ヒポカの効能・用量・副作用など

ヒポカの特徴

ここに取り上げるカルシウム拮抗薬の適応症は高血圧症のみです。
ニカルジピン塩酸塩のペルジピンLA,ニカルジピン塩酸塩徐放カプセル,アラニジピンのサプレスタ,ベックは,徐放製剤になっています。
なお,ここで取り上げたすべての製剤は,胎児にさまざまな悪影響を及ぼすため,妊婦または妊娠している可能性のある人には「禁忌薬(服用してはいけない薬)」となっています。

ヒポカカプセル10mg

ヒポカカプセル10mg

ヒポカカプセル15mg

ヒポカカプセル15mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 血圧降下薬 > カルシウム拮抗薬(適応症が高血圧症のみのもの) > バルニジピン塩酸塩
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アイミクス配合錠HD   アイミクス配合錠LD   アジルバ   アテディオ配合錠   ジェネリック薬: アゼルニジピン  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

ヒポカ メーカー別薬価など

会社 アステラス製薬
保険薬価 カプセル剤5mg 1カプセル 33.20円
カプセル剤10mg 1カプセル 54.40円
カプセル剤15mg 1カプセル 78.20円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
549 5mg
550 10mg
551 15mg
本体コード:
Hy10/ 550
Hy15/ 551
Hy5/ 549


ヒポカの効能・効果

[マニジピン塩酸塩,フェロジピン,アラニジピン,シルニジピン,アゼルニジピンの適応症]高血圧症
[ニルバジピン,ニカルジピン塩酸塩の適応症]本態性高血圧症
[バルニジピン塩酸塩の適応症]高血圧症,腎実質性高血圧症,腎血管性高血圧症

ヒポカの用法・用量

1日1回10~15mg。ただし,1日5~10mgから開始し,必要に応じて徐々に増量する。

ヒポカの使用上の注意と副作用

基本的注意

*マニジピン塩酸塩(カルスロット),フェロジピン(スプレンジール),アゼルニジピン(カルブロック)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……妊婦または妊娠している可能性のある人(すべての製剤)
[フェロジピン]心原性ショック/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[アゼルニジピン]アゾール系抗真菌薬深在性真菌治療薬(イトラコナゾール,ミコナゾールなど),HIVプロテアーゼ阻害薬エイズ治療薬(2)(リトナビル,サキナビル,インジナビルなど),コビシスタット(スタリビルド配合錠エイズ治療薬(3))を服用している人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……高齢者(バルニジピン塩酸塩を除く)
[マニジピン塩酸塩]重い肝機能障害
[フェロジピン]大動脈弁狭窄,僧帽弁狭窄/肝機能障害
[アゼルニジピン]重い肝機能・腎機能障害
(3)飲食物……①グレープフルーツジュースは本剤の血中濃度を上昇させることがあるので,本剤の服用中は飲用しないでください。[フェロジピン]②セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は本剤の血中濃度を低下させることがあるので,本剤の服用中は摂取しないでください。
(4)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまいなどがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[マニジピン塩酸塩]①過度の血圧低下による一過性の意識消失,脳梗塞。②無顆粒球症,血小板減少。③心室性期外収縮,上室性期外収縮。④紅皮症。
[フェロジピン]⑤血管浮腫。
[アゼルニジピン]⑥肝機能障害,黄疸。⑦房室ブロック,洞停止,徐脈。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

[マニジピン塩酸塩]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,光線過敏症)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……歯肉肥厚/乳び腹水,女性化乳房
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……顔のほてり・潮紅,熱感,動悸,頻脈,結膜充血,胸痛/めまい,立ちくらみ,頭痛,頭重感,しびれ感,不眠,眠け,パーキンソン様症状の悪化・顕性化/悪心,嘔吐,食欲不振,胃部不快感,胸やけ,腹痛,腹部膨満感,便秘,口渇,下痢,味覚異常,口内炎/筋肉痛,肩こり,筋けいれん/全身倦怠感,脱力感,むくみ,頻尿,息切れ,せき,発汗
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン上昇/BUN・クレアチニン上昇/好酸球増多/CK上昇/総コレステロール・トリグリセリド上昇,尿酸上昇,カリウム低下
[フェロジピン]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,光線過敏症,じん麻疹,白血球破砕性血管炎)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……歯肉肥厚,歯肉炎/貧血
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……ほてり,動悸,息切れ,胸部圧迫感,頻脈/頭痛・頭重感,めまい・ふらつき,倦怠感,眠け,いらいら感,知覚異常/吐きけ・嘔吐,便秘,胃のもたれ,胸やけ,胃部不快感,腹痛,食欲不振,下痢,口渇/末梢性浮腫,こむらがえり,肩こり,脱力感,手指のふるえ,せき,のどの違和感,頻尿,発汗,流涙,眼球充血/関節痛,筋肉痛,発熱,勃起不全・性機能障害
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・LDH上昇/BUN・クレアチニン上昇/CK上昇,総コレステロール・トリグリセリド上昇,カリウム低下/血圧低下

他の薬剤使用時の注意

[アゼルニジピン]アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール深在性真菌治療薬,ミコナゾールカンジダ治療薬など),HIVプロテアーゼ阻害薬エイズ治療薬(2) (リトナビル,サキナビルメシル酸塩,インジナビル硫酸塩エタノール付加物など),コビシスタット(スタリビルド配合錠エイズ治療薬(3))→本剤の作用が強まるおそれがあります。

内服03章のカルシウム拮抗薬カルシウム拮抗薬を参照してください。
なお,アゼルニジピンの添付文書によれば,シンバスタチンHMG-CoA還元酵素阻害薬と併用すると,それらが長く血中に留まることが報告されています。腎機能障害のある人は注意が必要です。