注射用サイメリンの効能・用量・副作用など

注射用サイメリンの特徴

多発性骨髄腫や慢性骨髄性白血病,悪性リンパ腫などの多剤併用療法に用いられています。アルキル化剤の中でもニトロソ尿素系の薬は血液脳関門を通過しやすいため,脳腫瘍の治療にも用いられます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 アルキル化剤 > ラニムスチン > ラニムスチン
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アルケラン静注用   ザノサー点滴静注用   ダカルバジン注用   テモダール点滴静注用   トレアキシン点滴静注用  

注射用サイメリン メーカー別薬価など

会社 田辺三菱製薬
保険薬価 注射用剤50mg 1瓶 11,405.00円
注射用剤100mg 1瓶 22,905.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


注射用サイメリンの効能・効果

膠芽腫,骨髄腫,悪性リンパ腫,慢性骨髄性白血病,真性多血症,本態性血小板増多症

注射用サイメリンの使用上の注意と副作用

警告

 本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な経験をもつ医師のもとで,適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,医師よりその有効性・危険性の十分な説明を受け,患者本人(もしくは家族)が納得・同意できなければ治療に入っていくべきではありません。

基本的注意

(1)慎重に使用すべき場合……骨髄機能抑制/肝機能障害/腎機能障害/感染症の合併
(2)二次発がん……本剤の使用により,骨髄異形成症候群(MDS),急性白血病,骨髄線維症,慢性骨髄性白血病をおこすことがあります。
(3)感染症,出血傾向……使用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(4)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が使用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(5)頻回に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(6)その他……
・妊婦での安全性:原則として使用しない。
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①白血球減少,血小板減少,貧血,汎血球減少,出血傾向などの骨髄機能抑制がおこることがあります。②間質性肺炎がおこることがあります。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……食欲不振,悪心・嘔吐,下血,下痢/アレルギー症状(発疹)/色素沈着,毛のう炎/全身倦怠感,頭重,発熱,耳鳴り,めまい,手のしびれ,不快感
(2)検査などでわかる副作用……総ビリルビン・AST・ALT・AL-P上昇,血清総タンパク・A/G比減少/BUN・クレアチニン上昇,高尿酸血症,血尿

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まる薬剤・療法……他の抗がん薬/放射線照射