メブロンの効能・用量・副作用など

メブロンの基本情報

アスピリン(サリチル酸系),ピリン系薬剤,アントラニル酸誘導体,アリール酢酸誘導体,アリールプロピオン酸誘導体,インドール酢酸誘導体,オキシカム系NSAIDなどを「酸性抗炎症薬」と呼ぶのに対し,ここで取り扱う薬剤を「塩基性抗炎症薬」と呼びます。塩基性抗炎症薬は,酸性抗炎症薬より抗炎症作用が少し弱いのですが,副作用も軽いといわれています。ただし,日本以外ではほとんど使用されていません。
なお,製剤名中のエモルファゾンは酸性抗炎症薬,塩基性抗炎症薬のいずれにも属さず,主としてブラディキニンという炎症発現に関与するホルモンを抑制することで効果を発揮すると考えられています。学会では「非酸性鎮痛消炎薬」と名付けていますが,本書では便宜上,塩基性抗炎症薬として分類しました。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 解熱鎮痛薬>塩基性抗炎症剤>エピリゾール
形状 顆粒剤
製造販売会社 第一三共
保険薬価 顆粒剤30% 1g 27.30円
同じ分類の薬 先発薬: ペントイル  ソランタール    ジェネリック薬: セラピエース 

メブロンの効果・効能

腰痛症,頸肩腕症候群の消炎・鎮痛/手術後,外傷後の消炎・鎮痛
[エピリゾールのみの適応症]関節症,神経痛,子宮付属器炎,歯髄炎,関節リウマチの消炎・鎮痛
[エピリゾール,エモルファゾンのみの適応症]会陰裂傷の消炎・鎮痛
[エピリゾール,チアラミド塩酸塩のみの適応症]膀胱炎,智歯(親知らず)周囲炎の消炎・鎮痛/抜歯後の消炎・鎮痛/急性上気道炎の鎮痛
[エモルファゾンのみの適応症]肩関節周囲炎,変形性関節症の消炎・鎮痛
[チアラミド塩酸塩のみの適応症]骨盤内炎症,軟産道損傷,乳房うっ積,帯状疱疹,多形滲出性紅斑,副睾丸炎,前眼部炎症の消炎・鎮痛

メブロンの用法・用量

1日150~450mgを2~4回に分けて服用。急性上気道炎の場合は,1回50~150mgを原則1日2回まで,1日最大450mg。

メブロンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*チアラミド塩酸塩(ソランタール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……消化性潰瘍/重い血液異常・肝機能障害・腎機能障害/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/アスピリンぜんそく,またはその前歴
(2)慎重に服用すべき場合……けいれん発作・消化性潰瘍・アレルギーの前歴/血液異常・肝機能障害・腎機能障害またはその前歴/気管支ぜんそく/高齢者
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,じん麻疹,血管浮腫など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

メブロンに効果効能が似た薬

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