ニドラン注射用の効能・用量・副作用など

ニドラン注射用の特徴

アルキル化剤のニトロソ尿素系の薬で,主に脳腫瘍の治療に使われます。脳腫瘍は一般的に抗がん薬が効きにくいといわれますが,この薬は選択肢の少ない脳腫瘍の治療において,第1選択として長年使われています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 アルキル化剤 > ニムスチン塩酸塩 > ニムスチン塩酸塩
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アルケラン静注用   ザノサー点滴静注用   ダカルバジン注用   テモダール点滴静注用   トレアキシン点滴静注用  

ニドラン注射用 メーカー別薬価など

会社 第一三共
保険薬価 注射用剤25mg 1瓶 4,363.00円
注射用剤50mg 1瓶 7,463.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


ニドラン注射用の効能・効果

次の疾患の自覚的・他覚的症状の緩解→脳腫瘍,消化器がん(胃がん,肝臓がん,結腸・直腸がん),肺がん,悪性リンパ腫,慢性白血病

ニドラン注射用の使用上の注意と副作用

警告

 本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な知識と経験を持つ医師のもと,本剤の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……骨髄機能抑制/本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/感染症の合併/水痘/低出生体重児,新生児,乳児,幼児,小児
(3)水痘……水痘(水ぼうそう)の人が使用すると,致命的な全身障害が現れることがあるので,状態に十分注意してください。
(4)感染症,出血傾向……使用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(5)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が使用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(6)頻回に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(7)二次発がん……本剤の長期使用で,急性白血病,骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があります。
(8)その他……
・妊婦での安全性:原則として使用しない。
・授乳婦での安全性:未確立。使用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①白血球減少,血小板減少,貧血,出血傾向,骨髄機能抑制,汎血球減少。②間質性肺炎,肺線維症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)処方医に連絡すべき副作用……アレルギー症状(発疹)
(2)おこることがある副作用……食欲不振,悪心・嘔吐,口内炎,下痢/脱毛/全身倦怠感,発熱,頭痛,めまい,けいれん
(3)検査などでわかる副作用……タンパク尿,BUN上昇,低タンパク血症/AST・ALT・γ-GTP上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まる薬剤・療法……他の抗がん薬/放射線照射