プリモボランの効能・用量・副作用など

プリモボランの特徴

男性ホルモンの誘導体です。脂質低下作用としては,コレステロールの胆汁酸への移行や排泄促進があると考えられています。第2次大戦後,アウシュヴィッツなどの生存者の体力回復に用いられたのがはじめです。その後,スポーツ選手の記録増進にも使用されました(ドーピングとなります)。
男性が服用するときは,定期的に前立腺の検査を行う必要があります。女性では月経異常,しわがれ声(嗄声(させい))などの変声が現れる可能性があります。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 骨粗鬆症の薬 > 蛋白同化ステロイド薬 > メテノロン酢酸エステル
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アクトネル   アスパラ-CA   ジェネリック薬: アルカドール   アルシオドール   アルファカルシドール  

プリモボラン メーカー別薬価など

会社 バイエル薬品
保険薬価 錠剤5mg 1錠 11.40円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
CY: 5mg
本体コード:
CY


プリモボランの効能・効果

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)/以下の疾患の著しい消耗状態→慢性腎疾患,悪性腫瘍,外傷・熱傷/再生不良性貧血による骨髄の消耗状態

プリモボランの用法・用量

1日10~20mgを2~3回に分けて服用。

プリモボランの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺がん)またはその疑いのある人/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……前立腺肥大/心疾患,腎疾患/肝疾患/がんの骨転移/糖尿病/高齢者
(3)定期検査……長期服用する場合は,定期的に肝機能検査などを,また男性の場合は前立腺の検査も受ける必要があります。
(4)腫瘍の発生……再生不良性貧血の人などが蛋白同化ステロイド薬を長期大量に服用したところ,肝腫瘍が発生したとの報告があります。
(5)女性の変声……女性の場合,服用によって声が変わり,しわがれ声(嗄声)になることがあり,嗄声が進行すると回復困難になることがあります。通常,月経異常が先発する例が多いとの報告があるので,月経異常などがみられたらすぐに処方医へ連絡してください。
(6)小児……骨端の早期閉鎖,性的早熟をおこすことがあります。異常を感じたら処方医へ連絡してください。

副作用の注意
重大な副作用

①肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……[女性]しわがれ声,多毛,にきび,色素沈着,月経異常,陰核肥大,性欲亢進 [男性]にきび,陰茎肥大,陰萎,持続性勃起
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……悪心,嘔吐
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇/大量継続服用による精子減少・精液減少などの睾丸機能抑制

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で作用が強まる薬剤……抗凝血薬
(2)併用すると耐糖能の低下がみられることがある薬剤……副腎皮質ステロイド薬副腎皮質ステロイド薬