チガソンの効能・用量・副作用など

チガソンの特徴

スイスのホフマン・ロシュ社が開発したビタミンA誘導体です。副作用がきわめて多く,また薬剤の性質上,蓄積性があるので,常に処方医の厳重な監督下で服用することが必要です。

チガソンカプセル10mg

チガソンカプセル10mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 皮膚科の薬(アレルギー用薬を含む) > エトレチナート > エトレチナート
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アイピーディ   ジェネリック薬: アシクロビル   アシクロビルDS   アシクロビン   アシビル内服ゼリー  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

チガソン メーカー別薬価など

会社 中外製薬
保険薬価 カプセル剤10mg 1カプセル 324.20円
カプセル剤25mg 1カプセル 827.10円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
本体コード:
TIGASON 10/ROCHE
TIGASON 25/ROCHE


チガソンの効能・効果

諸治療が無効で,しかも重症な次の諸疾患→乾癬群(尋常性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症,関節症性乾癬)/魚鱗癬(ぎょりんせん)群(尋常性魚鱗癬,水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症,非水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症)/掌蹠(しょうせき)角化症,ダリエー病,掌蹠膿疱症,毛孔性紅色粃糠疹(ひこうしん),紅斑性角化症/口腔白板症,口腔乳頭腫,口腔扁平苔癬(たいせん)

チガソンの用法・用量

1日10~50mgを1~3回に分けて服用,1日最大75mg。小児の場合は,処方医の指示通りに服用。

チガソンの使用上の注意と副作用

警告

 本剤には催奇形性があるので,妊婦または妊娠している可能性のある人は服用してはいけません。また,妊娠する可能性のある女性も原則として服用してはいけませんが,本剤にかわるべき治療法がなく,やむを得ず服用するときは服用中および服用中止後少なくとも2年間は避妊しなければなりません。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/肝機能障害/腎機能障害/ビタミンA製剤の服用中/ビタミンA過剰症/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……妊娠する可能性のある人
(3)慎重に服用すべき場合……糖尿病/アルコール中毒/脂質代謝異常など高中性脂肪血症の素因がある人/肥満者/25歳以下,特に幼・小児/低出生体重児,新生児,乳児,高齢者
(4)定期検査……①服用すると肝機能障害をおこすことがあります。服用開始1カ月後および服用中は3カ月ごとに肝機能検査を受ける必要があります。②長期に服用すると過骨症や骨端の早期閉鎖(関節痛,骨痛など)をおこすことがあります。長期服用中は,定期的にX線検査や生化学的検査(AL-P,カルシウム,リン,マグネシウムなど)を受ける必要があります。
(5)男性も避妊……本剤は精子形成能に異常をおこすことがあるので,男性が服用するときは服用中および服用中止後少なくとも6カ月間は避妊をしてください。
(6)献血禁止……本剤には催奇形性があり,また副作用の発現頻度が高いので,服用中および服用中止後少なくとも2年間は献血をしないでください。
(7)25歳以下……骨の成長が終了していない25歳以下の人は,治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ処方されることがあります。服用する場合は,上記の定期検査をきちんと受けながら状態に十分注意してください。
(8)頭蓋内圧亢進……服用によって頭蓋内圧亢進が現れることがあります。頭痛,悪心,嘔吐,視覚異常,うっ血乳頭などの初期症状がみられたら,すぐに処方医へ連絡してください。
(9)牛乳・高脂肪食……服用中に牛乳や高脂肪食を摂取すると,本剤の吸収が増加するとの報告があります。
(10)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・低出生体重児,新生児,乳児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①中毒性表皮壊死融解症(TEN),多形紅斑,血管炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……頭蓋内圧亢進(初期症状:うっ血乳頭,頭痛,悪心,嘔吐,視覚異常)/皮膚の異常(落屑(らくせつ),皮膚菲薄化,かゆみ,脱毛,爪囲炎,毛髪異常(縮れ,変色など),爪の脆弱化,皮下出血,紅斑,色素沈着,発汗,皮膚乾燥,亀裂,にきび,水疱,発疹)/口唇炎,口内乾燥,口角炎,口内炎,口腔内びらん,舌痛,咽頭痛,鼻腔乾燥/黄疸/骨の異常(過骨症,骨端の早期閉鎖,骨痛など),関節痛/頻尿/貧血/視覚異常,夜間視力低下,結膜炎,目やに,眼痛,眼精疲労,眼瞼腫脹(乾燥,かゆみ),目のかすみ/食欲不振,吐きけ,悪心,嘔吐,腹痛,下痢/頭痛,頭重,めまい,しびれ感,不眠,うっ血乳頭/肉芽腫,筋肉痛,ほてり,倦怠感(脱力感),悪寒,発熱,体重減少,むくみ,中耳炎(耳漏),耳鳴り,味覚異常
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・LDH上昇/トリグリセリド・コレステロール上昇/クレアチニン・BUN上昇/白血球減少,白血球増加/耐糖能異常

他の薬剤使用時の注意

ビタミンA製剤ビタミンA→ビタミンA過剰症と類似した副作用症状が現れることがあります。

(1)本剤との併用で作用が強まる薬剤……フェニトインフェニトイン→フェニトインのタンパク結合能が低下し,フェニトインの血中濃度が高くなります。
(2)併用すると肝炎の危険性を上昇させたとの報告がある薬剤……メトトレキサートメトトレキサート