マイテラーゼの効能・用量・副作用など

マイテラーゼの特徴

重症筋無力症は,血液中にある種の抗体が過剰に存在するため,神経による筋肉のコントロールが正常に働かなくなることによりおこると考えられています。ここに分類した抗コリンエステラーゼ剤は,アセチルコリンを分解する酵素の働きを抑えて,副交感神経(迷走神経)を興奮させます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 その他の薬 > 筋無力症治療薬 > アンベノニウム塩化物
形状 錠剤 
同じ分類の薬 イソプリノシン   イムセラ   ウブレチド   ウラリット配合錠   ジェネリック薬: ウタゲン配合散  

マイテラーゼ メーカー別薬価など

会社 アルフレッサファーマ
保険薬価 錠剤10mg 1錠 21.70円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
NF 200
本体コード:
NF 200:W


マイテラーゼの効能・効果

重症筋無力症
[ジスチグミン臭化物のみの適応症]手術後および神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難
[ネオスチグミン臭化物のみの適応症]消化管機能低下のみられる次の疾患→慢性胃炎,手術後および分娩後の腸管麻痺,弛緩性便秘症/手術後および分娩後における排尿困難

マイテラーゼの用法・用量

1日15mgを3回に分けて服用。

「マイテラーゼ」を含むQ&A

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マイテラーゼの使用上の注意と副作用

警告

[ジスチグミン臭化物]本剤の服用により意識障害を伴う重篤なコリン作動性クリーゼを発現し,致命的な転帰をたどる例が報告されているので,服用に際しては下記の点に注意し,医師の厳重な監督のもと,状態に十分な注意を払ってください。
①本剤の服用中にコリン作動性クリーゼの徴候(初期症状:悪心・嘔吐,腹痛,下痢,唾液分泌過多,気道分泌過多,発汗,徐脈,縮瞳,呼吸困難など/臨床検査:血清コリンエステラーゼ低下)が認められた場合には,直ちに服用を中止すること。
②コリン作動性クリーゼが現れた場合は,アトロピン硫酸塩水和物0.5~1mg(患者の症状に合わせて適宜増量)を静脈内投与すること。また,呼吸不全に至ることもあるので,その場合は気道を確保し,人工換気を考慮すること。
③本剤の服用に際しては,副作用の発現の可能性について患者またはそれに代わる適切な人は十分に理解し,上記のコリン作動性クリーゼの初期症状が認められた場合には服用を中止するとともに直ちに医師に連絡し,指示を仰ぐこと。

基本的注意

*マイテラーゼ,ウブレチド,メスチノンなどの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/消化管または尿路の器質的閉塞/迷走神経緊張症/脱分極性筋弛緩薬(スキサメトニウム塩化物水和物)の使用中
(2)慎重に服用する場合……気管支ぜんそく/徐脈/消化性潰瘍/てんかん/パーキンソン症候群
[アンベノニウム塩化物]甲状腺機能亢進症/心臓障害/糖尿病
[ジスチグミン臭化物]甲状腺機能亢進症/心疾患(冠動脈疾患,不整脈)/腎機能障害/コリン作動薬やコリンエステラーゼ阻害薬の服用中/高齢者
[ピリドスチグミン臭化物]腎機能障害/冠動脈閉塞
[ネオスチグミン臭化物]甲状腺機能亢進症/冠動脈閉塞
(3)筋無力症状の悪化など……重症筋無力症の人が本剤を服用すると,ときに筋無力症状の重篤な悪化,呼吸困難,嚥下(えんげ)障害(クリーゼ)がおこることがあります。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①コリン作動性クリーゼ(悪心,嘔吐,腹痛,下痢,発汗,唾液分泌過多,気道分泌過多,縮瞳,徐脈,呼吸困難など)。
[ジスチグミン臭化物]②狭心症,不整脈(心室頻脈,心房細動,房室ブロック,洞停止など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

[ジスチグミン臭化物]
(1)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……線維束れん縮,筋けいれん,筋力低下,線維性ちく搦(でき)(クローヌス)/下痢,腹痛,悪心・不快感,吐きけ・嘔吐,腹鳴,胃腸症状,便失禁,心窩部(しんかぶ)不快感,流唾,テネスムス(しぶり腹),口渇/めまい,頭痛,睡眠障害/尿失禁,頻尿,尿道痛/発汗,動悸,流涙,全身倦怠感,神経痛悪化,舌のしびれ,発熱,自律神経失調,ざ瘡,胸部圧迫感,耳鳴り
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇/コリンエステラーゼ低下

他の薬剤使用時の注意

脱分極性筋弛緩剤であるスキサメトニウム塩化物水和物(レラキシン注射液)→本剤との併用により作用が強まり,全身麻酔時に持続性呼吸麻痺をおこすことがあります。

(1)併用すると相互に作用が拮抗する薬剤……アトロピン硫酸塩水和物
(2)併用すると相互に作用が強まる薬剤……コリン作動薬(アセチルコリン塩化物,ベタネコール塩化物副交感神経刺激薬など),コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル塩酸塩認知症治療薬(1)(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬),ネオスチグミン臭化物,ピリドスチグミン臭化物,アンベノニウム塩化物など筋無力症治療薬)

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