メサペインの効能・用量・副作用など

メサペインの特徴

本剤は,モルヒネ,オキシコドン,フェンタニルといった強オピオイド鎮痛薬で十分な効果が得られない場合,これらに変えて使用する薬です。既存のものよりも依存性が少なく,WHO(世界保健機関)は本剤をがんの疼痛に対する必須の鎮痛薬として推奨しています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 がんに使われるその他の薬剤 > がん疼痛治療薬(5) > メサドン塩酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アブストラル舌下錠   イメンドカプセル   イーフェン   ジェネリック薬: オキシコドン徐放カプセル   オキシコドン徐放錠  

メサペイン メーカー別薬価など

会社 テルモ
帝國製薬
保険薬価 錠剤5mg 1錠 183.40円
錠剤10mg 1錠 348.20円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
-5755
-5771
本体コード:
57 55:
57 71:


メサペインの効能・効果

他の強オピオイド鎮痛薬で治療困難な,中等度から高度の疼痛を伴う各種がんの鎮痛

「メサペイン」を含むQ&A

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メサペインの使用上の注意と副作用

警告

①本剤は,がん性疼痛の治療に精通し,本剤のリスクなどについて十分な知識をもつ医師のもとで服用しなければなりません。
②QT延長や心室頻拍,呼吸抑制などの重い副作用によって死亡した例が報告されています。特に本剤の服用開始時や増量時には副作用が現れやすいので十分に注意してください。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……重い呼吸抑制・慢性閉塞性肺疾患/気管支ぜんそくの発作中/麻痺性イレウス(腸閉塞)/急性アルコール中毒/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/出血性大腸炎
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……細菌性下痢
(3)慎重に服用すべき場合……心機能障害,低血圧/QT延長のある人/QT延長をおこしやすい人(QT延長の前歴,低カリウム血症,低マグネシウム血症,低カルシウム血症,心疾患(不整脈,虚血性心疾患など),QT延長をおこすことが知られている薬剤の使用中)/呼吸機能障害/肝機能障害/腎機能障害/脳の器質的障害/ショック状態/代謝性アシドーシス/てんかんなどのけいれん性疾患またはその前歴/甲状腺機能低下症(粘液水腫など),副腎皮質機能低下症(アジソン病など)/前立腺肥大による排尿障害,尿道狭窄,尿路手術術後の人/器質的幽門狭窄,重い炎症性腸疾患/最近消化管手術を受けた人/胆のう障害,胆石症/膵炎/薬物依存の前歴/衰弱している人/高齢者
(4)指示通りに服用……本剤は,自己判断で使用を中止したり,量を加減したりすると本来の効果が得られないことがあります。処方医の指示通りに服用してください。
(5)依存性……本剤の連用により薬物依存が生じることがあるので,処方医の指示を守って服用してください。
(6)強い眠け……本剤によって鎮痛効果が得られている人で,通常とは異なる強い眠けがある場合には過量服用の可能性があります。過量服用すると呼吸抑制,意識不明,けいれん,錯乱,血圧低下,重い脱力感,重いめまいなどがおこりやすくなるので,強い眠けを感じたら服用を中止して直ちに処方医に連絡してください。
(7)飲食物……セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は本剤の血中濃度を低下させて作用を弱めることがあるので,服用中は避けてください。
(8)適切な使用・管理・返却……①本剤を目的以外へ使用したり,他人へ譲渡したりしないでください。②本剤は子どもの手の届かないところに保管してください。③本剤が不要になった場合は病院・薬局へ返納してください。
(9)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまいなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(10)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック,アナフィラキシー(顔面蒼白,血圧低下,呼吸困難,頻脈,全身発赤,血管浮腫,じん麻疹など)。②連用による薬物依存。③呼吸抑制(息切れ,呼吸緩慢,不規則な呼吸,呼吸異常など),呼吸停止。④心室細動,心室頻拍,心不全,期外収縮,QT延長,心停止。⑤錯乱,せん妄。⑥肺水腫,無気肺,気管支けいれん,喉頭浮腫。⑦麻痺性イレウス(腸閉塞),中毒性巨大結腸。⑧肝機能障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ)
(2)おこることがある副作用……不整脈,二段脈,徐脈,頻脈,失神,心筋症,動悸/眠け,傾眠,ふるえ,不眠,めまい,ふらふら感,幻覚,健忘,失見当識,激越,不安,鎮静,気分不快,多幸感,感覚異常,けいれん発作,頭痛,発汗/悪心,嘔吐,便秘,下痢,腹痛,口渇,味覚異常,食欲不振,舌炎,胆管けいれん/排尿障害,尿閉/視覚障害(霧視,複視など)/血管拡張(顔面潮紅,熱感),潮紅,むくみ,呼吸困難,無力症,脱力,倦怠感,静脈炎,体重増加,無月経,性欲減退,性能力減退
(3)検査などでわかる副作用……T波逆転,血圧変動/血小板減少症/低カリウム血症,低マグネシウム血症

