ペルゴリンの効能・用量・副作用など

ペルゴリンの特徴

ペルゴリドメシル酸塩は,カベルゴリンカベルゴリン,ブロモクリプチンメシル酸塩乳汁分泌異常症治療薬と同じようにバッカクアルカロイド製剤です。
パーキンソン病では,脳内の神経伝達物質のひとつドパミンが不足しています。本剤は,神経細胞のドパミンの受容体を刺激してドパミンの量を増やし,パーキンソン病の改善を図ります。パーキンソン病の治療において,非バッカクアルカロイド製剤で治療効果が不十分,または副作用に耐えられないと考えられる場合にのみ使用されることになっています。原則として,レボドパ製剤ドパミン前駆物質(レボドパ)と併用して処方されます。
なお,カベルゴリンとブロモクリプチンメシル酸塩には,そのほかの適応症もありますが,本剤はパーキンソン病のみとなっています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 パーキンソン症候群の薬 > ペルゴリドメシル酸塩 > ペルゴリドメシル酸塩
形状 顆粒剤 
同じ分類の薬 アキネトン   アーテン   イーシー・ドパール配合錠   ジェネリック薬: アテネジン   アマンタジン塩酸塩  

ペルゴリン メーカー別薬価など

会社 日医工
保険薬価 顆粒剤0.025% 1g 110.20円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
0.2g
1.0g


ペルゴリンの効能・効果

パーキンソン病

ペルゴリンの用法・用量

処方医の指示通りに服用。

ペルゴリンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*ペルゴリドメシル酸塩(ペルマックス)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……バッカク製剤に対するアレルギーの前歴/心臓弁膜の病変またはその前歴
(2)慎重に服用すべき場合……精神病・不整脈・肝機能障害・腎機能障害またはその前歴/胸膜炎・胸水・胸膜線維症・肺線維症・心膜炎・心膜滲出液・後腹膜線維症またはその前歴(特にバッカク製剤服用中にこれらの疾患・症状が現れたことのある人)/レイノー病/高齢者
(3)服用法……動物試験で眼刺激性および吸入毒性が,また本剤の粉砕時に異臭・頭重感などが認められたとの報告があります。したがって,服用直前に包装より取り出すこと,また粉砕しないで服用するようにしてください。
(4)検査……心臓弁膜症,線維症が現れることがあるので,服用中は身体所見,X線,心エコー,CTなどの検査を適宜受ける必要があります。
(5)急な服用中止……本剤を長期に服用している人が,急に服用を中止すると幻覚を誘発するおそれがあります。自己判断で中止しないでください。
(6)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。
(7)高齢者……本剤は主として肝臓で代謝されますが,高齢者では肝機能が低下していることが多いため,高い血中濃度が持続するおそれがあるので,処方医と十分連絡をとりながら服用してください。
(8)突然死など……①本剤の服用中に,原因不明の突然死がおこったとの報告があります。②動物実験で,長期大量投与により子宮内膜腫瘍が低率で発生したとの報告があります。③外国では,高用量の服用で心臓弁膜症の報告割合が高いことが知られています。
(9)危険作業は中止……本剤を服用すると,前兆のない突発的睡眠,傾眠などがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(10)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①悪性症候群(高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,ショック症状など)。②間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。③胸膜炎,胸水,胸膜線維症,肺線維症,心膜炎,心膜滲出液。④心臓弁膜症。⑤幻覚,妄想,せん妄。⑥後腹膜線維症(背部痛,下肢浮腫,腎機能障害など)。⑦前兆のない突発的睡眠。⑧肝機能障害,黄疸。⑨血小板減少。⑩腸閉塞。⑪意識障害,失神。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,紅斑など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……不安・興奮・焦燥感,ジスキネジア・ジストニア,めまい・ふらつき,強剛,傾眠・眠け,頭がボーッとする,不眠,徘徊(はいかい),夜間驚愕(きょうがく)・夜間発声,うつ状態,性欲亢進などの精神症状,頭痛・頭重感,口内違和感,四肢のしびれ,すくみ足,ふるえ,無動,味覚障害,まぶたのむくみ,硬直感などの神経症状,錯乱/むくみ
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……悪心,嘔吐,胃部不快感・胸やけ,食欲不振,便秘,口渇,胃痛・心窩部(しんかぶ)痛,腹部膨満感,口内炎・口中のあれ,下痢,消化性潰瘍/レイノー現象,立ちくらみ・起立性低血圧,動悸,不整脈,徐脈,前胸部圧迫感/呼吸困難感・息切れ,鼻づまり/排尿障害,尿閉,尿失禁/嚥下(えんげ)性肺炎,発熱,疼痛,全身倦怠感,脱力感,熱感,発汗・冷汗,月経停止,摂食異常,耳痛,脱毛,視覚異常
(4)検査などでわかる副作用……白血球・血小板減少/BUN・クレアチニン上昇,尿タンパク,尿潜血/AST・ALT・AL-P・LDH・γ-GTP・ビリルビン上昇/血圧上昇・低下/CK上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると本剤の降圧作用を強めることがある薬剤……降圧作用のある薬剤
(2)併用すると本剤の作用を弱めることがある薬剤……フェノチアジン系薬剤フェノチアジン系薬剤,ブチロフェノン系薬剤ブチロフェノン系薬剤やメトクロプラミドメトクロプラミドなどのドパミン拮抗薬

ペルゴリン - PC

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