プロイメンド点滴静注用の効能・用量・副作用など

プロイメンド点滴静注用の特徴

本剤は,内服抗がん薬のアプレピタントアプレピタントのプロドラッグ(体内で代謝されてから作用を及ぼす薬)です。静脈内投与後に体内の脱リン酸化酵素により,中枢性の嘔吐反応を抑制するアプレピタントへ代謝されます。
抗がん薬の投与開始後24時間以内におこる急性期の悪心・嘔吐のみならず,24時間以降におこる遅発期の悪心・嘔吐に対しても有効性が確認されています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 がんに使われるその他の薬剤 > ホスアプレピタントメグルミン > ホスアプレピタントメグルミン
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アイソボリン点滴静注用   アレディア点滴静注用   アロキシ点滴静注バッグ   アロキシ静注   ジェネリック薬: アザセトロン塩酸塩静注液  

プロイメンド点滴静注用 メーカー別薬価など

会社 小野薬品工業
保険薬価 注射用剤150mg 1瓶 14,705.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


プロイメンド点滴静注用の効能・効果

抗がん薬(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心,嘔吐)(遅発期を含む)

プロイメンド点滴静注用の使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分またはアプレピタントアプレピタントに対するアレルギーの前歴/ピモジドブチロフェノン系薬剤投与中
(2)慎重に使用すべき場合……重い肝機能障害
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。治療上の有益性があると判断される場合にのみ使用。
・授乳婦での安全性:使用する場合は授乳中止。
・低出生体重児,新生児~小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群:発熱,紅斑,かゆみ,眼充血,口内炎など)。②穿孔(せんこう)性十二指腸潰瘍。③ショック,アナフィラキシー(全身発疹,潮紅,血管浮腫,紅斑,呼吸困難,意識消失,血圧低下など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……発疹,かゆみ,紅斑,皮膚病変,光線過敏症,ざ瘡,多汗症,脂性肌,じん麻疹/頭痛,めまい,眠け,不眠症,不安,多幸症,異常な夢,認知障害,失見当識/潮紅,徐脈,動悸,頻脈,不整脈,ほてり/便秘,悪心,嘔吐,鼓腸,消化不良,おくび,胃炎,腸炎,胃食道逆流性疾患,口内乾燥,食欲不振/しゃっくり,せき,咽頭炎,後鼻漏,くしゃみ,咽喉刺激感/頻尿,多尿,排尿困難,血尿/筋けいれん,筋痛,四肢痛/注射部位症状(疼痛,かゆみ,紅斑,硬結,腫脹,血栓性静脈炎)/倦怠感,浮腫,味覚異常,胸部不快感,疲労,無力症,嗜眠(しみん),発熱,耳鳴り,疼痛,粘膜の炎症,体重増加・減少,多飲症,口渇,脱水,結膜炎,ブドウ球菌感染症,カンジダ症
(2)検査などでわかる副作用……血圧上昇/ALT・AST・アルカリホスファターゼ・γ-GTP・ビリルビン上昇/蛋白尿,尿糖,BUN・クレアチニン上昇/貧血,好中球・白血球・リンパ球・血小板・単球減少/低ナトリウム血症,高血糖,アルブミン減少,低カリウム血症,低クロール血症

他の薬剤使用時の注意

ピモジド→ピモジドの血中濃度が上昇して,QT延長,心室性不整脈などの重い副作用をおこすおそれがあります。

(1)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……CYP3A4を阻害する薬剤(イトラコナゾール深在性真菌治療薬,エリスロマイシン,クラリスロマイシンマクロライド,リトナビルエイズ治療薬(2)など)
(2)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……CYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシンリファンピシン,カルバマゼピンカルバマゼピン,フェニトインフェニトインなど)
(3)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……CYP3A4で代謝される薬剤(デキサメタゾン,メチルプレドニゾロン副腎皮質ステロイド薬,ミダゾラムなど)
(4)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……CYP2C9で代謝される薬剤(ワルファリンカリウムワルファリンカリウム,トルブタミド糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系),フェニトインフェニトインなど),エチニルエストラジオールなどの経口避妊薬低用量ピル
(5)併用すると両薬剤の代謝が競合的に阻害されることがある薬剤……ジルチアゼム塩酸塩カルシウム拮抗薬