ゼローダの効能・用量・副作用など

ゼローダの特徴

カペシタビンは日本で開発された製剤で,体内でフルオロウラシルに変換されて効果を発揮します。FDA(アメリカ食品医薬品局)が承認した最初の経口フッ化ピリミジン系の抗がん薬です。ドキシフルリジンも同様の薬剤です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 代謝拮抗薬 > カペシタビンほか > カペシタビン
形状 錠剤 
同じ分類の薬 ジェネリック薬: エスエーワン配合カプセルT   エスエーワン配合顆粒T   エスエーワン配合OD錠T   エスワンエヌピー配合カプセルT   エスワンケーケー配合錠T  

ゼローダ メーカー別薬価など

会社 中外製薬
保険薬価 錠剤300mg 1錠 360.20円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
NR 450
本体コード:
NR 450


ゼローダの効能・効果

[カペシタビンの適応症]手術不能または再発乳がん,結腸がんにおける術後補助化学療法/治癒切除手術不能な進行・再発の結腸がん・直腸がん・胃がん
[ドキシフルリジンの適応症]胃がん,結腸・直腸がん,乳がん,子宮頸がん,膀胱がん

ゼローダの使用上の注意と副作用

警告

①本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験をもつ医師に,本療法の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。
②本剤とテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤テガフール配合剤を併用すると,重い血液障害などがおこることがあるので併用してはいけません。
③本剤とワルファリンカリウムワルファリンカリウムを併用すると,血液凝固能検査値異常,出血がおこり,死亡に至った例もあるので,定期的に血液凝固能検査を受ける必要があります。

基本的注意

*カペシタビン(ゼローダ)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分またはフルオロウラシルに対するアレルギーの前歴/テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤の服用中または服用中止後7日以内/重い腎機能障害/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/肝機能障害/冠動脈疾患の前歴/骨髄機能抑制/消化管潰瘍または出血/高齢者
(3)感染症,出血傾向……服用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(4)定期的に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,定期的に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(5)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が服用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:未確立。服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①激しい下痢,脱水症状。②手足症候群(手のひら・足底に湿性落屑(らくせつ),皮膚潰瘍,水疱,疼痛,知覚不全,有痛性紅斑,腫脹など)。③心障害(心筋梗塞,狭心症,律動異常,心停止,心不全,突然死,心電図異常(心房性不整脈,心房細動,心室性期外収縮)など)。④肝機能検査値異常,黄疸を伴う肝機能障害,肝不全。⑤腎機能検査値異常を伴う腎機能障害。⑥骨髄機能抑制(汎血球減少,顆粒球減少など),感染症,敗血症。⑦口内炎(粘膜炎,粘膜潰瘍,口腔内潰瘍など)。⑧間質性肺炎(初期症状:せき,息切れ,呼吸困難,発熱など)。⑨重い腸炎(出血性腸炎,虚血性腸炎,壊死性腸炎など)。⑩重篤な精神神経系障害(白質脳症など)。⑪血栓塞栓症(深部静脈血栓症,脳梗塞,肺塞栓症など)。⑫皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。⑬類似薬(ドキシフルリジンなど)で溶血性貧血。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……頭痛,めまい,味覚障害,不眠,感覚異常,嗜眠(しみん),錯乱,うつ病,鈍感覚,脳症,運動失調,構音障害,平衡障害,協調運動異常/吐きけ,嘔吐,食欲不振,便秘,腹痛,胃部不快感,軟便,口渇,胃炎,上腹部痛,消化不良,鼓腸放屁,食道炎,十二指腸炎,大腸炎,胃腸出血/胸痛,下肢のむくみ,心筋症,心筋虚血,頻脈/せき,呼吸困難/貧血/色素沈着,脱毛,皮膚乾燥,かゆみ,皮膚剥離,落屑,皮膚炎,爪の異常(爪甲離床症,脆弱(ぜいじゃく)爪,爪変色,爪ジストロフィー),紅斑性発疹,皮膚亀裂,光線過敏症,放射線照射リコール症候群/眼障害(結膜炎,角膜炎,眼刺激など),流涙増加/体重減少,無力症,脱力,四肢痛,発熱,胸痛,疲労,関節痛,筋肉痛,背部痛
(2)検査などでわかる副作用……リンパ球・ヘモグロビン・血小板減少/AST・ALT・AL-P上昇/クレアチニン上昇/電解質異常,血糖上昇,赤血球減少,白血球減少,血中ビリルビン増加/高トリグリセリド血症

他の薬剤使用時の注意

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(ティーエスワン)→重い血液障害,下痢・口内炎などの消化管障害などがおこることがあります。

(1)併用すると血液凝固能検査値異常,出血がおこることがある薬剤……ワルファリンカリウムワルファリンカリウム
(2)本剤との併用で血中濃度が上昇する薬剤……フェニトインフェニトイン
(3)本剤との併用で副作用が強まるおそれがある薬剤……トリフルリジン・チピラシル塩酸塩配合剤トリフルリジン

ゼローダ - PC

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