ビダーザ注射用の効能・用量・副作用など

ビダーザ注射用の特徴

骨髄異形成症候群は,高率で白血病への移行がみられる予後不良のがんのひとつで,日本では難病の指定を受けています。アザシチジンは,2004年にアメリカのFDAが世界初の骨髄異形成症候群治療薬として承認した薬剤で,細胞内のRNAまたはDNAに取り込まれ,タンパク質の合成を阻害してがん細胞を殺す効果があります。アメリカでは,骨髄異形成症候群の治療の第一選択薬として使用されています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 その他の抗がん薬 > アザシチジン > アザシチジン
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 イムシスト膀注用   イムノブラダー膀注用   カイプロリス点滴静注用   コホリン静注用   ゾーフィゴ静注  

ビダーザ注射用 メーカー別薬価など

会社 日本新薬
保険薬価 注射用剤100mg 1瓶 51,421.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


ビダーザ注射用の効能・効果

骨髄異形成症候群

ビダーザ注射用の使用上の注意と副作用

警告

 本剤の投与にあたっては,緊急時に十分対応できる医療施設で,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験をもつ医師に,本剤の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に使用すべき場合……感染症の合併/肝機能障害/腎機能障害/高齢者
(3)定期検査……①骨髄機能抑制(血小板減少,好中球減少,貧血など)が現れることがあるので,本剤の使用前・使用中は定期的に血液検査(血球数算定,白血球分画測定など)を受ける必要があります。②腎不全,腎尿細管性アシドーシスなどの腎機能障害が現れることがあるので,定期的に検査を行って血清重炭酸塩(静脈血)や腎機能の推移を確認します。
(4)性腺への影響……生殖可能な年齢の人が使用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:未確立。使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①骨髄機能抑制(好中球減少症,白血球減少症,血小板減少症,赤血球減少症,リンパ球減少症,汎血球減少症,貧血,無顆粒球症など)。②感染症(敗血症,肺炎など)。③脳出血,頭蓋内出血,消化管出血,眼出血,血尿,処置後出血。④心障害(心房細動,心不全など)。⑤ショック,アナフィラキシー様症状。⑥肝機能障害,黄疸。⑦腎不全,腎尿細管性アシドーシス。⑧起立性低血圧,低血圧。⑨間質性肺疾患(せき,呼吸困難,発熱など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……鼻咽頭炎,咽頭炎,口腔カンジダ症,副鼻腔炎,蜂巣炎,肛門膿瘍,尿路感染,白癬感染,口腔ヘルペス,単純ヘルペス,鼻炎,ブラストミセス症,憩室炎,トキソプラズマ症,四肢膿瘍,菌血症,直腸周囲膿瘍/頭痛,不眠症,味覚異常,めまい,不安,錯乱状態,嗜眠(しみん)/結膜出血,眼充血/動悸,心膜炎/鼻出血,口腔咽頭痛,上気道炎,口腔咽頭不快感,呼吸困難,喀血,肺浸潤,肺臓炎/便秘,食欲不振,吐きけ,下痢,口内炎,嘔吐,歯周病,腹痛,腹部膨満,痔核,腹部不快感,口唇乾燥,肛門周囲痛,舌炎,口唇炎,う歯,歯痛,口腔内出血,消化不良,歯肉出血,痔出血,歯肉腫脹,歯肉痛/発疹,かゆみ,接触性皮膚炎,じん麻疹,点状出血,紅斑,紫斑,斑状出血,皮下出血,脱毛症,皮膚乾燥,皮膚小結節,皮膚硬結/倦怠感,発熱,四肢痛,背部痛,疲労,むくみ,胸痛,脱力感,血腫,胆のう炎,関節痛,骨痛,筋力低下,筋肉痛,体重減少,筋痙縮(けいしゅく),胸部不快感,脱水,悪寒,全身健康状態低下,脾腫,筋骨格痛,頸部痛,筋骨格系胸痛/注射部位反応(紅斑,発疹,かゆみ,硬結など),カテーテル留置部位反応(紅斑,出血,感染など)
(2)検査などでわかる副作用……ヘモグロビン減少,ヘマトクリット減少,血小板血症,単球減少症,好酸球増加症,好塩基球増加症,白血球増加症,リンパ球増加症,単球増加症,平均赤血球ヘモグロビン濃度減少,芽球増加,アンチトロンビンⅢ減少/アルブミン減少,LDH増加,血糖値上昇,総蛋白減少,リン減少,低カリウム血症,重炭酸塩減少・増加,ナトリウム減少,クロル増加,カリウム増加,尿酸減少・増加/高血圧/低酸素血症/尿蛋白陽性,尿潜血陽性,クレアチニン増加,BUN増加,尿糖陽性,CRP増加

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。