ヘキサトロンの効能・用量・副作用など

ヘキサトロンの特徴

血管に傷がついて出血すると,血中の血小板がその部位に集まり,不溶性のフィブリン(線維素)をつくって出血を止めます。止血が完成したあとがそのままでは都合が悪いので,プラスミンという酵素が中心になって,不溶性フィブリンを溶解性ポリペプタイドにする仕組みがあります。これを「線溶系」と呼びますが,この機構が亢進すると,また出血することになります。
トラネキサム酸は,このような線溶系において,プラスミンがその前駆体のプラスミノーゲンからつくられるのを阻止する働きがあります。
なお,トラネキサム酸は皮膚疾患治療薬としても使われます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 止血薬など > トラネキサム酸 > トラネキサム酸
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アドナ   エクジェイド   オフタルムK配合錠   ジェネリック薬: オダノン   カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム  

ヘキサトロン メーカー別薬価など

会社 日本新薬
保険薬価 カプセル剤250mg 1カプセル 9.90円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
305
本体コード:
305


ヘキサトロンの効能・効果

全身性線溶亢進が関係すると考えられる出血傾向(白血病,再生不良性貧血,紫斑病,手術中・術後の異常出血)/局所線溶亢進が関係すると考えられる異常出血 (肺出血,鼻出血,性器出血,腎出血,前立腺手術中および術後の異常出血)/湿疹・じん麻疹・薬疹・中毒疹の紅斑・腫れ・かゆみ/扁桃炎・咽喉頭炎における咽喉痛・発赤・充血・腫れ/口内炎による口内痛と口内粘膜アフタ

ヘキサトロンの用法・用量

1日750~2,000mg(散・細粒剤は1.5~4g,シロップは15~40mL)を3~4回に分けて服用。小児の場合は処方医の指示通りに服用。

ヘキサトロンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*トラネキサム酸(トランサミン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……トロンビンの服用中
(2)慎重に服用すべき場合……脳血栓・心筋梗塞・血栓性静脈炎などの血栓症が現れるおそれのある人/消費性凝固障害(ヘパリンなどと併用すること)/術後の臥床状態にある人および圧迫止血の処置を受けている人/腎不全/本剤の成分に対するアレルギーの前歴

副作用の注意
重大な副作用

①(人工透析者において)けいれん。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……食欲不振,悪心,嘔吐,下痢,胸やけ/眠け

他の薬剤使用時の注意

トロンビントロンビン→併用すると血栓形成傾向が現れるおそれがあります。

(1)本剤と併用すると血栓形成傾向が強まる薬剤……以下の薬剤の注射薬→ヘモコアグラーゼ,バトロキソビン,凝固因子製剤(エプタコグアルファなど)