ノウリアストの効能・用量・副作用など

ノウリアストの特徴

パーキンソン病でレボドパ含有製剤ドパミン前駆物質(レボドパ)による治療が長期化すると,レボドパが効いて症状がよくなる状態(ON時間)と,レボドパの効果が弱まり症状が再び現れる状態(OFF時間)を,1日のうちに何度も繰り返すようになります。この現象を「ウェアリングオフ」といい,本剤はこの現象を改善する薬剤として,日本で開発された世界初のアデノシンA2A受容体拮抗薬です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 パーキンソン症候群の薬 > イストラデフィリン > イストラデフィリン
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アキネトン   アーテン   イーシー・ドパール配合錠   ジェネリック薬: アテネジン   アマンタジン塩酸塩  

ノウリアスト メーカー別薬価など

会社 協和発酵キリン
保険薬価 錠剤20mg 1錠 782.40円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
KH 131 20mg
本体コード:
KH 131


ノウリアストの効能・効果

レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病におけるウェアリングオフ現象の改善

ノウリアストの用法・用量

20mgまたは40mgを1日1回服用。レボドパ含有製剤と併用する。

ノウリアストの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重い肝機能障害/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/虚血性心疾患
(3)服用量……本剤の服用量は通常1日1回20mgで,症状により1日1回40mgを服用できますが,中等度の肝機能障害のある人やCYP3A4を強く阻害する薬剤(イトラコナゾール深在性真菌治療薬,クラリスロマイシンマクロライドなど)を服用中の人は,本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため,1日1回20mgを上限とします。
(4)ジスキネジー……ジスキネジーとは不随意運動の一種で,パーキンソン病におけるジスキネジーは,長期間にわたるレボドパ含有製剤の服用によって現れます。ジスキネジーがある人は,本剤の服用によってジスキネジーが悪化することがあるので,悪化を感じたらすぐに処方医に連絡してください。
(5)喫煙……タバコは本剤の作用を弱める可能性があります。服用中は禁煙が勧められます。
(6)危険作業は中止……本剤を服用すると,前兆のない突発的睡眠,睡眠発作,起立性低血圧,傾眠,めまい,意識消失,失神などが現れることがあります。服用中は,自動車の運転,機械の操作,高所作業など危険を伴う作業は行わないようにしてください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①精神障害(幻視,幻覚,妄想,せん妄,不安障害,うつの悪化・抑うつ,被害妄想,幻聴,体感幻覚,躁(そう)病,激越,衝動制御障害など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……便秘,悪心,胃食道逆流性疾患,胃炎,胃潰瘍,消化不良,腹部膨満,嘔吐,上腹部痛/体重減少,食欲減退/ジスキネジー,傾眠,パーキンソン病の増悪,体位性めまい,浮動性めまい,頭痛,失神,ジストニー,ふるえ/不眠症,睡眠障害,不安/上室性期外収縮,心房細動,動悸,心筋梗塞,心室性期外収縮/胸部不快感,倦怠感,末梢性浮腫,口渇,歩行障害/気管支炎/挫傷/四肢痛,背部痛,変形性脊椎症,姿勢異常/頻尿,神経因性膀胱/せき/じん麻疹,湿疹,発疹
(2)検査などでわかる副作用……肝機能異常/CK増加,トリプシン増加,リパーゼ増加,尿中血陽性,尿中タンパク陽性/血中ブドウ糖増加,尿中ブドウ糖陽性,尿素増加,アミラーゼ増加,AST・ALT・γ-GTP・AL-P・LDH増加,ビリルビン増加,心電図T波逆転,白血球数減少/起立性低血圧,血圧上昇,高血圧

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……CYP3A4を強く阻害する薬剤(イトラコナゾール深在性真菌治療薬,クラリスロマイシンマクロライドなど),CYP3A4を阻害する薬剤(エリスロマイシンマクロライド,フルコナゾール深在性真菌治療薬など)
(2)本剤との併用で作用が強まる可能性がある薬剤……CYP3A4の基質となる薬剤(ミダゾラム,アトルバスタチンカルシウム水和物HMG-CoA還元酵素阻害薬など),P糖蛋白の基質となる薬剤(ジゴキシンジギタリス製剤,アトルバスタチンカルシウム水和物など)
(3)併用するとジスキネジーの発現頻度が上昇する薬剤……エンタカポンエンタカポン