ドパコール配合錠Lの効能・用量・副作用など

ドパコール配合錠Lの特徴

パーキンソン病では,脳内の神経伝達物質のひとつドパミンが不足しています。しかし,ドパミンはそのまま投与しても脳内には入れません。レボドパは,このドパミンの前駆物質で脳内に入ることができ,ドパミンに変化して不足分を補い,パーキンソン病の症状を改善します。
その効果は,アマンタジン塩酸塩アマンタジン塩酸塩や抗コリン性パーキンソン症候群治療薬抗コリン性パーキンソン症候群治療薬より確実ですが,副作用が多く,遅効性なので,これらを使用した後に使うことが多い製剤です。
ドパミン脱炭酸酵素阻害薬のベンセラジド塩酸塩やカルビドパ水和物は,レボドパの用量を少なくし,ドパミンの副作用を軽減する働きがあるため,これらを添加した製剤もあります。なお,デュオドーパ配合経腸用液は,胃瘻(ろう)を通じて空腸に直接投与する新しいタイプのパーキンソン病治療薬です。投与開始時は原則として入院管理下で十分な観察を行い,患者ごとの適切な投与量を決定し,専用の小型携帯型注入ポンプおよびチューブを用いて直接投与することで,既存の薬物治療で十分な効果が得られない進行期パーキンソン病患者のオフ状態(より動きが緩慢になり,より強いこわばりがおこる時間帯)を短縮することが期待されます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 パーキンソン症候群の薬 > ドパミン前駆物質(レボドパ) > レボドパ・カルビドパ水和物配合剤
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アキネトン   アーテン   イーシー・ドパール配合錠   ジェネリック薬: アテネジン   アマンタジン塩酸塩  

ドパコール配合錠L メーカー別薬価など

会社 ダイト
扶桑薬品工業
日医工
保険薬価 錠剤50mg 1錠 6.10円
錠剤100mg 1錠 11.60円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
DK 026 100mg
DK 421 50mg
本体コード:
DK 026
DK:421
会社 ダイト
日医工
保険薬価 錠剤250mg 1錠 27.70円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
DK 501 250mg
本体コード:
DK 501


ドパコール配合錠Lの効能・効果

[レボドパ・カルビドパ水和物配合剤(空腸投与用)を除く]パーキンソン病,パーキンソン症候群に伴う下記の諸症状の治療・予防→寡動(かどう)~無動,筋強剛,ふるえ,日常生活動作障害,仮面様顔貌(がんぼう),歩行障害,言語障害,姿勢異常,突進現象,膏様顔,書字障害,精神症状,唾液分泌過剰
[レボドパ・カルビドパ水和物配合剤(空腸投与用)の適応症]レボドパ含有製剤を含む既存の薬物療法で十分な効果が得られないパーキンソン病の症状の日内変動(ウェアリングオフ現象)の改善

ドパコール配合錠Lの用法・用量

処方医の指示通りに服用。標準維持量は1回200~250mgを1日3回,1日最大1500mgまで。

ドパコール配合錠Lの使用上の注意と副作用

基本的注意

*レボドパ(ドパストン)ほかの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……閉塞隅角緑内障/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[デュオドーパ配合経腸用液を除く]非選択的モノアミン酸化酵素阻害薬モノアミン酸化酵素の働きの服用中
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,腎機能障害/胃・十二指腸潰瘍またはその前歴/糖尿病/重い心疾患・肺疾患,気管支ぜんそく,内分泌疾患/慢性開放隅角緑内障/自殺傾向などの精神症状のある人/[レボドパ・ベンセラジド塩酸塩配合剤のみ]骨軟化症/25歳以下の患者
(3)定期検査……服用中は定期的に肝機能検査を,また閉塞隅角緑内障のおそれのある場合は,隅角や眼圧の検査を受けることが必要です。
(4)他の薬剤からの切りかえ……他の薬剤から本剤に切りかえる際は,それまでの薬剤を徐々に減量するなどの工夫が必要になります。処方医の指示を忠実に守ってください。
(5)食事……高タンパク食により,レボドパの吸収が低下するとの報告があります。服用中は,タンパク質のとりすぎに注意してください。
(6)幻覚(幻視)……本剤の服用によって幻覚(幻視)がおこることがあります。「小さな虫がたくさん見える」「鉛筆などの長いものが蛇に見える」などの症状が現れたら,必ず処方医に連絡してください。
(7)発がん性……服用により悪性黒色腫が発現したとの報告があります。
(8)危険作業は中止……本剤を服用すると,前兆のない突発的睡眠,傾眠,調節障害,注意力・集中力・反射機能などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(9)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①悪性症候群(高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,ショック症状など)。②錯乱,幻覚,抑うつ。③胃潰瘍・十二指腸潰瘍の悪化。④溶血性貧血,血小板減少。⑤前兆のない突発的睡眠。⑥閉塞隅角緑内障(霧視,眼痛,充血,頭痛,吐きけなど)。
[メネシット配合錠のみ]⑦悪性黒色腫。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……不随意運動,多弁,見当識障害,興奮,妄想
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……病的賭博,病的性欲亢進,ドパミン調節障害症候群,めまい,頭痛,倦怠感,不眠,傾眠,味覚異常/悪心・嘔吐,食欲不振,口渇,便秘,胸やけ,下痢,唾液分泌過多,腹痛,腹部膨満感/排尿異常/起立性低血圧,心悸亢進,不整脈/視覚異常/むくみ/しわがれ声,痰・口腔内粘膜・汗・便などの変色(黒色など),発汗,熱感,体重減少,筋肉痛,耳鳴り,脱毛,唾液・尿の変色(黒色など)
(4)検査などでわかる副作用……白血球減少,貧血/血圧低下・上昇/AST・ALT上昇

他の薬剤使用時の注意

[デュオドーパ配合経腸用液を除く]非選択的モノアミン酸化酵素阻害薬→血圧上昇などをおこすことがあります。

(1)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……レセルピン誘導体レセルピン,テトラベナジンテトラベナジン,ピリドキシンビタミンB₆,パパベリン塩酸塩その他のビタミンB群,イソニアジドイソニアジド,鉄剤鉄補給剤,抗精神病薬(クロルプロマジンなどのフェノチアジン系薬剤フェノチアジン系薬剤/ハロペリドールなどのブチロフェノン系薬剤ブチロフェノン系薬剤/ペロスピロン水和物非定型抗精神病薬)
(2)本剤との併用で作用が強まる薬剤……メチルドパ水和物メチルドパ水和物,レセルピンレセルピン,節遮断薬などの血圧降下薬
(3)本剤との併用で副作用が強まる薬剤……抗コリン薬・ブロモクリプチンメシル酸塩乳汁分泌異常症治療薬・アマンタジンアマンタジン塩酸塩などの他の抗パーキンソン薬(精神神経系の副作用が増強)
(4)併用すると本剤の作用を強めるおそれがある薬剤……NMDA受容体拮抗薬(メマンチン塩酸塩認知症治療薬(2)など)
(5)併用すると不整脈をおこすことがある薬剤……ハロタンなどの全身麻酔薬

ドパコール配合錠L - PC

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