ミニリンメルトODの効能・用量・副作用など

ミニリンメルトODの特徴

デスモプレシン酢酸塩水和物は,脳の下垂体から分泌されて尿量を調節する抗利尿ホルモン(バソプレシン)の類似物質です。これまで外用薬デスモプレシン酢酸塩水和物として販売されていましたが,ミニリンメルトODは日本ではじめての内服薬(口腔内崩壊錠)で,ICCS(国際小児禁制学会)において夜尿症治療の第一選択薬に位置づけられています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 その他のホルモン剤・抗ホルモン剤 > 夜尿症治療薬 > デスモプレシン酢酸塩水和物
形状 錠剤 
同じ分類の薬 エナルモン   サムスカ   テルロン   ジェネリック薬: アップノールB   テルグリド  

ミニリンメルトOD メーカー別薬価など

会社 フェリング・ファーマ
協和発酵キリン
保険薬価 錠剤60μg 1錠 120.70円
錠剤120μg 1錠 202.70円
錠剤240μg 1錠 340.70円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
120
240
60


ミニリンメルトODの効能・効果

尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症,中枢性尿崩症

ミニリンメルトODの用法・用量

夜尿症:1日1回120~240μgを就寝前に服用。中枢性尿崩症:1回60~240μgを1日1~3回服用。

ミニリンメルトODの使用上の注意と副作用

警告

 本剤の服用によって,重い低ナトリウム血症(水中毒)によるけいれんがおこることがあるため,医師の指示を守って水分摂取の管理を行わなければなりません。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/低ナトリウム血症/習慣性または心因性多飲症/心不全の前歴またはその疑いがあり,利尿薬による治療を要する人/抗利尿ホルモン不適合分泌症候群/中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランスが50mL/分未満)
(2)慎重に服用すべき場合……高血圧を伴う循環器疾患,高度動脈硬化症,冠動脈血栓症,狭心症/下垂体前葉不全/軽度の腎機能障害(クレアチニンクリアランスが50~80mL/分)
(3)水中毒を予防……本剤の服用中に過度に飲水すると,脳浮腫,昏睡,けいれんなどを伴う重い水中毒がおこることがあります。以下のことを守って水分の管理を行い,水中毒を予防することが大切です。①服用の2~3時間前(夕食後)から翌朝までの飲水は極力避けること。過度に飲水してしまった場合は本剤を服用しないこと。②就眠前の排尿を徹底し,指示された服用量を厳守すること。③他院や他科を受診する際には,本剤を服用中である旨を担当医師に報告すること。④水中毒を示唆する症状(倦怠感,頭痛,悪心・嘔吐など)が現れた場合には直ちに服用を中断し,速やかに処方医に連絡します。
(4)6歳以上に使用……[夜尿症のみ]本剤は原則として6歳以上の患者に使用します。6歳未満に対しては使用経験がなく,安全性は確立されていません。
(5)定期的に休薬……[夜尿症のみ]本疾患は年齢とともに自然に軽快,治癒する傾向がみられます。定期的(3カ月前後)に治療を1~2週間中止して夜尿状況を観察するなどして,漫然と服用を継続しないようにします。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用中は授乳を中止することが望ましい。
・小児での安全性:6歳未満は未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①脳浮腫,昏睡,けいれんなどを伴う重い水中毒。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(全身のかゆみ,発疹,顔面浮腫,じん麻疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……浮腫/頭痛,強直性けいれん,眠け,めまい,不眠,情動障害,攻撃性,悪夢,異常行動/悪心・嘔吐,食欲不振,腹痛/顔面蒼白,のぼせ/発汗,全身倦怠感,発熱,口渇
(3)検査などでわかる副作用……低ナトリウム血症/肝機能異常

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で低ナトリウム血症性のけいれん発作をおこすことがある薬剤……三環系抗うつ薬三環系抗うつ薬(イミプラミン塩酸塩など),選択的セロトニン再取り込み阻害薬選択的セロトニン再取り込み阻害薬(フルボキサミンマレイン酸塩など),クロルプロマジン塩酸塩フェノチアジン系薬剤,カルバマゼピンカルバマゼピン,クロルプロパミド糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)など
(2)本剤との併用で水中毒をおこす可能性がある薬剤……非ステロイド性消炎鎮痛薬(インドメタシンインドール酢酸系NSAIDなど)
(3)併用すると本剤の血中濃度が増加し,水分貯留・低ナトリウム血症のリスクを高める可能性がある薬剤……ロペラミド塩酸塩ロペラミド

ミニリンメルトOD - PC

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