ラステットSの効能・用量・副作用など

ラステットSの特徴

ポドフィロトキシンの誘導体で,イギリス,ドイツ,オランダなどでも発売されています。イギリスの医薬品集『マーティンデール』にも掲載されていますが,ラステットSの50mg1カプセルの日本での薬価は1,455.90円なのに対して,イギリスの『BNF』に示された価格は20カプセル約100ポンド(1カプセル約800円)以下です。
DNAトポイソメラーゼは,DNAの複製,転写,組み換えなどのあらゆるDNAの代謝に関わる重要な酵素です。エトポシドはトポイソメラーゼの働きを阻害することにより,がん細胞の代謝に拮抗します。イリノテカン注・ノギテカン注・エトポシド注・内服などは,トポイソメラーゼ阻害剤という分類をつくることもあります。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 植物・動物由来製剤 > エトポシド > エトポシド
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 ベプシド  

ラステットS メーカー別薬価など

会社 日本化薬
保険薬価 カプセル剤25mg 1カプセル 770.20円
カプセル剤50mg 1カプセル 1,455.90円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
25mg:NK 7014
50mg:NK 7015
本体コード:
NK 7014/25
NK 7015/50


ラステットSの効能・効果

肺小細胞がん/悪性リンパ腫/子宮頸がん/がん化学療法後に増悪した卵巣がん(白金製剤を含む化学療法施行後の人が対象)

ラステットSの使用上の注意と副作用

警告

 本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な経験を持つ医師のもとで,適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,医師よりその有効性・危険性の十分な説明を受け,患者本人(もしくは家族)が納得・同意できなければ治療に入っていくべきではありません。

基本的注意

*エトポシド(ラステットS)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……重い骨髄機能抑制のある人/本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……骨髄機能抑制/肝機能障害/腎機能障害/感染症の合併/水痘/本剤の長期服用中/小児,高齢者
(3)水痘……水痘(水ぼうそう)の人が服用すると,致命的な全身状態が現れることがあるので,状態に十分注意してください。
(4)感染症,出血傾向……服用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(5)頻回に検査……重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(6)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が服用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(7)二次発がん……他の抗がん薬との併用で,急性白血病(前白血病相を伴う場合もある),骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があります。
(8)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①骨髄機能抑制(貧血,出血傾向,白血球減少,血小板減少,汎血球減少など)。②間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹)
(2)おこることがある副作用……悪心・嘔吐,食欲不振,口内炎,下痢,腹痛,便秘/脱毛,紅斑,かゆみ,色素沈着/頭痛,しびれ,一過性皮質盲/不整脈,頻脈,倦怠感,発熱,顔面潮紅,むくみ,味覚異常
(3)検査などでわかる副作用……尿タンパク,BUN・クレアチニン上昇/心電図異常,血圧低下/AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン上昇/ナトリウム・クロール・カリウム・カルシウム異常/総タンパク減少

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まる薬剤・療法……他の抗がん薬/放射線照射

ラステットS - PC

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