バラクルードの効能・用量・副作用など

バラクルードの特徴

B型肝炎ウイルス(HBV)のDNAポリメラーゼ(DNAの複製に必要な酵素)を選択的に阻害することで,HBVの増殖を抑える薬です。本剤を服用する前に,HBV DNA,HBV DNAポリメラーゼあるいはHBe抗原により,ウイルスの増殖を確認します。
本剤の服用を中止すると,肝機能の悪化もしくは肝炎が重症化することがあるので,自己判断で服用を中止しないようにしてください。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 肝臓障害の薬 > エンテカビル水和物 > エンテカビル水和物
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アスパラ配合錠   エレルサ   カンテック   グラジナ   グリチロン配合錠  

バラクルード メーカー別薬価など

会社 ブリストル・マイヤーズ スクイブ
保険薬価 錠剤0.5mg 1錠 1,061.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
BMS 1611 0.5:0.5mg
本体コード:
BMS:1611


バラクルードの効能・効果

B型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認されたB型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖抑制

バラクルードの用法・用量

1日1回0.5mg(1錠)。ラミブジンが効かない患者の場合は,1日1回1mgを推奨。

「バラクルード」を含むQ&A

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バラクルードの使用上の注意と副作用

警告

 治療終了後に肝炎の急性増悪が報告されています。終了後少なくとも数カ月は検査を十分に行う必要があります。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害,肝移植患者,非代償性肝硬変
(3)服用法……本剤の吸収は食事の影響を受けやすい(空腹時服用の数分の1しか吸収されない)ので,食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前に服用します。
(4)乳酸アシドーシス……乳酸アシドーシスが現れることがあり,死亡例も報告されています。
(5)予防処置……本剤の服用により他者へのHBV感染を防ぐことはできません。妊娠の可能性がある人は避妊してください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①服用終了後の肝炎の悪化。②アナフィラキシー様症状(全身の発赤,じんま疹,顔や喉の腫れ,顔面蒼白,冷や汗,呼吸困難など)。③乳酸アシドーシス(嘔吐,腹痛,下痢,倦怠感,筋肉痛,動悸,呼吸困難,昏睡など)。④脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)処方医に連絡する副作用……下痢,吐きけ,便秘,上部腹痛/倦怠感/鼻咽頭炎/筋硬直/頭痛,めまい
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT・ビリルビン上昇/アミラーゼ・リパーゼ上昇/血中ブドウ糖上昇/血中乳酸増加/BUN上昇,尿潜血,尿中白血球陽性/白血球減少,抗酸球増加

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

バラクルード - PC

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