ブロクリン-Lの効能・用量・副作用など

ブロクリン-Lの特徴

プロプラノロール塩酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)と同様,交感神経のβ(ベーター)受容体を遮断(ベーター・ブロッカー)することにより血圧を下げ,またプラゾシン塩酸塩交感神経アルファ遮断薬と同様に,α(アルファ)受容体をも遮断するといわれています。
ここで取り上げた薬剤の適応症は高血圧症のみで,狭心症や不整脈を伴う高血圧症にはアテノロール・アロチノロール塩酸塩・インデノロール塩酸塩・カルテオロール塩酸塩・ナドロール・ピンドロール・プロプラノロール塩酸塩・メトプロロール酒石酸塩などベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)のように,狭心症や不整脈にも効果がある薬のほうがよく使われます。
また,狭心症を伴う高血圧症には,塩酸ブニトロロール・プロプラノロール塩酸塩・ニプラジロール・チリソロール塩酸塩・セリプロロール塩酸塩・ベタキソロール塩酸塩・カルベジロールなどベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの)が使われます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 血圧降下薬 > ベーター・ブロッカー(適応症が高血圧症のみのもの) > ピンドロール
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アイミクス配合錠HD   アイミクス配合錠LD   アジルバ   アテディオ配合錠   ジェネリック薬: アゼルニジピン  

ブロクリン-L メーカー別薬価など

会社 高田製薬
保険薬価 カプセル剤5mg 1カプセル 26.60円
カプセル剤15mg 1カプセル 65.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
TTS-287
TTS-288
本体コード:
TTS 287/5
TTS 288/15


ブロクリン-Lの効能・効果

[ラベタロール塩酸塩,アモスラロール塩酸塩の適応症]本態性高血圧症,褐色細胞腫による高血圧症
[カルテオロール塩酸塩,ピンドロール,メトプロロール酒石酸塩の適応症]本態性高血圧症(軽症~中等症)
[ベバントロール塩酸塩の適応症]高血圧症

ブロクリン-Lの用法・用量

1日1回15mg。

ブロクリン-Lの使用上の注意と副作用

基本的注意

*ラベタロール塩酸塩(トランデート)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……糖尿病性ケトアシドーシス,代謝性アシドーシス/高度の徐脈(著しい洞性徐脈),房室ブロック(Ⅱ・Ⅲ度),洞房ブロック/心原性ショック,肺高血圧による右心不全,うっ血性心不全/気管支ぜんそく,気管支けいれんのおそれのある人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……うっ血性心不全のおそれのある人/房室ブロック(Ⅰ度)/末梢循環障害/低血糖症,コントロール不十分な糖尿病,長期間絶食状態/肝機能障害/重い腎機能障害/甲状腺中毒症/小児,高齢者
(3)定期検査……本剤を長期に服用の場合は,定期的に心機能検査(脈拍,血圧,心電図,X線など),肝機能,腎機能,血液などの検査を受ける必要があります。
(4)急な服用中止……類似化合物(プロプラノロール塩酸塩)を服用中の狭心症の人が本剤の服用を急に中止すると,症状が悪化したり,心筋梗塞をおこしたとの報告があります。また,甲状腺中毒症の人が急に中止すると,症状が悪化することがあります。自己判断で服用を中止しないようにしてください。
(5)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい,ふらつきがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(6)白内障手術での注意……本剤と類似したα受容体遮断薬であるタムスロシン排尿障害改善α₁受容体遮断薬を服用中または服用経験のある患者で,白内障手術中に術中虹彩緊張低下症候群(縮瞳型症候群の一種)が現れたとの報告があります。このため白内障手術中の合併症が増加するおそれがあるので,本剤の服用または服用歴について手術前に執刀医に伝えてください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①心不全(の誘発・悪化)。
[カルテオロール塩酸塩,メトプロロール酒石酸塩,ベバントロール塩酸塩]②徐脈性不整脈(房室ブロック,洞房ブロック,洞不全症候群,洞機能不全など)。
[メトプロロール酒石酸塩,ピンドロール,ベバントロール塩酸塩]③ぜんそく症状(の誘発・悪化)。
[ラベタロール塩酸塩, メトプロロール酒石酸塩]④肝機能障害,黄疸。
[ラベタロール塩酸塩]⑤SLE(全身性エリテマトーデス)様症状(筋肉痛,関節痛など),乾癬。⑥ミオパシー。
[カルテオロール塩酸塩]⑦冠れん縮性狭心症。⑧失神。
[メトプロロール酒石酸塩]⑨心原性ショック。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,発熱,呼吸困難,血管浮腫)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……霧視,涙液分泌減少
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……苔癬様皮疹/頭痛,不眠,眠け,しびれ感,ふるえ,抑うつ/めまい,立ちくらみ,徐脈,胸痛/レイノー症状の悪化,冷感/ぜんそく様症状,気管支けいれん/悪心・嘔吐,胃痛,腹痛,便秘,消化不良,口渇/尿閉/頭皮異常感,倦怠感,むくみ,筋肉痛,陰萎(いんい),勃起不全,疲労感,鼻閉,発汗,悪寒,性欲減退,射精不能
(4)検査などでわかる副作用……房室ブロック/AST・ALT・γ-GTP,AL-P上昇/BUN上昇/CK上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると相互に作用を強めるおそれがある薬剤……交感神経系に抑制的に作用する他の薬剤(レセルピンレセルピンなど),麻酔薬(ハロタンなど),カルシウム拮抗剤(ベラパミル塩酸塩,ジルチアゼム塩酸塩などカルシウム拮抗薬),抗不整脈薬(ジソピラミドピリジンメタノール系抗不整脈薬,プロカインアミド塩酸塩プロカインアミド塩酸塩,アジマリンなど),ジギタリス製剤(ジゴキシンジギタリス製剤など)
(2)併用すると血糖降下作用が強まるおそれがある薬剤……血糖降下薬(インスリン糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤),トルブタミド,アセトヘキサミド糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)など)
(3)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……シメチジンヒスタミンH₂受容体拮抗薬
(4)併用すると本剤の降圧作用が弱まるおそれがある薬剤……非ステロイド性抗炎症薬
(5)併用すると振戦(ふるえ)が現れやすい薬剤……三環系抗うつ薬(イミプラミン塩酸塩,アミトリプチリン塩酸塩三環系抗うつ薬,デシプラミンなど)
(6)併用すると本剤との相互作用によって高血圧症,徐脈をおこすおそれがある薬剤……交感神経刺激薬(アドレナリンなど)

ブロクリン-L - PC

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