メタライトの効能・用量・副作用など

メタライトの特徴

ウイルソン病は,5万人に1人の割合で発生する稀な常染色体劣性遺伝の先天的な銅代謝異常症です。肝臓・大脳基底部・角膜・腎尿細管などの臓器に過剰の銅が沈着し,肝硬変,錐体外路(すいたいがいろ)症状(筋肉が勝手に動き出すなど)などを示します。本症は進行性で,放置すれば発病後数年で不幸な転帰をとります。
治療薬は,組織に過剰蓄積した銅に対するキレート剤がきわめて有効で,現在,第一選択薬としてペニシラミンペニシラミンが用いられており,早期に治療すれば全く健常の社会生活も可能となります。ここで紹介する塩酸トリエンチンは,ペニシラミンが副作用などで使えない場合に処方されます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 先天性代謝異常症の薬 > ウイルソン病治療薬(1) > 塩酸トリエンチン
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アルギU配合顆粒   エルカルチン   エルカルチンFF   エルカルチンFF内用液   オーファディン  

メタライト メーカー別薬価など

会社 ツムラ
保険薬価 カプセル剤250mg 1カプセル 288.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
-01
本体コード:
-01


メタライトの効能・効果

ウイルソン病(ペニシラミンに不耐性である場合)

メタライトの用法・用量

1日1,500mgを2~4回に分けて服用。1日1,000~2,500mgの範囲で増減。

メタライトの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)慎重に服用すべき場合……重度の合併症(心臓疾患,がん,腎疾患,糖尿病,血液障害,脳血管障害など)/薬物アレルギー
(2)服用法……①食前1時間または食後2時間以上の空腹時に服用し,他剤の服用あるいは食事の摂取から1時間以上の間隔をあけて服用してください。②カプセルをあけたり噛んだりせず,多めの水で服用してください。③カプセルの内容物に触ると,接触性皮膚炎がおこることがあるので,触れた部位は速やかに洗い流してください。
(3)定期検査……本剤を長期に服用するときには,3~12カ月ごとに血清中の遊離銅濃度ならびに尿中銅排泄量の検査を受ける必要があります。
(4)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①SLE(全身性エリテマトーデス)。②間質性肺炎などの肺病変。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……頭痛,ふるえ/吐きけ,胸やけ,胃部不快感
(3)検査などでわかる副作用……鉄欠乏性貧血,鉄芽球性貧血/白血球減少

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)経口鉄剤鉄補給剤を服用しているときは,2時間以上あけて服用してください。
(2)他剤や食物との間は,1時間以上はあけるようにしてください。

メタライト - PC

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