タンナルビンの効能・用量・副作用など

タンナルビンの特徴

古くからある止瀉薬などをまとめています。
タンニン酸アルブミンは,タンニン酸による緩やかな収斂(しゅうれん)作用で下痢を止めます。ビスマス製剤には,収斂作用と粘膜保護作用があります。天然ケイ酸アルミニウムは,胃や腸で有害物質や過剰な水分を吸着して,収斂作用・止瀉作用を示します。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 整腸薬・下痢止め > その他の止瀉薬 > タンニン酸アルブミン
形状 末剤 
同じ分類の薬 アタバニン   アドソルビン原末   エンテロノン-R   ジェネリック薬: オリザチーム   カグダリン  

タンナルビン メーカー別薬価など

会社 ファイザー
マイラン製薬
保険薬価 末剤 1g 6.90円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
会社 吉田製薬
保険薬価 末剤 1g 7.40円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


タンナルビンの効能・効果

下痢症

タンナルビンの用法・用量

1日3~4gを3~4回に分けて服用。

タンナルビンの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……[共通]出血性大腸炎(O157などの腸管出血性大腸菌や赤痢菌などの重い細菌性下痢患者)
[タンニン酸アルブミンのみ]牛乳アレルギー/経口鉄剤の服用中/本剤に対するアレルギーの前歴
[次硝酸ビスマスのみ]慢性消化管通過障害または重い消化管潰瘍
[天然ケイ酸アルミニウムのみ]腸閉塞/透析療法中の人
(2)原則として服用しない場合(特に必要とする場合は慎重に服用)……細菌性下痢のある人(治療期間が延びるおそれがあります)
(3)慎重に服用すべき場合……[タンニン酸アルブミン]肝障害
[次硝酸ビスマス]便秘,結腸ろう・回腸ろう・人工肛門増設術を受けた人,消化管憩室のある人
[天然ケイ酸アルミニウム]便秘/腎障害/リン酸塩低下のある人
(4)精神神経系障害……[次硝酸ビスマス]精神神経系障害が現れることがあるので,長期連続服用は避け,原則として1カ月に20日程度(1週間に5日以内)の服用にとどめます。
(5)その他……
・妊婦での安全性:[次硝酸ビスマス]未確立(服用量・服用期間に注意)。
・小児での安全性:[次硝酸ビスマス]未確立(服用量・服用期間に注意)。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[タンニン酸アルブミン]①ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,じん麻疹,顔面浮腫,気管支ぜんそく発作など)。
[次硝酸ビスマス]②連続服用(1日3~20gを1カ月~数年間)により,間代性けいれん,昏迷,錯乱,運動障害などの精神神経系障害(初期症状:不安,不快感,記憶力減退,頭痛,無力感,注意力低化,振戦など)。③亜硝酸中毒(メトヘモグロビン血症,血圧降下,皮膚の紅潮)。また,便秘が現れた場合は,亜硝酸中毒のおそれがあるので減量や休薬が必要です。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……吐きけ・嘔吐,食欲不振,便秘,胃部膨満などの消化器症状/[タンニン酸アルブミン](長期・大量服用で)肝障害/[次硝酸ビスマス]歯ぐき・舌・口腔内などの青色または青黒色の着色(この場合は服用を中止します)

他の薬剤使用時の注意

[タンニン酸アルブミン]経口鉄剤鉄補給剤→相互に作用が弱まることがあります。

(1) 本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……[タンニン酸アルブミン]塩酸ロペラミドロペラミド, [天然ケイ酸アルミニウム]テトラサイクリン系抗生物質テトラサイクリン系抗生物質,ニューキノロン系抗菌薬ニューキノロン剤
(2)[天然ケイ酸アルミニウム]そのほかの併用薬剤の吸収・排泄に影響することがあるので,併用するときは服用時間をずらすことが望まれます。