ベタニスの効能・用量・副作用など

ベタニスの特徴

酒石酸トルテロジン過活動膀胱治療薬(1)などと同様に過活動膀胱を改善する薬剤です。本剤は膀胱平滑筋のβ₃アドレナリン受容体を刺激し,膀胱を弛緩させることで蓄尿機能を高め,尿意切迫感や頻尿,尿失禁を改善します。

ベタニス錠50mg

ベタニス錠50mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 泌尿器科の薬 > 過活動膀胱治療薬(2) > ミラベグロン
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アボルブ   ウリトス   ジェネリック薬: アポラキート   アランダール   アリルエストレノール  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

ベタニス メーカー別薬価など

会社 アステラス製薬
保険薬価 錠剤25mg 1錠 116.20円
錠剤50mg 1錠 195.20円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
325
355
本体コード:
325
355


ベタニスの効能・効果

過活動膀胱における尿意切迫感,頻尿および切迫性尿失禁

ベタニスの用法・用量

1日1回50mg。中等度の肝機能障害・重度の腎機能障害がある場合は1日1回25mgから開始。

「ベタニス」を含むQ&A

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ベタニスの使用上の注意と副作用

警告

 生殖可能な年齢の人は,本剤の服用をできるかぎり避けること。動物実験(ラット)で,精のう・前立腺・子宮の重量低値あるいは萎縮などの生殖器系への影響が認められ,高用量では発情休止期の延長,黄体数の減少に伴う着床数および生存胎児数の減少が認められています。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重い心疾患/重い肝機能障害/抗不整脈薬のフレカイニド酢酸塩フレカイニド酢酸塩あるいはプロパフェノン塩酸塩プロパフェノン塩酸塩の服用中/妊婦または妊娠している可能性のある人/授乳婦
(2)慎重に服用すべき場合……クラスⅠa(プロカインアミド塩酸塩プロカインアミド塩酸塩,キニジン硫酸塩水和物キニジン硫酸塩水和物など)またはクラスⅢ(アミオダロン塩酸塩アミオダロン塩酸塩,ソタロール塩酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)など)の抗不整脈薬を服用中/重度の徐脈などの不整脈,急性心筋虚血などの不整脈をおこしやすい人/低カリウム血症/肝機能障害(重度を除く)/腎機能障害/緑内障/高齢者
(3)服用方法……本剤は徐放性製剤であるため,割ったり,砕いたり,すりつぶしたりして服用すると,本剤の徐放性が失われるおそれがあるので,そのままかまずに服用してください。
(4)定期検査……①QT延長または不整脈の前歴がある人,抗不整脈薬のクラスⅠa・クラスⅢなどのQT延長をおこすことが知られている薬剤を本剤と併用している人,QT延長をおこすリスクが高いと考えられる人は,定期的に心電図検査を行います。②緑内障の人が本剤を服用する場合には,定期的な眼科的診察を行います。
(5)併用を避ける薬剤……現時点では,過活動膀胱の適応がある抗コリン薬過活動膀胱治療薬(1),およびステロイド合成・代謝系への作用がある5α還元酵素阻害薬5α還元酵素阻害薬と併用した際の安全性や効果が確認されていないため,本剤との併用は避けることが望ましいとされています。
(6)その他……
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①尿閉。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹,かゆみ)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……動悸,上室性期外収縮,頻脈,心室性期外収縮,心拍数増加/回転性めまい/霧視/便秘,口内乾燥/腹部不快感,腹部膨満,下痢,十二指腸潰瘍,胃炎,口内炎,悪心,嘔吐,腹痛,上腹部痛,下腹部痛/倦怠感,浮腫,口渇,胸部不快感,胸痛/膀胱炎/食欲減退/浮動性めまい,頭痛,ふるえ,感覚鈍麻,傾眠/残尿
(3)検査などでわかる副作用……白血球減少・増加,血小板増加・減少/右脚ブロック,血圧上昇,高血圧/AST・ALT・γ‐GTP・AL‐P上昇,ビリルビン上昇/尿沈渣異常/CK上昇・減少,血中ブドウ糖増加・減少,コレステロール上昇,尿酸上昇/尿中蛋白陽性,尿中ブドウ糖陽性,クレアチニン上昇,BUN上昇・減少

他の薬剤使用時の注意

フレカイニド酢酸塩フレカイニド酢酸塩,プロパフェノン塩酸塩プロパフェノン塩酸塩→QT延長,心室性不整脈などをおこすおそれがあります。

(1)併用すると本剤の作用が弱まる可能性がある薬剤……リファンピシンリファンピシン,フェニトインフェニトイン,カルバマゼピンカルバマゼピン
(2)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物非麻薬系中枢性鎮咳薬,フェノチアジン系抗精神病薬フェノチアジン系薬剤(ペルフェナジンなど),ドネペジル塩酸塩認知症治療薬(1)(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬),三環系抗うつ薬三環系抗うつ薬 (アミトリプチリン塩酸塩,ノルトリプチリン塩酸塩,イミプラミン塩酸塩など),メトプロロール酒石酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの),ジゴキシンジギタリス製剤
(3)併用すると頻脈,心室細動発現の危険性が増大する薬剤……カテコールアミン(アドレナリン,イソプレナリンなど)
(4)併用すると心拍数増加などが現れるおそれがある薬剤……イトラコナゾール深在性真菌治療薬,エイズ治療薬エイズ治療薬(2) (リトナビル,アタザナビル硫酸塩,インジナビル硫酸塩エタノール付加物など),クラリスロマイシン,テリスロマイシンマクロライド
(5)併用するとQT延長,心室性不整脈(トルサード・ド・ポアンツを含む)が現れるおそれがある薬剤……ピモジドブチロフェノン系薬剤