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると本剤の作用が強まることがある薬剤……選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (セルトラリン塩酸塩,フルボキサミンマレイン酸塩選択的セロトニン再取り込み阻害薬など),尿アルカリ化をおこす薬剤(炭酸水素ナトリウム制酸剤),抗真菌薬(ケトコナゾールイミダゾール誘導体,ボリコナゾール深在性真菌治療薬など),マクロライド系抗菌薬 (エリスロマイシンマクロライドなど)
(2)併用すると本剤の作用が弱まることがある薬剤……肝代謝酵素誘導作用のある薬剤(リファンピシンリファンピシン,フェニトインフェニトイン,フェノバルビタールバルビツール酸誘導体,カルバマゼピンカルバマゼピン),アバカビル硫酸塩,エファビレンツ,ネビラピン,リルピビリン塩酸塩エイズ治療薬(1),ネルフィナビルメシル酸塩,ロピナビル・リトナビル配合剤エイズ治療薬(2)
(3)併用すると本剤の鎮痛作用を弱めることがある薬剤……ブプレノルフィンブプレノルフィン塩酸塩,塩酸ペンタゾシンがん疼痛治療薬(6)
(4)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……ジドブジンエイズ治療薬(1)
(5)本剤との併用で作用が弱まることがある薬剤……ジダノシン,サニルブジンエイズ治療薬(1)
(6)併用すると不整脈を誘発するおそれがある薬剤……QT延長をおこすことが知られている薬剤(スニチニブリンゴ酸塩,ダサチニブ水和物イマチニブ抵抗性がん治療薬,マプロチリン塩酸塩四環系抗うつ薬など),抗不整脈薬(ジソピラミドピリジンメタノール系抗不整脈薬,プロカインアミド塩酸塩プロカインアミド塩酸塩,アミオダロン塩酸塩アミオダロン塩酸塩,ソタロール塩酸塩ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)など),抗精神病薬,低カリウム血症をおこす薬剤(利尿薬,副腎皮質ステロイド薬副腎皮質ステロイド薬など),三環系抗うつ薬(イミプラミン塩酸塩,アミトリプチリン塩酸塩三環系抗うつ薬など)
(7)併用すると呼吸抑制,低血圧,顕著な鎮静,昏睡がおこるおそれがある薬剤……三環系抗うつ薬(イミプラミン塩酸塩,アミトリプチリン塩酸塩三環系抗うつ薬),中枢神経抑制薬(ベンゾジアゼピン誘導体ベンゾジアゼピン系催眠薬ベンゾジアゼピン系安定薬,フェノチアジン誘導体フェノチアジン系薬剤,バルビツール酸誘導体バルビツール酸誘導体など),吸入麻酔薬,モノアミン酸化酵素阻害薬モノアミン酸化酵素の働き,オピオイド鎮痛薬
(8)併用すると重い便秘,尿貯留がおこるおそれがある薬剤……抗コリン作用を有する薬剤

メサペイン - PC

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