ノイトロジン注の効能・用量・副作用など

ノイトロジン注の特徴

各種がん治療においては好中球が減少することがあり,そのため重篤な感染症をおこすことが大きな問題となります。本剤は脊髄にある顆粒球系前駆細胞に作用して,好中球の増殖を促進することで,これらの問題を防ぐ作用を発揮します。がん治療だけでなく,種々の好中球減少症に用いられています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 がんに使われるその他の薬剤 > レノグラスチム(遺伝子組み換え) > レノグラスチム(遺伝子組み換え)
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アイソボリン点滴静注用   アレディア点滴静注用   アロキシ点滴静注バッグ   アロキシ静注   ジェネリック薬: アザセトロン塩酸塩静注液  

ノイトロジン注 メーカー別薬価など

会社 中外製薬
保険薬価 注射用剤50μg 1瓶 4,749.00円
注射用剤100μg 1瓶 8,542.00円
注射用剤250μg 1瓶 21,098.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


ノイトロジン注の効能・効果

①造血幹細胞の末梢血中への動員/②造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進/③がん化学療法による好中球減少症/④骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症/⑤再生不良性貧血に伴う好中球減少症/⑥先天性・特発性好中球減少症/⑦HIV感染症の治療に支障を来す好中球減少症/⑧免疫抑制療法(腎移植)に伴う好中球減少症

ノイトロジン注の使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分または他の顆粒球コロニー形成刺激因子製剤に対するアレルギー/骨髄中の芽球が十分減少していない骨髄性白血病,および末梢血液中に骨髄芽球が認められる骨髄性白血病
(2)慎重に使用すべき場合……薬物過敏症の前歴/アレルギー素因のある人/肝・腎・心肺機能の高度な障害
(3)定期検査……使用中は定期的に血液検査を受ける必要があります。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。原則として使用しない。
・低出生体重児,新生児,乳児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック。②間質性肺炎。③(急性骨髄性白血病・骨髄異形成症候群の人で)芽球の増加促進。④急性呼吸窮迫(きゅうはく)症候群。⑤(造血幹細胞の末梢血中への動員を目的としてドナーおよび患者に本剤を使用する場合)脾破裂。⑥毛細血管漏出症候群(低血圧,低アルブミン血症,浮腫,肺水腫,胸水,腹水,血液濃縮など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……好中球浸潤・有痛性紅斑・発熱を伴う皮膚障害(Sweet症候群など),皮疹・発疹,かゆみ,じん麻疹/吐きけ・嘔吐,食欲不振,下痢,腹痛/骨痛,腰痛,腰背部痛,胸部痛/呼吸困難/動悸,むくみ,発熱,頭痛,倦怠感
(2)検査などでわかる副作用……血小板減少/AST・ALT・γ-GTP・AL-P・LDH・ビリルビン上昇/肺水腫,低酸素血症,胸水/CRP上昇,尿酸上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。