リトドリンの効能・用量・副作用など

リトドリンの特徴

交感神経β₂(ベーターツー)受容体が刺激されると,気管支が拡張したり,子宮がゆるんだりします。リトドリン塩酸塩は特に後者の作用が強いので,切迫早産を防止するために用いられます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 その他の婦人科の薬 > リトドリン塩酸塩 > リトドリン塩酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アスゾール   ウテメリン   ジェネリック薬: ウテロン   オルル   ガンマオリザノール  

リトドリン メーカー別薬価など

会社 ポーラファルマ
保険薬価 錠剤5mg 1錠 15.50円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
KY・RI
本体コード:
KY 17


リトドリンの効能・効果

切迫早産,切迫流産

リトドリンの用法・用量

1回5mg(1錠)を1日3回。

リトドリンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*リトドリン塩酸塩(ウテメリン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……強度の子宮出血,子癇(しかん)(妊娠高血圧症候群によっておこるけいれん発作),前期破水のうち子宮内感染を合併している人,常位胎盤早期剥離の人,子宮内胎児死亡の人,妊娠の継続が危険と判断される人/重い甲状腺機能亢進症・高血圧症・心疾患・糖尿病・肺高血圧症/本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴/妊娠16周未満の妊婦
(2)慎重に服用すべき場合……甲状腺機能亢進症/高血圧症/心疾患/糖尿病,糖尿病の家族歴,高血糖あるいは肥満などの糖尿病の危険因子のある人/肺高血圧症/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/カリウム減少性利尿薬の服用中/筋緊張性(強直性)ジストロフィーなどの筋疾患またはその前歴
(3)胎児・新生児……服用によって胎児に頻脈や不整脈が,新生児に腸閉塞,頻脈,低血糖症がおこることがあります。状態に注意し,異常がみられたらすぐに処方医へ連絡してください。
(4)授乳回避……出産直前に本剤を服用した場合は,出産直後の授乳はしないでください。動物実験で,本剤成分の乳汁中への移行が報告されています。

副作用の注意
重大な副作用

①新生児腸閉塞。②血清カリウム値の低下。③横紋筋(おうもんきん)融解症。④汎血球減少。⑤高血糖,糖尿病性ケトアシドーシス。⑥[本剤の注射薬で]肺水腫,心不全,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少,ショック,不整脈,肝機能障害,黄疸,中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),胸水,母体の腸閉塞,胎児・新生児の心不全,新生児心室中隔壁の肥大,新生児低血糖。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……発疹,紅斑/動悸,頻脈,顔面潮紅/しびれ,ふるえ,ふらつき/吐きけ,腹痛
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇/不整脈(心室性期外収縮など)/血小板減少

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用により相互に作用が強まることがある薬剤……β-刺激剤
(2)本剤との併用により作用が弱まることがある薬剤……β-遮断薬