マイトジンの効能・用量・副作用など

マイトジンの特徴

血小板の血液凝集作用を弱めることにより,血液凝固を阻止します。
PDR(アメリカの医薬品集)では,チクロピジン塩酸塩はアスピリン小用量アスピリン(血栓防止用)が無効の人,またはアスピリンが使えない人にのみ使用すべきであると記述しています。
また,『mims』(イギリスの医薬品カタログ)では,チクロピジン塩酸塩による治療は,病院医師によってのみ始められるべきであると書いていましたが,2003年3月号からチクロピジン塩酸塩の掲載そのものをやめました。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 血液凝固を防ぐ薬 > チクロピジン塩酸塩 > チクロピジン塩酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アンプラーグ   イグザレルト   ジェネリック薬: アスピリン腸溶錠100mg   アスピリン錠100   アスファネート配合錠A81  

マイトジン メーカー別薬価など

会社 鶴原製薬
保険薬価 錠剤100mg 1錠 5.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
TSU 700 100mg
本体コード:
700


マイトジンの効能・効果

血管手術および血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療ならびに血流障害の改善/慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍・疼痛・冷感などの阻血性諸症状の改善/虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作〈TIA〉,脳梗塞)に伴う血栓・塞栓の治療/クモ膜下出血手術後の脳血管れん縮に伴う血流障害の治療

マイトジンの用法・用量

処方医の指示通りに服用。

マイトジンの使用上の注意と副作用

警告

①血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),無顆粒球症,重い肝機能障害などの重大な副作用が,主に服用開始後2カ月以内に現れ,死亡に至る例も報告されています。1999年7月の「緊急安全性情報」以後も,多数の副作用死が報告されています。
②本剤の服用にあたっては,医師と十分に話し合い,納得したのち服用すること,また服用中は必ず定期的に検査を受け,常に状態に気をくばってください。

基本的注意

*チクロピジン塩酸塩(パナルジン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……出血している人(血友病,毛細血管脆弱(ぜいじゃく)症,消化管潰瘍,尿路出血,喀血,硝子体出血など)/重症の肝機能障害/白血球減少症/本剤による白血球減少症の前歴/本剤に対するアレルギーの前歴
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……肝機能障害
(3)慎重に服用すべき場合……月経期間中/出血傾向ならびにその素因がある人/肝機能障害の前歴/白血球減少症の前歴/高血圧/他のチエノピリジン系薬剤(クロピドグレル硫酸塩)に対するアレルギーの前歴/手術を予定している人/高齢者
(4)定期検査……「警告」にあるように危険性の高い薬剤なので,服用開始後2カ月間は,原則として2週間に1回,血液,肝機能などの検査を受ける必要があります。
(5)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①倦怠感,食欲不振,紫斑などの出血症状,発熱,腎機能障害,意識障害などの精神症状などを伴う血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)。②無顆粒球症(初期症状:発熱,咽頭痛,倦怠感など)。③重い肝機能障害(初期症状:悪心・嘔吐,食欲不振,倦怠感,そう痒感,眼球黄染,皮膚の黄染,褐色尿など)。④再生不良性貧血を含む汎血球減少症,赤芽球癆(ろう),血小板減少症。⑤出血(脳出血,消化管出血)。⑥中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),紅皮症(剥脱(はくだつ)性皮膚炎),多型滲出性紅斑。⑦急性腎不全。⑧消化性潰瘍。⑨間質性肺炎。⑩発熱,関節痛,胸部痛,胸水貯留,抗核抗体陽性などを伴うSLE(全身性エリテマトーデス)様症状。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹,発熱,発赤,紅斑,むくみなど)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……鼻・皮下・歯肉出血,貧血,血尿/悪心,嘔吐,食欲不振,下痢,口内炎,腹痛,味覚障害/頭痛,めまい,疲れやすい,心悸亢進,全身倦怠感,眼底出血,結膜出血
(3)検査などでわかる副作用……白血球減少,好酸球増多/クレアチニン・BUN上昇/AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン・総コレステロール上昇/膵酵素上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で作用が強まる薬剤……バルビツール酸誘導体バルビツール酸誘導体,テオフィリンテオフィリン,チザニジン塩酸塩チザニジン塩酸塩
(2)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……シクロスポリンシクロスポリン
(3)本剤との併用で副作用が強まる薬剤……フェニトインフェニトイン(運動失調など)
(4)本剤との併用で出血傾向が強まる薬剤……抗凝血薬(ワルファリンカリウムワルファリンカリウムなど),血小板凝集抑制作用のある薬剤(アスピリン小用量アスピリン(血栓防止用)など),血栓溶解薬(ウロキナーゼ,アルテプラーゼなど)

マイトジン - PC

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