ビタミンC散の効能・用量・副作用など
出典:株式会社法研発行 「医者からもらった薬がわかる本」 特定非営利活動法人 医薬制度研究会 著
薬剤師:五十川 亘|鵜飼 繁|谷口 英一|安田 實|山口 佳久|清水 通彦|澤木 仁史 |山森達浩|浦晋一郎
ビタミンC散の特徴
処方目的(適応症)のうち,アスコルビン酸の③,およびアスコルビン酸・パントテン酸カルシウム配合剤の処方目的については,再評価で「効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない」とのコメントがついています。
ビタミンC散の効能・効果
[アスコルビン酸の適応症]①ビタミンC欠乏症(壊血病,メルレル・バロー病)/②ビタミンCの需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合→消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,激しい肉体労働時など/③以下の疾患のうち,ビタミンCの欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合→毛細管出血(鼻出血,歯肉出血,血尿など),薬物中毒,副腎皮質機能障害,骨折時の骨基質形成・骨癒合促進,しみ・そばかす・炎症後の色素沈着,光線過敏性皮膚炎
[アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム配合剤の適応症]①アスコルビン酸やパントテン酸カルシウムの需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦など)/②炎症後の色素沈着
ビタミンC散の用法・用量
1日50~2,000mgを1~数回に分けて服用。