タンボコールの効能・用量・副作用など

タンボコールの特徴

抗不整脈薬は,作用の違いからクラスⅠ~Ⅳの4群に分類され,そのうちクラスⅠはさらにⅠa,Ⅰb,Ⅰcに分けられています(ヴォーン・ウィリアムズ分類)。
クラスⅠの薬剤は,細胞膜にあるナトリウムの出入り口(チャネル)に作用して不整脈を改善する薬(ナトリウムチャネル阻害薬)です。
本剤はクラスⅠc群に属する抗不整脈薬です。消化管からの吸収が良く,半減期も長いので,1日2回の服用で安定した抗不整脈作用が得られます。

タンボコール錠50mg

タンボコール錠50mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 不整脈の薬 > フレカイニド酢酸塩 > フレカイニド酢酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アスペノン   アセタノール   アドビオール   ジェネリック薬: アテノロール   アテノロールドライシロップ  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

タンボコール メーカー別薬価など

会社 エーザイ
保険薬価 細粒剤10% 1g 192.40円
錠剤50mg 1錠 77.50円
錠剤100mg 1錠 131.50円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
237 50mg:50
238 100mg:100
本体コード:
237
238


タンボコールの効能・効果

頻脈性不整脈(心室性,発作性心房細動・粗動,小児での発作性上室性)で他の抗不整脈薬が使用できないか,または無効の場合

タンボコールの用法・用量

成人の場合,1日100mgを2回に分けて服用。効果が不十分な場合は,1日200mgまで増量できる。小児は処方医の指示通りに服用。

「タンボコール」を含むQ&A

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タンボコールの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……うっ血性心不全/高度の房室ブロック・洞房ブロック/心筋梗塞後の無症候性心室性期外収縮または非持続型心室頻拍/リトナビル,ミラベグロン,テラプレビルの服用中/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)のある人/刺激伝導障害(房室ブロック,洞房ブロック,脚ブロックなど)/著しい洞性徐脈/うっ血性心不全の前歴/肝機能障害/重い腎機能障害/血清カリウム低下の人/高齢者
(3)外国での報告……心筋梗塞後の無症候性心室性期外収縮または非持続型心室頻拍を対象とした突然死の予防に関する臨床試験で,本剤服用群はプラセボ(偽薬)服用群に比べて死亡率が高かったとの報告があります。
(4)定期検査……服用中は,定期的に心電図,脈拍,血圧,心胸比の検査を受ける必要があります。特に,基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)があって心不全をおこすおそれのある人,腎機能障害のある人,他の抗不整脈薬の併用者,高齢者などは頻回に心電図の検査を受けることが必要です。
(5)心臓ペースメーカー使用中……本剤は心臓ペーシングの閾値(いきち)を上昇させる可能性があります。ペースメーカー使用中の人は,適当な間隔でペーシング閾値を測定する必要があります。異常を感じたら,ただちに処方医へ連絡してください。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポアントを含む),心室細動,心房粗動,高度房室ブロック,一過性心停止,洞停止(または洞ブロック),心不全の悪化,アダムス・ストークス発作。②肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……胸部不快感,動悸,浮腫,胸痛,血圧上昇・低下
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……めまい,ふらつき,頭痛,頭重,ふるえ,眠け,耳鳴り,手足のしびれ感/悪心,嘔吐,腹痛,腹部膨満感,口渇,食欲不振,下痢,便秘,消化不良,口内炎/呼吸困難,複視,羞明,視力異常,霧視/倦怠感,舌のしびれ感,頻尿などの排尿障害,苦味感,顔面潮紅,発汗,味覚異常
(4)検査などでわかる副作用……PQ・QRS・QTの延長,その他の徐脈,心房細動/AST・ALT・γ-GTP・AL-P・LDH・総ビリルビン上昇/BUN・クレアチニン上昇/白血球増多,ヘモグロビン・ヘマトクリット増加

他の薬剤使用時の注意

①リトナビルエイズ治療薬(2)→不整脈,血液障害,けいれんなどの重い副作用をおこすおそれがあります。②ミラベグロン過活動膀胱治療薬(2),テラプレビルC型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬)→QT延長,心室性不整脈などが現れるおそれがあります。

(1)併用すると本剤の作用を強める薬剤……パロキセチン塩酸塩水和物選択的セロトニン再取り込み阻害薬,キニジン硫酸塩水和物キニジン硫酸塩水和物,シメチジンヒスタミンH₂受容体拮抗薬,アミオダロン塩酸塩アミオダロン塩酸塩
(2)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……フェニトインフェニトイン,フェノバルビタールバルビツール酸誘導体,カルバマゼピンカルバマゼピンなど
(3)本剤との併用で作用が強まる薬剤……ジギタリス配糖体ジギタリス製剤
(4)併用すると相互に作用が強まる薬剤……プロプラノロール塩酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)などのベーター遮断薬
(5)本剤との併用で心機能低下や房室ブロックがおこる薬剤……ベラパミル塩酸塩カルシウム拮抗薬などのカルシウム拮抗薬
(6)本剤との併用の実験的不整脈モデルで,抗不整脈活性あるいは毒性症状が強まるとの報告がある薬剤……リドカイン塩酸塩,プロカインアミド塩酸塩プロカインアミド塩酸塩

タンボコール - PC

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