ビオプテンの効能・用量・副作用など

ビオプテンの特徴

現在,わが国では,生まれてきた子ども全員に対して,血液濾紙(ろし)による先天性代謝異常症のスクリーニング(第一次検査)を行っています(新生児マススクリーニング)。
高フェニルアラニン血症はアミノ酸代謝の異常で,放置すると知能障害やけいれんなど重大な障害になりますが,早期に治療すればほぼ確実に予防することができます。現在の治療の主流は食事療法ですが,薬物による治療も有効です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 先天性代謝異常症の薬 > サプロプテリン塩酸塩 > サプロプテリン塩酸塩
形状 顆粒剤 
同じ分類の薬 アルギU配合顆粒   エルカルチン   エルカルチンFF   エルカルチンFF内用液   オーファディン  

ビオプテン メーカー別薬価など

会社 第一三共
保険薬価 顆粒剤2.5%0.4g 1包 3,677.30円
顆粒剤10%1g 1包 36,772.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
100mg
10mg


ビオプテンの効能・効果

ジヒドロビオプテリン合成酵素欠損,ジヒドロプテリジン還元酵素欠損にもとづく高フェニルアラニン血症(異型高フェニルアラニン血症)/テトラヒドロビオプテリン反応性フェニルアラニン水酸化酵素欠損に基づく高フェニルアラニン血症(テトラヒドロビオプテリン反応性高フェニルアラニン血症)

ビオプテンの用法・用量

異型高フェニルアラニン血症の場合は,1日2~5mg/kg(体重)を1~3回に分けて服用。テトラヒドロビオプテリン反応性高フェニルアラニン血症の場合は,1日10mg/kgを1~3回に分けて服用。

ビオプテンの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)慎重に服用すべき場合……重い脳器質障害,てんかん,けいれん発作などある人/重い肝機能障害/薬物アレルギー/食事摂取不良などによる栄養不良/低出生体重児,新生児,乳児
(2)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……睡眠障害,運動過多,興奮/頭痛,反射亢進,浮動性めまい,ふるえ/けいれん/吃音(きつおん),多幸気分,不機嫌/ジスキネジー,ミオクローヌス,意識レベル低下,筋緊張亢進,会話障害
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……頻尿,多尿,遺尿/下痢/疲労,食欲減退/嘔吐,流涎(りゅうぜん)過多/腹痛,吐きけ,鼓腸,排便回数増加/咽喉頭疼痛/斜視,眼運動障害
(3)検査などでわかる副作用……リンパ球数増加や好塩基球数増加などによる白血球分画の異常,白血球・血小板増加,ヘモグロビン減少/AST・ALT・γ-GTP上昇/尿タンパク陽性

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤とレボドパドパミン前駆物質(レボドパ)との併用により興奮性,易(い)刺激性が生じることがあります。