テオフィリン徐放錠の効能・用量・副作用など

テオフィリン徐放錠の特徴

カフェインに構造式が似ている化合物をキサンチン系薬剤カフェイン誘導体の強心薬といいます。本剤はそのうちの一つで,気管支筋のけいれんを弱める作用があるため,せき止めとして使われます。
なお,アプネカット経口液は未熟児無呼吸発作において特殊な使い方をするテオフィリン製剤です。ここでは,それ以外の製剤について解説しています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 ぜんそくの薬 > テオフィリン > テオフィリン
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アプネカット経口液   アレギサール   アレギサールドライシロップ   ジェネリック薬: アルジキサール   オザグレル  

テオフィリン徐放錠 メーカー別薬価など

会社 鶴原製薬
保険薬価 錠剤50mg 1錠 6.70円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
50mg
本体コード:
CY 50
会社 日医工
保険薬価 錠剤50mg 1錠 6.70円
錠剤100mg 1錠 5.60円
錠剤200mg 1錠 5.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
362
363
364
本体コード:
n 362
n 363
n 364
会社 沢井製薬
保険薬価 錠剤50mg 1錠 6.70円
錠剤100mg 1錠 5.60円
錠剤200mg 1錠 5.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
SW-121 50
SW-128 100
SW-131 200
本体コード:
SW 121
SW 128
SW 131


テオフィリン徐放錠の効能・効果

[アプネカットを除く製剤の適応症]気管支ぜんそく,ぜんそく様気管支炎,慢性気管支炎,肺気腫
[アプネカットの適応症]早産・低出生体重児における原発性無呼吸(未熟児無呼吸発作)

テオフィリン徐放錠の用法・用量

成人は1回200mgを1日2回。気管支ぜんそくの場合は1回400mgを1日1回(就寝前)も可(テオロングを除く)。ユニコン・ユニフィルLA・テオフィリン徐放U錠,テオフルマートLの場合は1日1回400mg。小児は1回100~200mg(ドライシロップは20~40mg/kg〈体重〉)を1日2回。
アプネカットの場合は,初回4~6mg/kg(体重)(液剤1~1.5mL/kg),維持量1日2~6mg/kgを2~3回に分けて服用。

テオフィリン徐放錠の使用上の注意と副作用

基本的注意

*テオフィリン(ユニフィルLA,テオドール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤または他のキサンチン系薬剤カフェイン誘導体の強心薬による重い副作用の前歴
(2)慎重に服用すべき場合……てんかん/甲状腺機能亢進症/急性腎炎/うっ血性心不全/肝機能障害/妊婦または妊娠している可能性のある人,産婦,授乳婦/小児,高齢者
(3)服用法……徐放性製剤は,水とともに噛まずに服用してください。
(4)白色物質……便の中に本剤由来の白色物質がみられることがあります。
(5)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……併用すると,本剤の血中濃度が低下するおそれがあります。服用中はこれらの含有食品を摂取しないでください。
(6)たばこ……喫煙により本剤の血中濃度が低下します。また,禁煙により血中濃度が上昇し,テオフィリンの中毒症状を引きおこすことがあります。
(7)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①けいれん,意識障害(せん妄,昏睡など),急性脳症。②横紋筋(おうもんきん)融解症(脱力感,筋肉痛,CKの上昇など)。③消化管出血(吐血,下血など)。④赤芽球癆(ろう),貧血。⑤アナフィラキシーショック(じん麻疹,蒼白,発汗,血圧低下,呼吸困難など)。⑥肝機能障害,黄疸。⑦頻呼吸,高血糖症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹,紅斑〈多形滲出性紅斑など〉,固定薬疹)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……頭痛,めまい,ふるえ,不眠,興奮,いらいら感,不機嫌,耳鳴り,しびれ,不安,不随意運動,筋緊張亢進/動悸,頻脈,顔面潮紅,顔面蒼白/吐きけ・嘔吐,食欲不振,下痢,腹痛,胸やけ,腹部膨満感,しゃっくり/頻尿/貧血/しびれ(口,舌周囲),倦怠感,むくみ,関節痛,四肢痛,発汗,胸痛,鼻出血
(3)検査などでわかる副作用……不整脈(心室性期外収縮など)/タンパク尿/CK上昇,尿酸上昇/AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH上昇/好酸球増多/低カリウム血症

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で過度の中枢神経刺激作用をもたらす薬剤……他のキサンチン系薬剤(アミノフィリン水和物カフェイン誘導体の強心薬,コリンテオフィリン,ジプロフィリン,カフェインなど),中枢神経興奮薬(エフェドリン塩酸塩エフェドリン塩酸塩ほか,麻黄など)
(2)本剤との併用でベーター刺激剤の副作用(頻脈,不整脈など)が強まる薬剤……ベーター刺激剤(イソプレナリン塩酸塩イソプレナリン塩酸塩イソプレナリン塩酸塩,クレンブテロール塩酸塩エフェドリン塩酸塩ほか,ツロブテロール塩酸塩エフェドリン塩酸塩ほか経皮吸収型閉塞性気道疾患治療薬,テルブタリン硫酸塩エフェドリン塩酸塩ほか,プロカテロール塩酸塩水和物エフェドリン塩酸塩ほかβ₂-アドレナリン受容体刺激薬など)
(3)併用すると本剤の作用が強まり,中毒症状がおこることがある薬剤……シメチジンヒスタミンH₂受容体拮抗薬,メキシレチン塩酸塩メキシレチン塩酸塩,プロパフェノン塩酸塩プロパフェノン塩酸塩,アミオダロン塩酸塩アミオダロン塩酸塩,エノキサシン水和物,ピペミド酸水和物キノロン剤,塩酸シプロフロキサシンニューキノロン剤,ノルフロキサシンニューキノロン剤,トスフロキサシントシル酸塩水和物ニューキノロン剤,プルリフロキサシンニューキノロン剤,パズフロキサシンメシル酸塩,エリスロマイシンマクロライド,クラリスロマイシンマクロライド,ロキシスロマイシンマクロライド,チアベンダゾール,チクロピジン塩酸塩チクロピジン塩酸塩,ベラパミル塩酸塩カルシウム拮抗薬,ジルチアゼム塩酸塩カルシウム拮抗薬,フルボキサミンマレイン酸塩選択的セロトニン再取り込み阻害薬,フルコナゾール深在性真菌治療薬,ジスルフィラム断酒薬,アシクロビルヘルペスウイルス感染症治療薬,バラシクロビル塩酸塩ヘルペスウイルス感染症治療薬,インターフェロン,イプリフラボンイプリフラボン,シクロスポリンシクロスポリン,アロプリノール尿酸合成阻害薬(キサンチンオキシダーゼ阻害薬),デフェラシロクス鉄過剰症治療薬
(4)併用すると本剤の作用を弱めることがある薬剤……リファンピシンリファンピシン,フェノバルビタールバルビツール酸誘導体,ランソプラゾールプロトンポンプ阻害薬,リトナビルエイズ治療薬(2)
(5)併用すると相互に作用が弱まることがある薬剤……フェニトインフェニトイン,カルバマゼピンカルバマゼピン
(6)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……ラマトロバン鼻アレルギー治療薬,リルゾールリルゾール
(7)本剤との併用で作用が弱まることがある薬剤……ジピリダモールアデノシン増強薬
(8)本剤との併用で不整脈などの副作用が強まることがある薬剤……ハロタン
(9)本剤との併用でけいれんがおこる可能性がある薬剤……ケタミン塩酸塩

テオフィリン徐放錠 - PC

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