パルミコート吸入液の効能・用量・副作用など

パルミコート吸入液の特徴

気管支ぜんそくの病態が,気管支など気道の炎症であることが明らかになって,ぜんそく治療の主役は気管支拡張薬から吸入ステロイド薬に変化してきました。
ステロイドは湿疹の塗り薬などで日常的に使用されていますが,使いすぎによる副作用が広く知られているため,抵抗がある人も多いかもしれません。しかし,内服ステロイド薬に比べると,吸入ステロイド薬は少ない量で局所的に作用させるため大きな副作用は少なく,長期的なぜんそくのコントロールに適した薬品です。もちろん,まったく副作用がないわけではありません。使用後のうがいなど正しい使用法を守らないと,口腔カンジダ症といった副作用も増えるので注意が必要です。
なお,シムビコートは通常1回1吸入を1日2回の使用ですが,発作の発現時には頓用吸入することができます。発作発現時に1吸入し,数分経過しても発作が持続する場合にはさらに追加し,1回の発作発現につき最大6吸入まで吸入することができます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 吸入薬 > 副腎皮質ステロイド吸入薬 > ブデソニド
形状 吸入剤 
同じ分類の薬 アイロミールエアゾール   アスプール液   アズマネックスツイストヘラー吸入   アトロベントエロゾル   ジェネリック薬: アセチルシステインNa塩注入・吸入用液  

パルミコート吸入液 メーカー別薬価など

会社 アストラゼネカ
保険薬価 吸入剤0.25mg2mL 1管 257.30円
吸入剤0.5mg2mL 1管 341.70円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


パルミコート吸入液の効能・効果

気管支ぜんそく(アドエア,シムビコート,フルティフォーム,レルベアは吸入ステロイド薬および長時間作動型吸入β₂刺激薬との併用による治療が必要な場合に使用)
[アドエア250ディスカス・125エアゾール120吸入用,シムビコートのみの適応症]慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド薬および長時間作動型吸入β₂刺激薬との併用が必要な場合に使用)

「パルミコート吸入液」を含むQ&A

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パルミコート吸入液の使用上の注意と副作用

基本的注意

*ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(キュバールエアゾール),フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルタイドディスカス)などの添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/有効な抗菌薬のない感染症
[キュバールのみ]全身の真菌症
[キュバールを除く]深在性真菌症
(2)特に慎重に使用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……結核性疾患(レルベアを除く)
(3)慎重に使用すべき場合……感染症/[パルミコート]重い肝機能障害のある乳幼児/[キュバール]高血圧/[フルタイド]糖尿病/[レルベア]結核性疾患,心疾患,肝機能障害/[シムビコート,アドエア,フルティフォーム]甲状腺機能亢進症,高血圧,心疾患,糖尿病/[シムビコート,フルティフォーム]低カリウム血症,重い肝機能障害
(4)指示回数を厳守……ステロイド製剤なので,指示された回数以上は使用しないでください。
(5)うがい・口すすぎ……局所的な副作用(口腔カンジダ症など)の予防のため,吸入後はうがい,または口腔内をすすぐようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:[フルタイド,レルベア]使用するときは授乳を中止。[シムビコート]有益と判断されたときのみ使用。[フルティフォーム]原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・低出生体重児,新生児,乳児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[フルタイド,アズマネックス,シムビコート,アドエア,フルティフォーム,レルベア]①アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,じん麻疹,血管浮腫など)。
[シムビコート,アドエア,フルティフォーム]②重い血清カリウム値の低下。
[アドエア,フルティフォーム]③肺炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。