ノイアップ注の効能・用量・副作用など

ノイアップ注の特徴

白血球を増やす薬です。がん治療において,その副作用で白血球が減少する場合が往々にしてあります。すると免疫力が落ち,感染症にかかる危険性が増します。このような場合に用いられ,白血球を増やすことでがん治療を支える薬です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 がんに使われるその他の薬剤 > フィルグラスチム(遺伝子組み換え) > ナルトグラスチム(遺伝子組み換え)
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アイソボリン点滴静注用   アレディア点滴静注用   アロキシ点滴静注バッグ   アロキシ静注   ジェネリック薬: アザセトロン塩酸塩静注液  

ノイアップ注 メーカー別薬価など

会社 ヤクルト本社
保険薬価 注射用剤25μg 1瓶 3,937.00円
注射用剤50μg 1瓶 7,252.00円
注射用剤100μg 1瓶 14,396.00円
注射用剤250μg 1瓶 23,800.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


ノイアップ注の効能・効果

[フィルグラスチムの適応症]①造血幹細胞の末梢血中への動員/②造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進/③がん化学療法による好中球減少症/④HIV感染症の治療に支障を来す好中球減少症/⑤骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症/⑥再生不良性貧血に伴う好中球減少症/⑦先天性・特発性好中球減少症
[ナルトグラスチムの適応症]①骨髄移植時の好中球数の増加促進/②がん化学療法における好中球減少症/③小児再生不良性貧血に伴う好中球減少症/④先天性・特発性好中球減少症
[ペグフィルグラスチムの適応症]がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制

ノイアップ注の使用上の注意と副作用

基本的注意

*フィルグラスチム(グラン注射液,M),ナルトグラスチム(ノイアップ注),ペグフィルグラスチム(ジーラスタ皮下注)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分または他の顆粒球コロニー形成刺激因子製剤に対するアレルギー/骨髄中の芽球が十分減少していない骨髄性白血病,および末梢血液中に骨髄芽球が認められる骨髄性白血病
(2)慎重に使用すべき場合……薬物過敏症の前歴/アレルギー素因のある人
[ナルトグラスチムのみ]肝・腎・心肺機能の高度な障害/小児
(3)定期検査……使用中は定期的に血液検査を受ける必要があります。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。原則として使用しない。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック。②間質性肺炎。③急性呼吸窮迫症候群。④毛細血管漏出症候群(低血圧,低アルブミン血症,浮腫,肺水腫,胸水,腹水,血液濃縮など)。
[フィルグラスチム,ペグフィルグラスチムのみ]⑤(急性骨髄性白血病・骨髄異形成症候群の人で)芽球の増加促進。⑥脾腫・脾破裂。
[ペグフィルグラスチムのみ]⑦アナフィラキシー。⑧Sweet症候群。⑨皮膚血管炎
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

[ペグフィルグラスチム]
(1)おこることがある副作用……発疹,じん麻疹,紅斑,かゆみ,多形紅斑,皮膚剥脱(はくだつ)/背部痛,関節痛,筋肉痛,骨痛,四肢痛,筋骨格痛/下痢,便秘,腹痛,腹部不快感,悪心,嘔吐,口内炎/食欲減退/頭痛,味覚異常,めまい,異常感覚,感覚鈍麻,不眠症/口腔咽頭痛,せき,呼吸困難/発熱,倦怠感,潮紅,浮腫,疼痛,胸痛,注射部位反応(注射部位疼痛を含む)
(2)検査などでわかる副作用……ALT・AST上昇,肝機能異常,血中ビリルビン増加,γ-GTP増加/白血球増加,好中球増加,リンパ球減少,貧血,血小板減少,白血球減少,単球増加/電解質(カリウム,カルシウム,リン,クロール,ナトリウム)異常,高血糖/LDH上昇,AL-P上昇,CRP上昇,血中アルブミン減少,尿酸増加

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。