ルテジオン配合錠の効能・用量・副作用など

ルテジオン配合錠の特徴

日本では長年にわたり経口避妊薬が許可されていなかったため,月経困難症などの効能で承認された高中用量ピルで代用されてきました。ここでいう高用量・中用量・低用量は錠剤に含有される卵胞ホルモンの量により分けられ,50μgのものを中用量,それ以下のものを低用量,30μg以下の場合を超低用量といいます。
ピルの副作用の多くは卵胞ホルモンの量に関連するので,1999年以前の女性は後進的な厚生行政によりリスクを負わされていたわけです。治療を目的とした薬品でも,副作用の軽減はもちろん大切なことです。近年承認されたものは低用量(ルナベル配合錠LD),超低用量(ルナベル配合錠ULD,ヤーズ配合錠)となっています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 女性用ホルモン剤 > 卵胞・黄体ホルモン配合剤 > クロルマジノン酢酸エステル・メストラノール配合剤
形状 錠剤 
同じ分類の薬 エストリオール   エストリール   保険適応外: アンジュ21   アンジュ28   オーソ777-21  

ルテジオン配合錠 メーカー別薬価など

会社 あすか製薬
武田薬品工業
保険薬価 錠剤 1錠 28.30円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
TZ 119
本体コード:
TZ 119


ルテジオン配合錠の効能・効果

[ソフィアA配合錠の適応症]月経周期異常(稀発,頻発,不順),無月経,月経量異常,月経困難症,月経前緊張症,更年期障害,機能性不妊症,機能性子宮出血,月経周期変更
[ソフィアC配合錠の適応症]機能性子宮出血,無月経,月経量異常(過少月経,過多月経),月経周期異常(稀発月経,多発月経),月経困難症,卵巣機能不全による不妊症
[ルテジオン配合錠の適応症]機能性子宮出血,無月経,月経量異常(過少月経,過多月経),月経周期異常(稀発月経,多発月経),月経困難症,月経周期の変更,卵巣機能不全による不妊症
[プラノバール配合錠の適応症]機能性子宮出血,月経困難症,月経周期異常(稀発月経,頻発月経),過多月経,子宮内膜症,卵巣機能不全
[ルナベル配合錠LD・ULDの適応症]月経困難症
[ヤーズ配合錠の適応症]月経困難症

ルテジオン配合錠の用法・用量

機能性子宮出血,無月経の場合は,1日1~2錠を7~10日間連続服用。その他の場合は,処方医の指示通りに服用。

「ルテジオン配合錠」を含むQ&A

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ルテジオン配合錠の使用上の注意と副作用

警告

[ヤーズ配合錠]本剤の服用により血栓症が現れ,致死的な経過をたどることがあります。下肢の急激な疼痛・腫脹,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害などの症状が現れたら,直ちに服用を中止し,救急医療機関を受診してください。

