プロパジールの効能・用量・副作用など

プロパジールの特徴

甲状腺機能が高まっているためにおこるバセドウ病の治療には,1950年頃から生体内でL-サイロキシンの生合成を阻止する薬剤が使用されています。この製剤の副作用としては,造血組織に対する障害が多いので,白血球数の減少に特に注意することが必要です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 甲状腺の薬 > 抗甲状腺製剤 > プロピルチオウラシル
形状 錠剤 
同じ分類の薬 チウラジール   チラーヂンS   チロナミン   メルカゾール   レグパラ  

プロパジール メーカー別薬価など

会社 あすか製薬
武田薬品工業
保険薬価 錠剤50mg 1錠 9.60円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
50mg


プロパジールの効能・効果

甲状腺機能亢進症

プロパジールの用法・用量

初期量として1日300mgを3~4回に分けて服用。重症時には1日400~600mg。機能亢進症状がほぼ消失したら1~4週間ごとに徐々に減量し,維持量1日50~100mgを1~2回に分けて服用。小児・妊婦の場合は処方医の指示通りに服用。

「プロパジール」を含むQ&A

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プロパジールの使用上の注意と副作用

警告

[チアマゾール]重い無顆粒球症が,主に服用開始後2カ月以内に発現し,死亡に至った例も報告されています。少なくとも服用開始後2カ月間は原則として2週に1回の定期的な血液検査を行い,無顆粒球症の症状(咽頭痛,発熱など)が現れた場合には速やかに処方医に連絡してください。

基本的注意

*チアマゾール(メルカゾール),プロピルチオウラシル(チウラジール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[プロピルチオウラシルのみ]本剤の服用後,肝機能が悪化した人
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/中等度以上の白血球減少または他の血液障害
(3)定期検査……①妊娠している人が服用すると,胎児・新生児に甲状腺の障害などがおこることがあります。妊婦または妊娠している可能性のある人は,定期的に甲状腺機能検査を受ける必要があります。②[チアマゾール]服用開始後2カ月間は,原則として2週に1回,それ以降も定期的に白血球分画を含めた血液の検査を受ける必要があります。③[プロピルチオウラシル]定期的に肝機能検査も受ける必要があります。
(4)その他……
[チアマゾール]
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。②抗好中球細胞質抗体(ANCA)陽性血管炎症候群(急速進行性腎炎症候群,肺出血など)。③汎血球減少,再生不良性貧血,無顆粒球症,白血球減少。④低プロトロンビン血症,第Ⅶ因子欠乏症,血小板減少,血小板減少性紫斑病。⑤肝機能障害,黄疸。⑥SLE(全身性エリテマトーデス)様症状。
[チアマゾールのみ]⑦インスリン自己免疫症候群(低血糖など)。⑧横紋筋(おうもんきん)融解症。⑨多発性・移動性関節炎。
[プロピルチオウラシルのみ]⑩アナフィラキシー(かゆみ,発疹,顔面浮腫,呼吸困難など)。⑪薬剤性過敏症症候群(発疹,発熱,リンパ節腫脹など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……脱毛,色素沈着,かゆみ,紅斑/悪心・嘔吐,下痢,食欲不振/頭痛,めまい,末梢神経異常/発疹,じん麻疹,発熱/こむらがえり,筋肉痛,倦怠感,リンパ節の腫れ,関節痛,むくみ,味覚減退
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇/CK上昇/唾液腺肥大/好酸球増多

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で作用に変化が現れる薬剤……クマリン系抗凝血薬ワルファリンカリウム,ジギタリス製剤ジギタリス製剤

プロパジール - PC

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