経口用トロンビンの効能・用量・副作用など

経口用トロンビンの特徴

トロンビンは,血液凝固に関係するフィブリン(線維素)塊を形成させます。また,血液凝固第13因子,第5因子,第8因子などを活性化して止血作用を示します。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 止血薬など > トロンビン > トロンビン
形状 細粒剤 
同じ分類の薬 アドナ   エクジェイド   オフタルムK配合錠   ジェネリック薬: オダノン   カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム  

経口用トロンビン メーカー別薬価など

会社 持田製薬
保険薬価 細粒剤5,000単位0.5g 1包 903.00円
細粒剤10,000単位1g 1包 1,279.40円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
MO 318
MO 319
会社 沢井製薬
保険薬価 細粒剤5,000単位0.5g 1包 418.10円
細粒剤10,000単位1g 1包 515.50円
細粒剤20,000単位2g 1包 785.70円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


経口用トロンビンの効能・効果

上部消化管出血

経口用トロンビンの用法・用量

処方医の指示通りに服用。

「経口用トロンビン」を含むQ&A

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経口用トロンビンの使用上の注意と副作用

警告

 本剤は血液を凝固させるので,血管内に注入してはいけません。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤または牛血液を原料とする製剤(フィブリノリジン,幼牛血液抽出物など)に対するアレルギーの前歴/凝血促進薬(ヘモコアグラーゼ)・抗プラスミン薬(トラネキサム酸)・アプロチニン製剤の使用中
(2)慎重に服用すべき場合……重い肝機能障害,播種性血管内凝固症候群(DIC)など網内系活性の低下が考えられる病態のある人
(3)服用法……本剤の至適pH(ペーハー)は約7で,酸により酵素活性を失うので,服用前に牛乳またはリン酸緩衝液など(アジ化ナトリウムなどの防腐剤を含む緩衝液を除く)で胃酸を中和させます。たとえば,まず牛乳を約50mL飲んで,5分後に1万~2万単位のトロンビンを約50mLの牛乳で溶かして服用します。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック(呼吸困難,チアノーゼ,血圧降下など)。②凝固異常,異常出血。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,発赤)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……腹部膨満感,下痢,吐きけ・嘔吐/発熱,頭痛

他の薬剤使用時の注意

ヘモコアグラーゼ(レプチラーゼ),トラネキサム酸トラネキサム酸,アプロチニン(トラジロール)→血栓形成傾向が現れるおそれがあります。