ミノマイシンの効能・用量・副作用など

ミノマイシンの特徴

クロラムフェニコールクロラムフェニコールとともに,一時は抗生物質の双璧としてしばしば使用されました。しかし,耐性菌が多くなったために,その王座をペニシリン系グラム陽性菌用ペニシリン広域感性ペニシリンやセフェム系抗生物質セフェム系抗生物質にあけ渡しました。

ミノマイシン錠50mg

ミノマイシン錠50mg

ミノマイシンカプセル50mg

ミノマイシンカプセル50mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 その他の広域感性抗生物質 > テトラサイクリン系抗生物質 > ミノサイクリン塩酸塩
形状 錠剤  カプセル剤  顆粒剤 
同じ分類の薬 アクロマイシンV   オラペネム小児用細粒   クロロマイセチン   ビブラマイシン   ホスホマイシンカルシウム  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

ミノマイシン メーカー別薬価など

会社 ファイザー
保険薬価 顆粒剤20mg 1g 19.60円
錠剤50mg 1錠 22.00円
錠剤100mg 1錠 50.10円
カプセル剤50mg 1カプセル 22.10円
カプセル剤100mg 1カプセル 46.90円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:

315 50mg
316 100mg
320 50mg
324 100mg
本体コード:
315
316
320
324


ミノマイシンの効能・効果

[ミノサイクリン塩酸塩の適応症]表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症/外傷・熱傷・手術創などの二次感染,乳腺炎,骨髄炎/咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎を含む),急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,慢性呼吸器病変の二次感染/膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),精巣上体炎(副睾丸炎),尿道炎/淋菌感染症,梅毒/腹膜炎,感染性腸炎/外陰炎,細菌性腟炎,子宮内感染/涙のう炎,麦粒腫/外耳炎,中耳炎,副鼻腔炎/化膿性唾液腺炎,歯周組織炎,歯冠周囲炎,上顎洞炎,顎炎,感染性口内炎/炭疽,つつが虫病,オウム病,猩紅熱(しょうこうねつ)
[有効菌種]ブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,炭疽菌,大腸菌,赤痢菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,緑膿菌,梅毒トレポネーマ,リケッチア属(オリエンチア・ツツガムシ),クラミジア属,肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)

ミノマイシンの用法・用量

初回100~200mg,以後12時間あるいは24時間ごとに100mg。小児の場合は1日2~4mg(顆粒0.1~0.2g)/kg(体重)を12時間あるいは24時間ごと。

ミノマイシンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*ミノサイクリン塩酸塩(ミノマイシン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……テトラサイクリン系薬剤に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/食道通過障害/経口摂取の不良な人,非経口栄養の人,全身状態の悪い人/高齢者
(3)尿の色など……服用によって,尿が黄褐~茶褐色,緑色,青色に変色したという報告が,また甲状腺が黒色になることがあります。心配はありませんが,処方医に伝えておいてください。
(4)小児……特に歯牙形成期にある8歳未満の小児が服用すると,歯牙の着色・エナメル質形成不全,一過性の骨発育不全をおこすことがあります。本剤は,他の薬剤が使用できないか無効の場合にのみ処方されます。
(5)定期検査……定期的に血液,腎機能の検査を受ける必要があります。
(6)服用法……本剤が食道に停留し,崩壊すると食道潰瘍をおこすおそれがあるので,多めの水(150mL以上)で服用してください。特に就寝直前の服用などには注意してください。
(7)菌交代症……服用によって,菌交代症にもとづく新しい感染症がおこることがあります。感染症の変化があったり,治療が長びくようなときは薬の変更が必要なこともあるので,処方医に病状をよく伝えることが大切です。
(8)危険作業は中止……本剤を服用すると,めまい感が現れるおそれがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(9)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック,アナフィラキシー(不快感,口内異常感,めまい,便意,耳鳴り,発汗,呼吸困難,全身潮紅,意識障害など)。②全身性紅斑性狼瘡(ろうそう)(SLE)様症状の悪化。③急性腎不全,間質性腎炎。④皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),多形紅斑,剥脱(はくだつ)性皮膚炎。⑤呼吸困難,間質性肺炎,PIE症候群。⑥けいれん,意識障害などの精神神経障害。⑦膵炎。⑧肝不全などの重い肝機能障害(特に服用開始後1週間以内は注意が必要です)。⑨汎血球減少,顆粒球減少,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少,貧血。⑩出血性腸炎,偽膜性大腸炎。⑪薬剤性過敏症症候群(初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現などを伴う)。⑫結節性多発動脈炎・顕微鏡的多発血管炎(発熱,倦怠感,体重減少,関節痛,網状皮斑,しびれ)。⑬自己免疫性肝炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,発熱,むくみ(四肢,顔面),じん麻疹,光線過敏症)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頭蓋内圧上昇に伴う症状(嘔吐,頭痛,複視,うっ血乳頭,大泉門膨隆(だいせんもんぼうりゅう)など)
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……色素沈着(皮膚・爪・粘膜),急性熱性好中球性皮膚症/めまい感,頭痛,しびれ感/黄疸/腹痛,悪心,嘔吐,食欲不振,胃腸障害,下痢,舌炎,便秘,口内炎,味覚異常,肛門周囲炎,歯牙着色/出血傾向,神経炎/倦怠感,関節痛,耳鳴り
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇/低プロトロンビン血症/BUN上昇/好酸球増多

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤と間隔をあけて服用すべき薬剤……カルシウムカルシウム製剤,マグネシウム制酸剤,アルミニウム制酸剤,鉄剤鉄補給剤,炭酸ランタン水和物高リン血症治療薬(1)→本剤の吸収が悪くなるので2~4時間の間隔をあけてください。
(2)本剤との併用で作用が強まる薬剤……ワルファリンカリウムワルファリンカリウム,メトトレキサートメトトレキサートメトトレキサート,スルフォニルウレア系糖尿病用薬糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)
(3)本剤との併用で効果が弱まることがある薬剤……経口避妊薬低用量ピル
(4)本剤はジゴキシンジギタリス製剤の作用を強めるので,ジゴキシンの中毒症状に注意が必要です。
(5)ポルフィマーナトリウムポルフィマーナトリウムで治療中の人は,本剤による光線過敏症をおこすおそれがあるので,直射日光,集中光などを避けてください。
(6)ビタミンA製剤ビタミンA(外用剤を除く),レチノイド製剤との併用で,頭蓋内圧上昇が現れることがあります。

ミノマイシン - PC

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