スルピリンの効能・用量・副作用など

スルピリンの特徴

この薬剤の薬理作用は,アセトアミノフェンアセトアミノフェンと同様に,体温調節中枢に作用して発汗を促進することにあります。
本剤は,ピリンアレルギーによるショックの多発で,処方頻度は少なくなっています。しかし,スルピリン製剤・ピリン系薬剤を含む製剤も一部残っていますので,ピリンアレルギーの人は処方医に必ずそのことを伝えてください。
また,イソプロピルアンチピリンはOTC(大衆薬)にも配合されていますので,薬局などで風邪薬を購入したときもピリンアレルギーがあることを薬剤師に伝えて,確認してください。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 解熱鎮痛薬 > ピリン系薬剤 > スルピリン水和物
形状 末剤 
同じ分類の薬 アスピリン   アスピリン原末   アセトアミノフェン   アセトアミノフェン原末   ジェネリック薬: アセトアミノフェン   アセトアミノフェンDS  

スルピリン メーカー別薬価など

会社 健栄製薬
保険薬価 末剤 1g 7.20円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
会社 三恵薬品
保険薬価 末剤 1g 7.40円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
会社 東海製薬
保険薬価 末剤 1g 7.20円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


スルピリンの効能・効果

[スルピリン水和物の適応症]急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の解熱
[ミグレニンの適応症]頭痛
[SG配合顆粒の適応症]感冒の解熱,耳痛,咽喉痛,月経痛,頭痛,歯痛,症候性神経痛,外傷痛
[クリアミン配合錠A,Sの適応症]血管性頭痛,片頭痛,緊張性頭痛

スルピリンの用法・用量

1回0.3gを原則1日2回まで,1日最大0.9g。

「スルピリン」を含むQ&A

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スルピリンの使用上の注意と副作用

警告

[SG配合顆粒]
①本剤中のアセトアミノフェンにより重い肝機能障害が発現するおそれがあるので注意してください。
②本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量服用による重い肝機能障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用は避けてください。

基本的注意

*スルピリン水和物(スルピリン水和物)ほかの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分またはピラゾロン系化合物に対するアレルギーの前歴/先天性G-6PD欠乏症/消化性潰瘍/重い血液の異常・肝機能障害・腎機能障害・心機能不全/アスピリンぜんそく,またはその前歴
(2)慎重に服用すべき場合……本人または両親・兄弟に次の病気がみられる人→他の薬剤に対するアレルギー,じん麻疹,アレルギー性鼻炎,食物アレルギーなどの前歴/消化性潰瘍の前歴/血液異常またはその前歴/出血傾向/肝機能障害・腎機能障害またはその前歴/心機能異常/アレルギーの前歴/気管支ぜんそく/高齢者
(3)女性……非ステロイド系解熱鎮痛薬を長期服用している女性に,一時的な不妊が認められたとの報告があります。
(4)過度の体温低下など……過度の体温低下,虚脱,四肢の冷却などがおこることがあります。特に高熱を伴う幼小児や高齢者,消耗性疾患の人は十分な注意が必要です。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック(胸内苦悶,血圧低下,顔面蒼白,脈拍異常,呼吸困難など)。
[スルピリン水和物,SG配合顆粒,クリアミン配合錠]②皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。③黄疸。
[SG配合顆粒,クリアミン配合錠]④肝機能障害。
[スルピリン水和物,ミグレニン]⑤無顆粒球症。
[スルピリン水和物,SG配合顆粒]⑥急性腎不全。
[スルピリン水和物]⑦剥奪(はくだつ)性皮膚炎。⑧再生不良性貧血。
[SG配合顆粒]⑨血小板減少,溶血性貧血。⑩急性汎発性発疹性膿疱症。⑪ぜんそく発作。⑫間質性肺炎。⑬間質性腎炎。⑭劇症肝炎。
[クリアミン配合錠]⑮バッカク中毒(血管れん縮,動脈内膜炎,チアノーゼ,壊疽など)。⑯エルゴタミン誘発性の頭痛,頭痛を主訴とする禁断症状(長期連用)。⑰心筋虚血,心筋梗塞。⑱胸膜,後腹膜または心臓弁の線維症(長期連用)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹・紅斑,むくみ,小疱性角膜炎,結膜炎,かゆみなど)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……貧血/胃痛,食欲不振,悪心・嘔吐,下痢/頭痛,倦怠感
(3)検査などでわかる副作用……血小板減少,血小板機能低下(出血時間の延長)/AST・ALT・AL-P上昇

他の薬剤使用時の注意

[クリアミン配合錠]①HIVプロテアーゼ阻害薬エイズ治療薬(2),エファビレンツ(ストックリンエイズ治療薬(1)),デラビルジン(レスクリプター),マクロライド系抗生物質マクロライド,アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール,フルコナゾール,ボリコナゾール深在性真菌治療薬,ミコナゾールカンジダ治療薬,ホスフルコナゾール),コビシスタット含有製剤(スタリビルド配合錠エイズ治療薬(3)),テラプレビル(テラビックC型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬))→エルゴタミンの血中濃度が上昇し,血管れん縮などの重い副作用をおこすおそれがあります。②5-HT1B/1D受容体作動薬セロトニン1B/1D受容体作動型頭痛治療薬,バッカクアルカロイド(ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩エルゴタミン酒石酸塩,エルゴメトリン,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩メチルエルゴメトリンマレイン酸塩)→血圧上昇または血管れん縮が増強されるおそれがあります。

(1)本剤との併用で血中濃度が上昇し中毒になることがある薬剤……炭酸リチウム製剤躁病に用いる薬
(2)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……チアジド系利尿降圧薬チアジド系薬剤