基本的注意

*ノルゲストレル・エチニルエストラジオール配合剤(プラノバール配合錠)ほかの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……血栓性静脈炎・肺塞栓症またはその前歴/エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳がん,子宮内膜がん)およびその疑いのある人/重い肝機能障害/前回の妊娠中に黄疸または持続性の掻痒症(かゆみ)があった人/前回の妊娠中に悪化した耳硬化症があった人/妊娠ヘルペスの前歴/鎌状赤血球貧血/デュビン・ジョンソン症候群,ローター症候群/脂質代謝異常/診断の確定していない異常性器出血/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/子宮筋腫/乳がんの前歴/乳がん家族素因の強い人,乳房結節,乳腺症,乳房X線像に異常のある人/心疾患/腎疾患/てんかん/糖尿病/ポルフィリン症/テタニーのある人/高血圧/骨成長が終了していない可能性がある人,40歳以上の女性,授乳中の女性
(3)妊娠の確認……本剤の服用前には,医師による問診,内診,基礎体温の測定,免疫学的妊娠診断などにより,妊娠していないことを十分に確認してもらってください。
(4)婦人科検査……本剤を長期に服用する場合は,約6カ月ごとに婦人科検査を受ける必要があります。
(5)禁煙……外国で,喫煙が類薬(経口避妊薬)による心・血管系の重い副作用(血栓症など)の危険性を増大させ,また,この危険性は年齢・喫煙量(1日15本以上)により増大し,35歳以上の女性で特に著しいとの報告があります。本剤を服用する場合は,禁煙するようにしてください。
(6)乳がん・子宮頸がん……外国での疫学調査で,類薬(経口避妊薬)の服用によって乳がん・子宮頸がんになる可能性が高くなるとの報告があります。
(7)肝腫瘍……黄体・卵胞ホルモン配合剤の長期服用によって肝腫瘍が発生したとの報告があります。また,腫瘍の破裂により腹腔内出血をおこす可能性があります。
(8)コンタクトレンズ……本剤を服用していると,コンタクトレンズがうまく調節されないことがあります。本剤によるものか否か,処方医に相談してください。
(9)色素沈着……本剤を服用していると,皮膚に色素の沈着がおこることがあります。服用中は長時間,太陽光をあびないようにしてください。
(10)先天異常児……黄体ホルモン剤と先天異常児出産との因果関係は,いまだ確立されたものではありませんが,心臓・四肢などの先天異常児を出産した母親では,妊娠初期に黄体または黄体・卵胞ホルモン剤を服用していた群と対照群との間に有意差があったとの報告があります。
(11)血栓症……本剤の服用により血栓症が現れることがあります。下肢の急激な疼痛・腫脹,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害などの症状が現れたら,直ちに服用を中止し,救急医療機関を受診してください。
(12)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……本剤と併用すると,本剤の効果を弱めたり,不正性器出血の発現率を増大させるおそれがあります。服用中はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。

副作用の注意
重大な副作用

①血栓症(脳・心臓・肺・網膜・手足など)。
[ソフィアA・C配合錠,ルナベル配合錠LD・ULDのみ]②アナフィラキシー(呼吸困難,じん麻疹,血管浮腫,かゆみなど)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……肝機能の異常,黄疸/むくみ,体重増加
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……不正出血(破綻出血,点状出血),経血量の変化,帯下(おりもの)の増加/乳房緊満感,乳房痛/動悸,血圧上昇/悪心・嘔吐,食欲不振,胃痛,下痢,腹痛,便秘,口内炎,口渇/頭痛,眠け,倦怠感,めまい,神経過敏/にきび,色素沈着/熱感,腰痛,肩こり,冷感

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……リファンピシンリファンピシン,バルビツール酸系製剤バルビツール酸誘導体,ビダントイン系製剤フェニトイン,カルバマゼピンカルバマゼピン,グリセオフルビン,ボセンタン水和物肺動脈性肺高血圧症治療薬(1),モダフィニルナルコレプシーに用いる薬,トピラマートトピラマート,テトラサイクリン系抗生物質テトラサイクリン系抗生物質,ペニシリン系抗生物質広域感性ペニシリン,HIV感染症治療薬:HIVプロテアーゼ阻害薬エイズ治療薬(2),ネビラピンエイズ治療薬(1),テラプレビルC型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬)
(2)併用すると本剤の作用を強める薬剤……エトラビリンエイズ治療薬(1),フルコナゾール・ボリコナゾール深在性真菌治療薬,アセトアミノフェンアセトアミノフェン
(3)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……血糖降下薬:インスリン製剤糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤),スルフォニルウレア系製剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系),ビグアナイド系製剤糖尿病治療薬(ビグアナイド系)など/ラモトリギンラモトリギン,モルヒネがん疼痛治療薬(1),サリチル酸アスピリン,GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)誘導体(ブセレリン酢酸塩ブセレリン酢酸塩など)
(4)本剤との併用で作用が強まる薬剤……副腎皮質ホルモン副腎皮質ステロイド薬,三環系抗うつ薬三環系抗うつ薬,セレギリン塩酸塩セレギリン塩酸塩,シクロスポリンシクロスポリン,テオフィリンテオフィリン,チザニジン塩酸塩チザニジン塩酸塩,オメプラゾールプロトンポンプ阻害薬
(5)黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤との併用で月経異常が現れたとの報告がある薬剤……テルビナフィン塩酸塩テルビナフィン塩酸塩