ファンギゾンシロップの効能・用量・副作用など

ファンギゾンシロップの特徴

カンジダは,ふつうの抗生物質では死にません。そればかりか抗生物質の長期投与によってカンジダ症になることがあります(菌交代症)。また,カンジダは人間のからだに広く存在してはいるものの,病気をおこさない程度にしか増殖しないのですが,からだの抵抗力が落ちた場合には異常に数を増すことがあります。
ナイスタチンは,内服のほかに軟膏があります。アムホテリシンBは,内服のほかに注射薬があります。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 真菌症の抗生物質 > カンジダ治療薬 > アムホテリシンB
形状 シロップ剤 
同じ分類の薬 フロリードゲル   ジェネリック薬: ナイスタチン   ハリゾン  

ファンギゾンシロップ メーカー別薬価など

会社 ブリストル・マイヤーズ スクイブ
保険薬価 シロップ剤100mg 1mL 53.60円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


ファンギゾンシロップの効能・効果

[アムホテリシンBの適応症]消化管におけるカンジダ異常増殖
[ナイスタチンの適応症]消化管カンジダ症
[ミコナゾールの適応症]カンジダ属による口腔・食道カンジダ症

ファンギゾンシロップの用法・用量

1回100mgを1日2~4回。小児の場合は,1回50~100mg(シロップ0.5~1mL)を1日2~4回。

ファンギゾンシロップの使用上の注意と副作用

基本的注意

*アムホテリシンB(ファンギゾンシロップ),ナイスタチン,ミコナゾール(フロリードゲル)の添付文書による

[アムホテリシンB]
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)服用法など……[シロップ]①服用前にはよく振って,均等な懸濁液にしてのんでください。②口腔内カンジダ症の人が服用するときは,舌で患部に広くゆきわたらせ,できるだけ長く含んだ後,のみこんでください。③服用によって歯が黄色くなることがありますが,歯磨きで簡単に除去できます。
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた
[ナイスタチン]
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。「薬の知識」共通事項のみかた
[ミコナゾール]
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/キニジン硫酸塩水和物キニジン硫酸塩水和物,トリアゾラムベンゾジアゼピン系催眠薬,シンバスタチンHMG-CoA還元酵素阻害薬,アゼルニジピンカルシウム拮抗薬(適応症が高血圧症のみのもの),ピモジドブチロフェノン系薬剤,ニソルジピンカルシウム拮抗薬,エルゴタミン酒石酸塩エルゴタミン酒石酸塩,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩エルゴタミン酒石酸塩,ブロナンセリン非定型抗精神病薬,リバーロキサバン凝固第X因子阻害薬,アスナプレビルC型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬)の服用中/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……ワルファリンカリウムワルファリンカリウムの服用中/経口血糖降下薬(グリベンクラミド・グリクラジド・アセトヘキサミドなど糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系))の服用中
(3)服用法……①口腔カンジダ症の人は,舌で口腔内にまんべんなく塗布し,できるだけ長く含んだ後,のみこみます。②食道カンジダ症の人は,口腔内に含んだ後,少量ずつのみこみます。③義歯の人は十分な効果が得られにくいことがあるので,義歯をよく洗い,義歯にも塗布します。④本剤の誤嚥(ごえん)により呼吸困難,嚥下性肺炎などをおこすおそれがあります。高齢者,乳児,嚥下に障害のある人,ぜんそくの人などは特に注意して服用してください。⑤服用後は,うがいや食物摂取を控えてください。
(4)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[アムホテリシンB,ナイスタチン]①皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

[アムホテリシンB]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(じん麻疹,発疹,かゆみ,血管浮腫,発熱)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……舌炎,悪心,嘔吐,食欲不振,腹痛,下痢,口内炎,腹部膨満感,胃痛,心窩部(しんかぶ)痛
(3)検査などでわかる副作用……腎障害,BUN上昇,タンパク尿/肝障害,AST・ALT・AL-P上昇,ウロビリン尿

他の薬剤使用時の注意

[ミコナゾール]①キニジン硫酸塩水和物キニジン硫酸塩水和物,ピモジドブチロフェノン系薬剤→QT延長などの心臓血管系の副作用が現れるおそれがあります。②トリアゾラムベンゾジアゼピン系催眠薬,アゼルニジピンカルシウム拮抗薬(適応症が高血圧症のみのもの),ニソルジピンカルシウム拮抗薬,ブロナンセリン非定型抗精神病薬→これらの薬剤の作用が強まるおそれがあります。③シンバスタチンHMG-CoA還元酵素阻害薬→横紋筋(おうもんきん)融解症が現れるおそれがあります。④エルゴタミン酒石酸塩,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩エルゴタミン酒石酸塩→血管れん縮などの重い副作用が現れるおそれがあります。⑤リバーロキサバン凝固第X因子阻害薬→抗凝固作用が増強され,出血の危険性が増大するおそれがあります。⑥アスナプレビルC型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬)→肝臓に関連した有害事象が発現,または重症化するおそれがあります。

[ミコナゾール]
(1)本剤との併用で作用が強まる薬剤……経口血糖降下薬(グリベンクラミド・グリクラジド・アセトヘキサミドなど糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)),フェニトインフェニトイン,カルバマゼピンカルバマゼピン,ワルファリンカリウムワルファリンカリウム
(2)本剤との併用で骨髄機能抑制などの副作用が強まることがある薬剤……ドセタキセル,パクリタキセルイチイ由来抗腫瘍薬,イリノテカンイリノテカン塩酸塩
(3)本剤との併用で血中濃度が上昇することがある薬剤……シクロスポリンシクロスポリン,タクロリムス水和物タクロリムス水和物ほか,アトルバスタチンHMG-CoA還元酵素阻害薬,ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍薬抗悪性腫瘍ビンカアルカロイド,ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬カルシウム拮抗薬(適応症が高血圧症のみのもの),ベラパミル塩酸塩カルシウム拮抗薬,シルデナフィルクエン酸塩シルデナフィルクエン酸塩ほか,アルプラゾラムベンゾジアゼピン系安定薬,ミダゾラム,ブロチゾラムベンゾジアゼピン系催眠薬,メチルプレドニゾロン副腎皮質ステロイド薬,セレギリン塩酸塩セレギリン塩酸塩,エバスチンフェキソフェナジン塩酸塩ほか,ジソピラミドピリジンメタノール系抗不整脈薬,シロスタゾールシロスタゾール,イマチニブメシル酸塩イマチニブメシル酸塩
(4)併用すると相互の血中濃度が上昇することがある薬剤……HIVプロテアーゼ阻害薬(インジナビル硫酸塩エタノール付加物・サキナビルメシル酸塩・リトナビルなどエイズ治療薬(2))

ファンギゾンシロップ - PC

PCB  説明(別ウィンドウ表示)