シベンゾリンコハク酸塩の効能・用量・副作用など

シベンゾリンコハク酸塩の基本情報

フランスで開発された抗不整脈薬で頻脈性不整脈に効果を発揮します。日本以外ではフランス,ベルギー,ルクセンブルクで承認されていますが,日本より容量の大きい製剤(130mg)が用いられています。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 不整脈の薬>シベンゾリンコハク酸塩>シベンゾリンコハク酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 東和
保険薬価 錠剤50mg 1錠 21.80円
錠剤100mg 1錠 35.60円
同じ分類の薬 先発薬: シベノール    ジェネリック薬: シベンゾリンコハク酸塩 

シベンゾリンコハク酸塩の効果・効能

頻脈性不整脈で他の薬が使えないか,無効のとき

シベンゾリンコハク酸塩の用法・用量

1日300mgから開始,効果が不十分な場合は450mgまで増量(3回に分けて服用)。

シベンゾリンコハク酸塩の使用上の注意と副作用

基本的注意

*シベンゾリンコハク酸塩(シベノール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……高度の房室ブロック・洞房ブロック/うっ血性心不全/透析中/緑内障/尿貯留傾向のある人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/バルデナフィル塩酸塩水和物,モキシフロキサシン塩酸塩,トレミフェンクエン酸塩,フィンゴリモド塩酸塩の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)のある人/著しい洞性徐脈/刺激伝導障害(房室ブロック,洞房ブロック,脚ブロックなど)/重い肝機能障害/腎機能障害/糖尿病の治療中/血清カリウム低下の人/高齢者
(3)定期検査……服用中は,定期的に心電図,脈拍,血圧,心胸比の検査,また血液,肝機能・腎機能,血糖などの検査を受ける必要があります。特に,基礎心疾患(心筋梗塞,弁膜症,心筋症など)があって心不全をおこしやすい人,腎機能障害のある人,他の抗不整脈薬の併用者,高齢者は頻回に心電図の検査を受けることが必要です。
(4)心臓ペースメーカー使用中……本剤は,心臓ペーシングの閾値(いきち)を上昇させる場合があります。恒久的ペースメーカー使用中,あるいは一時的ペーシング中の人は適当な間隔でペーシング閾値を測定する必要があります。異常を感じたら,直ちに処方医へ連絡してください。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,めまい,ふらつき,低血糖などがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)心室頻拍(トルサード・ドゥ・ポアントを含む),心室細動,上室性不整脈。(2)心不全,心原性ショック。(3)低血糖(脱力・倦怠感,発汗,冷感,意識障害,錯乱など)。(4)循環不全による肝障害。(5)肝機能障害,黄疸。(6)顆粒球減少,白血球減少,貧血,血小板減少。(7)ショック,アナフィラキシー(胸苦しさ,冷や汗,呼吸困難,血圧低下,発疹,むくみなど)。(8)間質性肺炎(せき,息切れ,呼吸困難,発熱など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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