ハドドリンの効能・用量・副作用など

ハドドリンの特徴

ドンペリドンは,メトクロプラミドとは構造がまったく違いますが,ともに抗ドパミン作用のある薬剤です。脳の嘔吐中枢や消化器の運動をコントロールする神経に存在するドパミン受容体(D₂受容体)というタンパク質の働きを遮断して,嘔吐を抑えたり,胃腸の運動を活発にします。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 その他の胃腸薬 > ドンペリドン > ドンペリドン
形状 錠剤  ドライシロップ剤 
同じ分類の薬 アコファイド   アサコール   イリボー   ジェネリック薬: アノレキシノン   イトプリド塩酸塩  

ハドドリン メーカー別薬価など

会社 辰巳化学
保険薬価 錠剤5mg 1錠 5.60円
錠剤10mg 1錠 5.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
Tu HA-05
Tu HA-10
Tu HA・DS
本体コード:
Tu-HA 05
Tu-HA 10


ハドドリンの効能・効果

以下の場合における消化器症状(悪心,嘔吐,食欲不振,腹部膨満,上腹部不快感,腹痛,胸やけ,げっぷ)→〈成人〉慢性胃炎,胃下垂症,胃切除後症候群/抗悪性腫瘍剤・レボドパ製剤服用時 〈小児〉周期性嘔吐症,上気道感染症/抗悪性腫瘍剤服用時

ハドドリンの用法・用量

錠剤10mg(細粒剤・ドライシロップは1g),レボドパ製剤服用時は錠剤5~10mg(細粒剤・ドライシロップは0.5~1g)を1日3回。小児の場合は,処方医の指示通りに服用。

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ハドドリンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*ドンペリドン(ナウゼリン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/消化管出血・穿孔(せんこう),機械的イレウス(腸閉塞)のある人/プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,腎機能障害/小児
(3)小児……服用によって錐体外路(すいたいがいろ)症状,意識障害,けいれんがおこることがあります。3歳以下の乳幼児は,7日以上の服用はしないでください。また,脱水状態,発熱時などでは特に注意してください。
(4)突然死……外国で本剤による重い心室性不整脈,および突然死が報告されています。特に高用量を服用している人や高齢者ではリスクが高くなるので,異常を感じたら直ちに処方医へ連絡してください。
(5)危険作業に注意……本剤を服用すると,眠け,めまい,ふらつきなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。

副作用の注意
重大な副作用

①ショック,アナフィラキシー様症状(発疹,呼吸困難,顔面浮腫など)。②錐体外路症状(眼球が側方に寄る,ふるえ,筋硬直など)。③意識障害,けいれん。④肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(じん麻疹,発疹,かゆみ)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……女性化乳房,乳汁分泌,乳房膨満感,月経異常/下痢,便秘,腹痛,腹部圧迫感,口渇,胸やけ,悪心,嘔吐,腹部膨満感,腹部不快感,腹鳴,腸けいれん/心悸亢進/口内のあれ,発汗,眠け,動揺感,めまい・ふらつき
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・γ-GTP・ビリルビン・AL-P・LDHの上昇/プロラクチン上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると本剤の胃排出作用が弱まることがある薬剤……抗コリン剤(ブチルスコポラミン臭化物,チキジウム臭化物,チメピジウム臭化物水和物鎮けい薬など)
(2)併用すると本剤の効果が弱まる薬剤……制酸剤,H₂受容体拮抗薬ヒスタミンH₂受容体拮抗薬(シメチジン,ラニチジンなど),プロトンポンプ阻害薬プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾールなど)
(3)本剤との併用で内分泌機能調節異常,錐体外路症状が現れやすくなる薬剤……フェノチアジン系薬剤フェノチアジン系薬剤,ブチロフェノン系薬剤ブチロフェノン系薬剤,ラウオルフィアアルカロイド
(4)本剤との併用で副作用症状(悪心・嘔吐,食欲不振など)がかくされる薬剤……ジギタリス製剤ジギタリス製剤