メマリーの効能・用量・副作用など

メマリーの特徴

本剤は,アセチルコリンエステラーゼ阻害薬認知症治療薬(1)(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬)とは異なる作用機序の薬剤です。そのため,併用して処方されることもあります。
脳の神経細胞の障害は,グルタミン酸の過剰とその毒性が関与しているという考えに基づいて開発されました。神経細胞にあるグルタミン酸受容体のNMDA受容体に結合し,カルシウムイオンが神経細胞に流入することを抑制して神経細胞を守り,認知症症状の進行を抑制します。
中等度・高度のアルツハイマー型認知症の標準治療薬の1つとして,世界70以上の国で使われています。効果があるのはアルツハイマー型の認知症で,脳血管障害による認知症には処方されません。

メマリー錠5mg

メマリー錠5mg

メマリー錠20mg

メマリー錠20mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 脳代謝賦活薬・認知症の薬 > 認知症治療薬(2) > メマンチン塩酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アリセプト   アリセプト内服ゼリー   アリセプトD   ガンマロン   サアミオン  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

メマリー メーカー別薬価など

会社 第一三共
保険薬価 錠剤5mg 1錠 137.70円
錠剤10mg 1錠 246.00円
錠剤20mg 1錠 439.70円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
MM 10
MM 20
MM 5
本体コード:
MM 10
MM 20
MM 5


メマリーの効能・効果

中等度および高度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
〈注意〉①アルツハイマー型認知症と診断された人にのみ使用します。②本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていません。③アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患に対して本剤の有効性は確認されていません。

メマリーの用法・用量

1日1回5mgから開始し,1週間に5mgずつ増量する。維持量は1日1回20mg。

メマリーの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……てんかんまたはけいれんの前歴/腎機能障害/高度の肝機能障害/尿のpH(ペーハー)を上昇させる因子を有する人
(3)過量服用……本剤は,医療従事者や家族などの管理のもとで服用する必要があります。過量に服用すると,不穏,幻視,けいれん,傾眠,昏迷,意識消失,昏睡,複視,激越などがおこることがあるので,指示量以上は絶対に服用しないでください。
(4)めまい……服用の初期にめまいがおこることがあるので,症状がみられたらすぐに処方医へ連絡してください。
(5)危険作業は中止……眠け,めまいなどが現れるおそれがあるので,服用中は高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①けいれん。②失神,意識消失。③精神症状(激越,幻覚,錯乱など)。④肝機能障害,黄疸。⑤横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,処方医に連絡する副作用……発疹
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……めまい,頭痛,傾眠,不眠,徘徊(はいかい),不穏,易怒性,不安,歩行障害,不随意運動(ふるえ,チック,ジスキネジーなど),活動性低下,鎮静/頻尿,尿失禁/便秘,食欲不振,吐きけ,嘔吐,下痢,便失禁/転倒,浮腫,体重減少,倦怠感,発熱
(3)検査などでわかる副作用……尿潜血,BUN上昇/肝機能異常/消化管潰瘍/血圧上昇,血圧低下,貧血,上室性期外収縮/血糖値上昇,CK上昇,コレステロール上昇,トリグリセリド上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)本剤との併用で作用が強まる薬剤……ドパミン作動薬(レボドパドパミン前駆物質(レボドパ)など)
(2)本剤との併用で血中濃度が低下する薬剤……ヒドロクロロチアジドチアジド系薬剤
(3)本剤との併用で血中濃度が上昇するおそれがある薬剤……腎尿細管分泌(カチオン輸送系)により排泄される薬剤(シメチジンヒスタミンH₂受容体拮抗薬),尿アルカリ化をおこす薬剤(アセタゾラミドアセタゾラミド)
(4)併用すると相互に作用が増強されるおそれがある薬剤……NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤(アマンタジン塩酸塩アマンタジン塩酸塩,デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物非麻薬系中枢性鎮咳薬)

メマリー - PC

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