プロノンの効能・用量・副作用など

プロノンの特徴

抗不整脈薬は,作用の違いからクラスⅠ~Ⅳの4群に分類され,そのうちクラスⅠはさらにⅠa,Ⅰb,Ⅰcに分けられています(ヴォーン・ウィリアムズ分類)。
クラスⅠの薬剤は,細胞膜にあるナトリウムの出入り口(チャネル)に作用して不整脈を改善する薬(ナトリウムチャネル阻害薬)です。
本剤は局所麻酔作用を持っているクラスⅠcの不整脈治療剤で,心筋細胞に対して直接的な膜安定化作用を示します。

プロノン錠100mg

プロノン錠100mg

プロノン錠150mg

プロノン錠150mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 不整脈の薬 > プロパフェノン塩酸塩 > プロパフェノン塩酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アスペノン   アセタノール   アドビオール   ジェネリック薬: アテノロール   アテノロールドライシロップ  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

プロノン メーカー別薬価など

会社 アステラス製薬
トーアエイヨー
保険薬価 錠剤100mg 1錠 55.20円
錠剤150mg 1錠 71.10円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
547
547 150mg
548
548 100mg
本体コード:
547
548


プロノンの効能・効果

頻脈性不整脈で他の抗不整脈薬が使用できないか,または無効の場合

プロノンの用法・用量

1回150mgを1日3回。

プロノンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*プロパフェノン塩酸塩(プロノン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……うっ血性心不全/高度の房室ブロック・洞房ブロック/リトナビル,ミラベグロン,テラプレビルの服用中
(2)慎重に服用すべき場合……基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)のある人/刺激伝導障害(房室ブロック,洞房ブロック,脚ブロックなど)/著しい洞性徐脈/肝機能障害/重い腎機能障害/血清カリウム低下の人/高齢者
(3)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……本剤を服用しているときは摂取してはいけません。本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあります。
(4)定期検査……服用中は,定期的に心電図,脈拍,血圧,心胸比の検査を受ける必要があります。特に,基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)があって心不全をおこすおそれのある人,肝機能障害・重い腎機能障害・心機能低下のある人,他の抗不整脈薬の併用者,高齢者などは頻回に心電図の検査を受けることが必要です。
(5)心臓ペースメーカー使用中……本剤は心臓ペーシングの閾値(いきち)を上昇させる可能性があります。ペースメーカー使用中の人は,適当な間隔でペーシング閾値を測定する必要があります。異常を感じたら,ただちに処方医へ連絡してください。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると,眠けが現れることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事するときは十分に注意してください。
(7)外国での報告……心筋梗塞発症後の無症候性または軽度の症状を伴う心室性期外収縮の人を対象とした試験において,本剤の類似薬はプラセボ(偽薬)服用群に比べ死亡率が有意に増加したとの報告があります。このような状態の人は,原則として服用してはいけません。
(8)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポアントを含む),心室細動,洞停止,洞房ブロック,房室ブロック,徐脈,失神。②肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみなど)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……動悸,胸痛,黄疸
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……めまい・ふらつき,頭痛・頭重/吐きけ・嘔吐,食欲不振,腹痛,軟便・下痢,便秘,腹部膨満感/倦怠感,むくみ,味覚倒錯,ほてり,筋肉痛
(4)検査などでわかる副作用……脚ブロック/AST・ALT・AL-P・γ-GTP上昇/BUN上昇/好酸球増多/トリグリセリド上昇,尿酸の上昇

他の薬剤使用時の注意

①リトナビルエイズ治療薬(2)→不整脈,血液障害,けいれんなどの重い副作用をおこすおそれがあります。②ミラベグロン過活動膀胱治療薬(2)→QT延長,心室性不整脈などをおこすおそれがあります。③テラプレビルC型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬)→重篤なまたは生命に危険を及ぼすような事象(不整脈,血液障害,血管れん縮など)がおこるおそれがあります。

(1)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……メトプロロール酒石酸塩・プロプラノロール塩酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの),ワルファリンカリウムワルファリンカリウム,ジゴキシンジギタリス製剤,アミノフィリンカフェイン誘導体の強心薬,コリンテオフィリン,テオフィリンテオフィリン
(2)併用で本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……ベラパミルカルシウム拮抗薬

プロノン - PC

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