スルガムの効能・用量・副作用など

スルガムの特徴

体内で炎症・痛みの原因となるプロスタグランジンの生成に関与する酵素シクロオキシゲナーゼを阻害することで,解熱・鎮痛・抗炎症作用を示す薬です。
ロキソプロフェンナトリウム水和物はOTC薬(大衆薬)として第1類に分類され,解熱鎮痛薬として医療用薬品と同じ含量(1錠中ロキソプロフェンナトリウム水和物として60mg)の製品が市販されています。イブプロフェンは第2類医薬品として,鎮痛薬や総合感冒薬などに配合されています。また,イブプロフェンとブチルスコポラミン臭化物鎮けい薬(単剤としては,こちらも第2類医薬品として販売されている)との配合剤は,指定第2類医薬品です。

スルガム錠200mg

スルガム錠200mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 解熱鎮痛薬 > アリールプロピオン酸系NSAID > チアプロフェン酸
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アスピリン   アスピリン原末   アセトアミノフェン   アセトアミノフェン原末   ジェネリック薬: アセトアミノフェン   アセトアミノフェンDS  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

スルガム メーカー別薬価など

会社 サノフィ
保険薬価 錠剤100mg 1錠 9.30円
錠剤200mg 1錠 15.60円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
RU 009 K 100
RU 009 U 200
本体コード:
RU:009 K
RU:009 U


スルガムの効能・効果

[プラノプロフェン,ロキソプロフェンナトリウム水和物の適応症]関節リウマチ,変形性関節症,腰痛症,頸肩腕(けいけんわん)症候群,歯痛・歯根膜炎,痛風発作(プラノプロフェンのみ),肩関節周囲炎(ロキソプロフェンナトリウム水和物のみ)の消炎・鎮痛/手術後,外傷後ならびに抜歯後の鎮痛・消炎/急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱・鎮痛

スルガムの用法・用量

1回200mgを1日3回,頓用は1回200mg。急性上気道炎の場合は1回200mgを頓用,ただし原則1日2回まで,1日最大600mg。

スルガムの使用上の注意と副作用

基本的注意

*プラノプロフェン(ニフラン),ロキソプロフェンナトリウム水和物(ロキソニン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……消化性潰瘍/重い血液異常・肝機能障害・腎機能障害・心機能不全/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/アスピリンぜんそく,またはその前歴/妊娠末期
[プラノプロフェンのみ]重い高血圧症
(2)慎重に服用すべき場合……消化性潰瘍の前歴/血液異常またはその前歴/肝機能障害・腎機能障害またはその前歴/心機能異常/アレルギーの前歴/気管支ぜんそく/潰瘍性大腸炎,クローン病/高齢者
[プラノプロフェンのみ]出血傾向/高血圧症/SLE(全身性エリテマトーデス)
(3)女性……非ステロイド系解熱鎮痛薬を長期服用している女性に,一時的な不妊が認められたとの報告があります。
(4)過度の体温低下など……過度の体温低下,虚脱,四肢の冷却などがおこることがあります。特に高熱を伴う幼小児や高齢者,消耗性疾患の人は十分な注意が必要です。
(5)長期服用……慢性疾患(関節リウマチ,変形性関節症など)の人が長期服用する場合は定期的に尿や血液,肝機能などの検査を受ける必要があります。
(6)血液障害……服用中に発熱,咽頭痛が現れたときは,重症の血液障害を疑ってみる必要があります。
(7)高齢者……1日1回服用の場合は,体外への排泄に時間がかかるので,高齢者には好ましくないとの意見もあります。腎機能が低下している人も同様です。
(8)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。妊娠末期は服用しない。
・授乳婦での安全性:[プラノプロフェン]未確立。有益と判断されたときのみ服用。[ロキソプロフェンナトリウム水和物]原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック,アナフィラキシー様症状(じん麻疹,喉頭浮腫,呼吸困難など)。②皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。③急性腎不全,ネフローゼ症候群。④間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。⑤肝機能障害,黄疸。⑥ぜんそく発作,ぜんそく発作の誘発。
[プラノプロフェンのみ]⑦消化性潰瘍, 胃腸出血。⑧好酸球性肺炎。
[ロキソプロフェンナトリウム水和物のみ]⑨無顆粒球症,溶血性貧血,白血球減少,血小板減少。⑩間質性腎炎。⑪うっ血性心不全。⑫重い消化性潰瘍または小腸,大腸からの吐血,下血,血便などの消化管出血,それに伴うショック。⑬消化管穿孔(せんこう)。⑭小腸・大腸の潰瘍に伴う狭窄・閉塞。⑮劇症肝炎。⑯無菌性髄膜炎(発熱,頭痛,悪心・嘔吐,項部硬直,意識混濁など)。⑰横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。⑱(類似薬で)再生不良性貧血。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹,発熱),消化性潰瘍
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……食欲不振,悪心・嘔吐,胃痛,腹痛,胃・腹部不快感,下痢,便秘,口内炎,口渇,胸やけ/頭痛,ふらつき感,眠け,倦怠感,耳鳴り,不眠,めまい/貧血/むくみ/動悸,顔面熱感
(3)検査などでわかる副作用……顆粒球・血小板減少,血小板機能低下(出血時間の延長)/AST・ALT・AL-P・LDH・γ-GTP上昇/白血球減少,好酸球増多/BUN上昇/血尿,タンパク尿

他の薬剤使用時の注意

①[イブプロフェン]ジドブジンエイズ治療薬(1)→血友病の人では出血傾向が増強したとの報告があります。②[フルルビプロフェン]エノキサシン水和物,ロメフロキサシン,ノルフロキサシン,プルリフロキサシンニューキノロン剤→併用するとけいれんが現れることがあります。

(1)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……チアジド系利尿降圧薬チアジド系薬剤,降圧薬(ベーター・ブロッカーベーター・ブロッカー(適応症が高血圧症のみのもの),ACE阻害薬ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬),ARBARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)),フロセミドループ利尿薬(プラノプロフェンのみ)
(2)本剤との併用で作用が強まる薬剤……スルフォニルウレア系糖尿病用薬糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系),抗凝血薬・抗血小板薬,炭酸リチウム製剤躁病に用いる薬,メトトレキサートメトトレキサートメトトレキサート(ロキソプロフェンナトリウム水和物のみ)
(3)本剤との併用に注意が必要な薬剤……ニューキノロン系抗菌薬ニューキノロン剤と併用すると,けいれんをおこしやすくなります(ケトプロフェン,フルルビプロフェンでは併用禁忌です)。ACE阻害薬ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬),ARBARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)と併用すると腎機能障害がおこることがあります。
[プラノプロフェン]イグラチモドその他のディーマード(DMARD)製剤と併用すると,胃腸障害の発現率が増加するおそれがあります。