使えないか,無効のとき

シベンゾリンコハク酸塩の用法・用量

1日300mgから開始,効果が不十分な場合は450mgまで増量,3回に分けて服用。

シベンゾリンコハク酸塩の使用上の注意と副作用

基本的注意

*シベンゾリンコハク酸塩(シベノール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……高度の房室ブロック・洞房ブロック/うっ血性心不全/透析中/緑内障/尿貯留傾向のある人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/バルデナフィル塩酸塩水和物,モキシフロキサシン塩酸塩,トレミフェンクエン酸塩,フィンゴリモド塩酸塩の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)のある人/著しい洞性徐脈/刺激伝導障害(房室ブロック,洞房ブロック,脚ブロックなど)/重い肝機能障害/腎機能障害/糖尿病の治療中/血清カリウム低下の人/高齢者
(3)定期検査……服用中は,定期的に心電図,脈拍,血圧,心胸比の検査,また血液,肝機能・腎機能,血糖などの検査を受ける必要があります。特に,基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)があって心不全をおこしやすい人,腎機能障害のある人,他の抗不整脈薬の併用者,高齢者は頻回に心電図の検査を受けることが必要です。
(4)心臓ペースメーカー使用中……本剤は,心臓ペーシングの閾値(いきち)を上昇させる場合があります。恒久的ペースメーカー使用中,あるいは一時的ペーシング中の人は適当な間隔でペーシング閾値を測定する必要があります。異常を感じたら,直ちに処方医へ連絡してください。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,めまい,ふらつき,低血糖などがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポアントを含む),心室細動,上室性不整脈。②心不全,心原性ショック。③低血糖(脱力・倦怠感,発汗,冷感,意識障害,錯乱など)。④循環不全による肝障害。⑤肝機能障害,黄疸。⑥顆粒球減少,白血球減少,貧血,血小板減少。⑦ショック,アナフィラキシー(胸苦しさ,冷や汗,呼吸困難,血圧低下,発疹,むくみなど)。⑧間質性肺炎(せき,息切れ,呼吸困難,発熱など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹紅斑,かゆみ)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……動悸,徐脈/尿閉,排尿困難など排尿障害/光視症,霧視など視調節障害
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……頭痛,頭重,めまい,ふらつき,眠け,ふるえ,立ちくらみ,幻覚/口渇,食欲不振,便秘,悪心,嘔吐,腹痛,腹部不快感,口内炎/脱力感,倦怠感,冷汗,胸部圧迫感,息切れ,関節痛,鼻乾燥,インポテンス
(4)検査などでわかる副作用……PQ・QTc延長,QRS幅延長,房室ブロック,脚ブロック,洞結節機能低下,血圧低下/AST・ALT・AL-P上昇/BUN・クレアチニン上昇

他の薬剤使用時の注意

バルデナフィル塩酸塩水和物シルデナフィルクエン酸塩ほか,モキシフロキサシン塩酸塩ニューキノロン剤,トレミフェンクエン酸塩タモキシフェンクエン酸塩ほか,フィンゴリモド塩酸塩フィンゴリモド塩酸塩→心室頻拍,QT延長をおこすおそれがあります。

(1)併用すると本剤の作用を強めることがある薬剤……ベーター・ブロッカー(プロプラノロールベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの))
(2)併用すると血糖降下作用が強まる可能性がある薬剤……糖尿病用薬