ディアコミットの効能・用量・副作用など

ディアコミットの特徴

ドラベ症候群(乳児重症ミオクロニーてんかん)は,乳児期に発症する代表的な難治性のてんかんで,多くは生後1年以内に発症します。
本剤は,クロバザムベンゾジアゼピン系抗けいれん薬(マイスタン)やバルプロ酸ナトリウムバルプロ酸ナトリウム(デパケン,セレニカRなど)で治療を行っても十分に改善しない場合,両剤と併用して用いられる薬剤です。国内では同疾患の有効な治療薬がなかったため,厚生労働省が開発企業を募集していた医薬品のひとつで,「希少疾病用医薬品」に指定されています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 けいれん・てんかんの薬 > スチリペントール > スチリペントール
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アクセノン末   アレビアチン   イノベロン   イーケプラ   イーケプラドライシロップ  

ディアコミット メーカー別薬価など

会社 MeijiSeikaファルマ
保険薬価 カプセル剤250mg 1カプセル 521.60円
ドライシロップ剤250mg 1包 521.60円
ドライシロップ剤500mg 1包 1,044.10円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


ディアコミットの効能・効果

クロバザムおよびバルプロ酸ナトリウムで十分な効果が認められないドラベ(Dravet)症候群における間代発作または強直間代発作に対するクロバザムおよびバルプロ酸ナトリウムとの併用療法

ディアコミットの用法・用量

1日50mg/kg(体重)を2~3回に分けて食事中または食直後に服用。体重50kg以上の人は1日1,000~2,500mgを服用。

ディアコミットの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/血液障害/呼吸器疾患/QT延長のある人またはQT延長をおこすことが知られている薬剤の服用中/乳児(1歳未満)
(3)定期的に検査……血液・肝機能・腎機能障害,不整脈・QT延長,体重減少が現れる可能性があるので,服用中は定期的にこれらの検査を行う必要があります。
(4)転倒……傾眠,運動失調(ふらつき)などが高頻度でおこり,転倒などを伴う可能性があります。異常を感じたら,すぐに処方医に連絡してください。
(5)減量・中止……急激に服用量を減らしたり,中止したりすると,てんかん発作の悪化,てんかん重積状態がおこることがあるので,絶対に自己判断で減量や中止をしないでください。
(6)飲食物……①本剤は,カフェインの血中濃度を上昇させることがあります。チョコレート,コーヒー,紅茶,日本茶,コーラなどのカフェイン含有食品と本剤を同時にとらないようにしてください。②本剤は,アルコールの中枢神経抑制作用を強めるため,本剤の服用中は減酒してください。
(7)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下が現れるおそれがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:有益と判断されたときのみ服用。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①好中球減少症,血小板減少症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(皮膚乾燥,アトピー性皮膚炎,かゆみ,発疹,じん麻疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……傾眠,運動失調(ふらつき),ふるえ,転倒
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……不眠症,激越,筋緊張低下,注意欠陥多動性障害,多弁,注意力障害,睡眠期リズム障害,睡眠障害,運動過多,攻撃性,易刺激性,行動障害,敵対行動,興奮性亢進,ジストニー/食欲減退,体重減少,無力症,栄養障害,疲労/気管支炎,麦粒腫,肺炎/便秘,下痢,悪心,嘔吐/排尿困難/不規則月経
(4)検査などでわかる副作用……AST・γ-GTP・AL-P上昇,アンモニア増加,肝機能検査異常/好中球減少,血小板減少,白血球減少

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤と併用すると作用が強まるおそれがある薬剤……免疫抑制薬(タクロリムス水和物タクロリムス水和物ほか,シクロスポリンシクロスポリンなど),キサンチン系薬剤(カフェインなど),テオフィリンテオフィリン,プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾールプロトンポンプ阻害薬など),HIVプロテアーゼ阻害薬(リトナビル,サキナビルメシル酸塩,ネルフィナビルメシル酸塩エイズ治療薬(2)など),クロルフェニラミンマレイン酸塩クロルフェニラミンマレイン酸塩ほか,カルシウム拮抗薬(ニフェジピン,ニソルジピンカルシウム拮抗薬,ニカルジピン塩酸塩カルシウム拮抗薬(適応症が高血圧症のみのもの)など),経口避妊薬(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール卵胞・黄体ホルモン配合剤低用量ピルなど),マクロライド系抗生物質マクロライド,アゾール系抗真菌薬,ベーター・ブロッカー (プロプラノロール塩酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの),カルベジロールベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの),チモロールマレイン酸塩交感神経遮断薬など),抗うつ薬(パロキセチン塩酸塩水和物,塩酸セルトラリン選択的セロトニン再取り込み阻害薬,イミプラミン塩酸塩,クロミプラミン塩酸塩三環系抗うつ薬など),ハロペリドールブチロフェノン系薬剤,コデインリン酸塩水和物麻薬系中枢性鎮咳薬,デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物非麻薬系中枢性鎮咳薬,トラマドール塩酸塩がん疼痛治療薬(7),非ステロイド系解熱鎮痛薬(NSAID)
(2)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……フェニトインフェニトイン,フェノバルビタールバルビツール酸誘導体,カルバマゼピンカルバマゼピン,抗てんかん薬(プリミドンプリミドン,ニトラゼパムベンゾジアゼピン系催眠薬,エトスクシミドオキサゾリジン系抗けいれん薬,ゾニサミドゾニサミド,トピラマートトピラマートなど)
(3)本剤と併用するとバッカク(麦角)中毒をおこすおそれがある薬剤……バッカクアルカロイド(エルゴタミン酒石酸塩エルゴタミン酒石酸塩,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩エルゴタミン酒石酸塩,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩メチルエルゴメトリンマレイン酸塩,エルゴメトリンマレイン酸塩など)
(4)本剤と併用するとQT延長,心室性不整脈をおこすおそれがある薬剤……ピモジドブチロフェノン系薬剤,キニジン硫酸塩水和物キニジン硫酸塩水和物,ベプリジル塩酸塩水和物カルシウム拮抗薬
(5)本剤と併用すると中枢神経抑制作用が強まるおそれがある薬剤……フェニトインフェニトイン,フェノバルビタールバルビツール酸誘導体,カルバマゼピンカルバマゼピン,抗てんかん薬(プリミドンプリミドン,ニトラゼパムベンゾジアゼピン系催眠薬,エトスクシミドオキサゾリジン系抗けいれん薬,ゾニサミドゾニサミド,トピラマートトピラマートなど)
(6)本剤と併用すると過度の鎮静がおこることがある薬剤……ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム,アルプラゾラム,クロラゼプ酸2カリウム,オキサゾラム,ロラゼパムベンゾジアゼピン系安定薬,トリアゾラム,フルニトラゼパムベンゾジアゼピン系催眠薬など),クロルプロマジン塩酸塩フェノチアジン系薬剤,ミダゾラム,ハロタン
(7)本剤と併用すると横紋筋融解症などの副作用の発現頻度が増加するおそれがある薬剤……スタチン系薬剤(アトルバスタチンカルシウム水和物,シンバスタチンHMG-CoA還元酵素阻害薬など)
(8)本剤と併用すると抗凝血作用が強まるおそれがある薬剤……ワルファリンカリウムワルファリンカリウム
(9)本剤と併用すると血糖降下作用が強まるおそれがある薬剤……グリベンクラミド糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)