コルヒチンの効能・用量・副作用など

コルヒチンの基本情報

イヌサフランというユリ科の植物から得られるアルカロイド(塩基性植物成分)の一つで,その作用機序ははっきりとはわかっていません。痛風の急性発作を抑える特効薬です。
痛風発作時に,関節内に尿酸ナトリウム結晶が析出し,これによっておこる多核白血球の働きで炎症がおこりますが,コルヒチンはこの白血球の機能を抑制すると考えられています。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 リウマチ・痛風の薬>コルヒチン>コルヒチン
形状 錠剤
製造販売会社 高田
保険薬価 錠剤0.5mg 1錠 8.20円

コルヒチンの効果・効能

痛風発作の緩解・予防

コルヒチンの用法・用量

1日3~4mgを6~8回に分けて服用。発作予防の場合には1日0.5~1mg,発作予感時には1回0.5mg。

コルヒチンの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/肝臓・腎臓に障害のある人で,肝代謝酵素CYP3A4を強く阻害する薬剤またはPタンパクを阻害する薬剤を服用中の人/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,腎機能障害/衰弱の著しい人(特に腎疾患,胃腸疾患,心疾患)/高齢者
(3)大量(過量)服用・誤用……急性中毒症状として,服用後数時間以内に次のような症状がおこることがあります。用法・用量の指示を厳守し,少しでも異常を感じたら,すぐに処方医に連絡してください。なお,1日量については1.8mgまでにとどめることが望ましいとの注意が出されています。→悪心・嘔吐,腹部痛,激烈な下痢,咽頭部・胃・皮膚の灼熱感,血管障害,ショック,血尿,乏尿,著しい筋脱力,中枢神経系の上行性麻痺,意識混濁・妄覚・精神的興奮,けいれん,呼吸抑制による死亡。
(4)長期服用……本剤を長期に服用していると,脱毛,皮疹,血尿,乏尿などの症状が現れることがあります。異常がみられたら,すぐに処方医に連絡してください。
(5)定期検査……服用中に,血液・腎機能・肝機能障害,横紋筋融解症,ミオパチー,末梢神経障害などが現れることがあります。定期的に血液検査,生化学検査,尿検査などを受けて,これらの異常の有無をチェックします。
(6)男性……本剤を服用した父親の子供に,ダウン症候群などの先天異常児が出生する可能性があるとの報告があります。また,動物実験で精巣毒性(精上皮細胞の脱落など)を引き起こすことが報告されています。服用する場合は,処方医とよく相談してください。
(7)その他……
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)再生不良性貧血,白血球減少,血小板減少,顆粒球減少。(2)横紋筋(おうもんきん)融解症,ミオパチー(筋肉痛,脱力感など)。(3)末梢神経障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

コルヒチン - PC

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